マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

イギリス、フランス、イタリアのバラ園&現代バラの名花 (0・ヘプバーンの庭園紀行から)

2017-03-31 19:32:04 | 今日のバラ
昼過ぎからの冷たい雨で3分咲きの桜も足踏みだが、
来週は晴れ;15℃から20℃予報で一気に開花がすすみそう。
 ここのところ勢い込んでいた庭仕事もストップ、こんな日は…
「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行 <バラとバラ園>編」をていねいに見返していった。

バラの名詩も素敵;
・ロバート・ブラウニング 
 ”いとしきバラよ 汝の清かなる歓喜
 ”そのガクを薄紅色に染め
 ”甘く香しい花蜜を その旨にたたえる

・E・B・ブラウニング
 ”誰が汝をバラと呼ぼうか?
 ”名前が一体なんだろう?
  バラの名前が変わろうとも 香りに違いは ないはず
 ”赤いバラは熱情を語り 白いバラは愛をささやく
 ”ああ 赤いバラは鷹 そして白いバラはハト
 ”私の愛は紅バラのよう 6月に新しく花開く
 ”私の愛は音楽のよう 甘い調べを奏でるから

・G・スタイン
 ”バラはバラで バラはバラだ

・T・S・エリオット
 ”心の中に足音が響く いまだ歩まざる道をすすみ
 ”閉ざされたドアを開け 足音はバラ園へ向かう

ヘプバーンはイギリス、フランス、イタリアのバラの名園を巡る。

 1. ライ・レ・ローズのバラ園(フランス・パリ南部)
  原種からH.Tまで年代別のセクション、ジョセフィーヌのバラのセクション
  

 2. モティスフォント修道院(イギリス・ハンプシャー州 モティスフォント)
  

  

 3. ジベルニーの庭【モネの庭】(フランス・ノルマンディー地方 ジベルニー)
  

 4. ラ・ピエトラ荘(イタリア・シエナ)
   古典的なものにやわらかさを加えて
   

 5. チルコム荘(イギリス・ドーセット)




 6. チェティナーレ荘(イタリア・シエナ)
   イザベラの庭の再生
  

  7. バガテル公園(フランス・パリ ブローニュの森)
  

  

☆最後に現代バラの歴史的名花6種を紹介している。
 とくにブルームーンにスーパースターは大好きなバラです。

<ティファニー Tiffany>
 四季咲き 強香  ハイブリッド ティー1954年 アメリカ
 華やかなサーモンピンク、弁底には黄色、アメリカらしいおおらかさと明るさ
 

<ガーデンパーティー Garden Party>
 四季咲き 微香ハイブリッド ティー 1959年 アメリカ
 クリーム白にピンクのボカシ。ティの香り、ロイヤルハイネスと共にコンテストでも活躍した名花。
歴史的名花「ピース」の直系、「シャーロット アームストロング」譲りの強健さもありがっしり育つ
 

<ブルームーン Blue Moon>
 四季咲き 強香 ハイブリッド ティー 1964年 ドイツ
 紫ばらの歴史的名花。ブルーローズ特有の爽やかな香り、巨大輪ながら花付きも良好、
紫ばらの弱点であった樹勢もこの品種によって改善され、強健な枝にはトゲも少なく非常に扱いやすい。
枝変わりのつる性品種も人気です。
原名は「マインツァー・ファストナハト」;ドイツで開催される伝統的なカーニバルで華やかな仮装行列が有名。
 

<スーパースター Super Star >別名トロピカーナ
HT 1960年 ドイツ Tantau 強香 四季咲き
大輪朱色系では初の品種 フルーツ系の甘い良い香り。


<ペールギュント Peer Gynt>
 ドイツ/Kordes/1968  四季咲き 微香
 花はカナリア黄、 弁端から薄く赤みが刷いたように出る。

<ジャスト・ジョイ Just Joey>
1972年 英/ ハイブリッド ティー / 四季咲き / 中香
レンガ色を含む独特のオレンジ色と波打つ花弁が魅力的。香りもよく皮質葉が美しい。半横張りの樹形。
 

~この「庭園紀行」はヘプバーンの遺作になったようです。






勢いづくバラ、レースフラワー、早春の花木、宿根草

2017-03-30 13:24:43 | マルガリータの庭・3月
バラの芽吹きを確認して追肥に活力剤の手順を経れば、あとは開花を待つだけ。
そんな3月はまた、落葉樹、常緑樹を植え替えたり、宿根草、バラのコンパニオン選びに神経をつかったり、
 ~ついには庭を模様替えしたくなる。
お手本はイギリスのミス・ガートルード・ジーキルだが、
ミス・ジーキルのような労力、財力がない’素人園芸家’は、
自然風に宿根、一年草混在の小ボーダーに、ブルー・白・薄黄色、銀灰色のハーブといったカラースキーム(色彩計画)で都会風な繊細さをめざすといったところか。

朝陽に勢いづくバラ、
<ダム・ド・シュノンソー>


<ラ・ローズ・ドゥ・モリナール>


<ギー・サヴォア>


<ツル・ウララ>


<バーガンジー・アイスバーグ>


<ハンデル>


<ポールズ・ヒマラヤン・ムスク>


<ロゼ・ピエール・ドゥ・ロンサール>


<ホワイト・ニュードーン>


<クィーン・エリザベス>


・オリーブの大木もそろそろお目覚め、


・円形花壇と中央奥は一季


・パーゴラにかかる原種バラ、アイスバーグ、フランソワ・ジュランビル


近所のフラワーセンターで4種類のレースフラワーの苗が目についた。
 レースのように繊細な印象の白い花は、他の植物の邪魔をせず、引き立てていく。
 マルガリータの庭の初期、10年前には東南角地に結構なボリュームで咲かせていたが、掘り返して植えかえしたりして残念なことをしたと思っている。








春を告げる花木の苗木もそろえて、
<ウコン桜>


<日向ミズキ>


花小金井で見つけた日向ミズキの大株


<斑入りれんぎょう>


<ちょうせんれんぎょう>


<コルヌス>


<ホウキハナモモ>


春植え球根も、








春先に出回る宿根草苗も鉢増しして準備中、
タナセタム ジャックポット

セントランサス スノークラウド

ペンステモン マージェリーフィッシュ

ポレモニウム アプリコット デライト

スカビオサ ボジョレーボンネット

シンバラリア アエクイトリロバ

春咲きオキザリス エンジェル オレンジ

セントーレアミジェット 青

ルドベキア ゴールドストルム

シレネ ガリカ

~あとは植える場所選び、
 庭は雑多ながら工事中のような活力あふれる雰囲気になってきた。






3月も29日 バラ庭も緑に、すべてが芽吹きのとき、

2017-03-29 18:19:05 | マルガリータの庭・3月
ポカポカ陽気の次の日は、北風に雨に雪と冬に逆戻りしたり、
行ったり来たりの日が続いているが、
芽吹きの美しい季節には間違いなく、どの花も清楚な新鮮さにあふれて、
 
 ~枝だけの殺風景なバラ庭があっというまに緑の葉におおわれ、




<ツル・アイスバーグ>もいよいよです、


<モッコウバラ>


ベランダの大苗も窮屈になってきた、




 ~クレマチスも数日のうちに5㎝~10㎝のびて支柱にとめ、


 ~アジサイの芽はひときわ大きい、


 ~ミモザはいよいよ黄色く、


 ~エニシダの黄色も新鮮、


 ~球根のスイセン、ヒヤシンス、ムスカリ


 

  
 

 ~今年もハナニラがいつのまにかあちこちに
 パンパスグラスのロック(石組)の間から、可愛い☆☆


 ~モクレン(マグノリア)もいつ咲きだしてもいいような、


 ~パンジー、ビオラ、ネモフィラは匂うがごとく、鉢からあふれんばかり、
 

  

 ~がんばるラナンキュラス、さし穂用ローズマリー
 

 ~グランドカバーの小さい花や芽だしは春を感じます☆








 ~裏庭で忘れられていたサンシュユさえ存在感をだして、
 
 
今朝はおだやかな朝陽に誘われて、長尺苗2本を鉢植えにしたり、
ウッドデッキの鉢バラのチェック、鉢花のアレンジ替え、etc..
<マダム・アルフレッドキャリエール><カザンリク>


手を付けだすといろいろやることが多すぎる。
やる気は満々なのに花粉で目は痒いし体は重くて、作業がなかなか進まなくて気ばかり急いてしまう。
 

「バチカンより日本へ 祈りのレクイエム日本公演2017」 オーチャードホール

2017-03-27 23:17:46 | 日本のオペラ・コンサート・演劇
東日本大震災復興支援チャリティーコンサート
第5回「バチカンより日本へ 祈りのレクイエム日本公演2017」
昨日に続いて連日のオーチャードホールだった。



 掛川、広島、札幌、仙台、石巻ときて、ここ東京、渋谷は最終夜、
イタリアオペラのアリア、モーツァルト・レクイエム全曲とバラエティにとんだ構成で楽しめた。
 とくに生で聴く「モーツァルト・レクイエムの全曲演奏」は迫力満点だった。


長丁場の疲れもみせず、ロッシーニ歌劇場管弦楽団 指揮ダニエール・アジマンはじめ、皆様にはお疲れ様でした。










ご招待いただいた席は中段通路前20列で、
並び中央には高松宮家、モンテリ-ズィ枢機卿がすわる良い席。
 ヴァイオリン、川井郁子が全身で弾く姿がよく見えた。


開演前に~
「ロビー・ラウンジ」の和洋折衷、無国籍料理は変わった印象だった。
おしゃれでボリュームもあり、マサラカレー、漬けドン風、グラタン、サラダ、みな美味しかった。


布施明 君に会いに行くよ♪ オーチャードホール

2017-03-26 23:25:55 | 日本のオペラ・コンサート・演劇


布施明のライブははじめて、
休憩なしの2時間をほとんど歌いっぱなしで、特に最初の1時間半はノンストップ。
新旧の持ち歌、カバー、洋楽まで幅広いレパートリー、
「シクラメン」「摩周湖」「カルチェラタン」「一人芝居」「マイウェイ」とさわりはしっかりと、

豊かな声量は衰えず、来年は古希とはとてもとても…
ただ、客席は確実に年を取っている。
9割がたは女性ファンだが、<歌謡曲>らしくラフな姿も目立った。
すっかりくつろいで、はねた後はホール直近の<鮨三昧>で熱かんと鮪でお腹も満たした。

歌詞と動画は⇒Uta.Net 布施明

'17 京の桜② ANAホテルの庭~二条城~平安神宮~南禅寺三門~ゆどうふ「順正」

2017-03-25 22:39:26 | 京都 大阪 神戸 奈良
翌25日、北風がおさまってお散歩日和になった。
「町や」からすぐの<ANAクラウンプラザ>で朝食ビュッフェに出かけたが、
外観からは想像できないような石組、滝、竹林に桜と紅梅のコラボがみられて感激した☆
 
 
  

<二条城>の早朝拝観、
 堀川越しに
 

 桜の名所も、もう少し;
 

 今は寒緋桜
 

 

 花より団子?
  

<平安神宮> おみくじは「大吉」


 左近の桜もまだ…
  
 
<南禅寺>三門


 上階から、急な階段は若いうちに~
桜が、おぼろにかすんで、

 





 
奥に向かって;<水路閣> 
突如あらわれた西欧!






門前の京会席の老舗;「順正」
 庭もすばらしい。かつて薬畑でもあった名残で、今でも薬草が生え、医塾の名残をとどめる。




 昼の懐石にしてすごいボリュームで、うかうかすると2時間以上はかかりそう。



鰆、伽羅ぶき、豆腐の二色田楽


名物;ゆどうふ、引き上げ湯葉

丹波味噌赤だし 
 

'17 京の桜① 嵐山~哲学の道~金閣寺~二条城前の町や~すっぽん「大市」

2017-03-24 22:16:56 | 京都 大阪 神戸 奈良
先週末の京都は、ここのところの冬逆行で、桜見物にはすこし早すぎたが、
大阪空港のレンタカーで嵐山がすこしほころんでいると聞き込んで、

ときどき陽はさすものの総じて寒い曇り空に北風も強い。
そんな日でも嵐山の昼下がりはあいかわらずの人、人、アジア系の観光客が目立つ。
<天龍寺前>




~阪急嵐山駅近くの旅館で、庭に咲く桜発見☆



 
次は市街を突っ切って東へ、穴場と聞いている真如堂裏手の遊歩道まで、
たしかに静かで、ひっそりと、桜も発見☆






「哲学の道」にでて、京に遊ぶ人たちはさすがおだやか、ほっとする瞬間。




鴨川を行ったり来たり、


北へ、修学旅行以来の金閣寺へ、
こここそ日本人を見つけるのがむづかしいくらい、外人ツァー客ばかり、


二条城前の今夜の宿、町やにチェックインして、




今回の旅の一大イベント、すっぽん料理の「大市」に出かけた。


 



  

うわさの雑炊、絶品だった。


帳場ですっぽんの生簀をのぞきたいと頼んだら、なんと一匹持ってきてくれた。
一匹で2人前だそう、
 

<大市>について;HP
 
・すっぽん料理「大市」は元禄年間(江戸中期)、初代 近江屋定八が創業いたしましてから、約330年もの間、すっぽん一筋に17代続いた老舗です。
現在の店舗も当時のまま営業しております。

・すっぽん料理の歴史と特長
すっぽんは古来より、滋養に富み、強壮に良いといわれており、日本では登呂遺跡からも、食物とされたすっぽんが出土しております。江戸時代「嬉遊笑覧」「寛永料理集」に 「真亀は吸い物に、泥亀(すっぽん)は云々」とあり、すっぽんは強壮に良く、諸病を除き、婦人の髪を長くすると信じられておりました。
 すっぽんは、良質のたんぱく質やアミノ酸が豊富で、動物でありながらアルカリ性食品であり、脂肪は植物と同じ不飽和脂肪酸です。他の動物や魚類にはみられない、すっぽんにだけ特有の脂肪なのです。
 それ故、医食同源の中国では、すっぽんを珍重し、宮廷で多く用いられ、その歴史は5000年にも及ぶといわれております。




青空に桜開花、南フェンスのツルバラ、うどんこ病予防、

2017-03-22 20:09:00 | マルガリータの庭・3月
一日中雨降りだった昨日から一転、今朝は青空、
こう天気が目まぐるしいと、庭仕事のエンジンもなかなか調子がでない。
そんなこんなで、久しぶりに庭の点検に時間をかけた。

<桜>がいつの間に開花していて、飛行機雲とのコラボ☆



毎春、感動して見とれるのに、その後はほったらかし。
今年こそきちんと手入れしてあげたい。

南フェンスのツルバラ3種が今年もお目見え開始、
育ちすぎで太い枝も思い切りカットしたので、風通しもよい感じ。





<原種つるばら ロサ・> <ツル・サマースノー> <アッシュウェンズデー>

ウッドデッキの軒下組、過保護?2鉢にうどん粉病の気配で、日照抜群の2階ベランダへ移した。
ベランダに避難している鉢もいまや30以上。
 

 

うどんこ病は朝晩の温度差が大きい時期に発生する。 
一番の予防は<日当たりと水やり>だという。
~40%乾燥が続いて水やりが追い付かない、弱い芽も気になる、
~ウッドデッキの他の鉢もお日様を求めて中央へ、水やり、芽掻き、

気になるといえば、地植えバラに10㎝に伸びたクレマチス、
古い草引きに雑草とり…
3月から戦闘開始とは、やはりここでもキーワードは「温暖化」だろう。











<キューバの映画>「ハバナ」 HAVANA '90米 R・レッドフォードがかっこいい

2017-03-22 18:49:28 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
映画:「ハバナ」 HAVANA 
 '90米 R・レッドフォード 監督:シドニー・ポラックSydney Pollack .
 

5月の連休にメキシコ、キューバに出かけるので、関連のテレビ、映画、本をみている。
舞台は1958年、クリスマスからバチスタが逃亡する31日前後の激動のハバナ、


 ギャンブラー、ジャック(ロバート・レッドフォード)と革命家アルトゥーロ(ラウル・ジュリア)の妻ボビー(レナ・オリン)のつかの間の恋のゲーム、
 ジャックはボビーに激しい愛情を持つが、いまだアルトゥーロを愛するボビーのために身を挺する、
『カサブランカ』のハバナ・バージョンのようだ。


ロバート・レッドフォードがこれほどかっこよかったとは、まるでワンマンショーのごとく、
「わたしを待っていた?」「生まれてからずっと」と思いきりかっこいい。
レッドフォードとはその手つき目付きがいやらしくならない稀有な俳優であろう

ハバナの景色もきれいで心地よく、一大娯楽作品でも通る、




バックボーンは1958年キューバ、バチスタ政権崩壊前夜。
体制側の金持ち相手のギャンブラーたちの視点も公平に描いて、
一大歴史転換時を、わかりやすく映してくれている。

最終場面、1963年フロリダ・キーウェストからハバナを回想するシーンも印象に残る。



≪MEMO≫ 
<Yahoo作品解説より>
 革命の嵐近づく1958年のハバナを舞台に異国の地での熱愛を主軸にした、カード・ゲームのプロとレジスタンスの女性との運命を描いたラブ・ストーリー。
 “90年代の「カサブランカ」”らしく、当時の風俗や歴史の再現など堂々たる造りで大作の雰囲気を持つ。

<キューバ、ハバナ、カストロ、チェ・ゲバラ関連>
テレビ;ディスカバリーチャンネル「カストロ:狙われすぎた男」'16.12.21 59分
DVD;・ハバナ         S・ポラック&R・レッドフォード
   ・モーターサイクル・ダイアリーズ  レッドフォード製作
   ・チェ 28歳の革命   S・ソダーバーグ
   ・チェ 39歳別れの手紙
   ・コマンダンテ      O.ストーン
   ・苺とチョコレート
   ・セブンデイズ・イン・ハバナ オムニバス
   ・ダンシング・ハバナ
   ・(ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
本; 『革命下のハバナ』 マリ・エレーヌ・カミュ 真木嘉徳訳 筑摩書房













春分の日、京成バラ園でバラ買い、オークション、ベニスモモ、ミモザ

2017-03-21 22:03:20 | マルガリータの庭・3月
春爛漫といった好天の春分の日、京成ばら園の春セールに行ってきた。
久しぶりに東西線、勝田台行きでのんびりと、一日がかりになった。

園は剪定作業中で閉鎖していて、バラは見られなかったが、


5万円以上で送料無料を目標に、あちこち物色、
香りのバラ、欲しかった長尺2本、大苗2鉢をしっかり見つけた。
 ◎ジュード・ジ・オブスキュア(大苗);2代目 1代目は現在、枯死寸前のようだ。
 ◎ガートルード・ジェーキル(大苗)
   なぜか今まで縁がなかった。京成バラ園のかつての大木は、あたりいちめんに香ったらしい。
 ◎カザンリク(長尺) 
   長尺でずらっとあるのを見たときは目を疑った。ブルガリア・バラの谷の名前。
 ◎マダム・アルフレッド・キャリエール(長尺);2代目
   このばらの楚々とした姿と香りは道路に面したフェンスに必需。



 
バラの土、箱買いした追肥、元肥、活力剤、殺菌スプレーで目標額はじゅうぶん超えたが、
ランチで飲んだ小ビールが後押しになったか…、
午後からの<オークション>で、大型の花木やアーチを次々に落とした結果、
  ☆<オークション>の戦利品☆
   ・ジャボチカバの大木;熱帯花木
   ・花木の苗5本セット
   ・小テラコッタ4コ組
   ・スタンド&バスケット2コ
   ・ローズ・アーチ ベンチ付き
   

~支払合計額は目標の2倍+α、ウゥ~ン、
それでも大満足の目に飛び込んできたのは、満開の<ベニスモモ>
 

 
  正式名はベニバスモモというスモモの仲間。花は薄いピンクで桜と同時期に咲くという。
  ~実際、今日(21日)昼間に東京の桜開花宣言を聞いたところだ。
  花ばかりでなくカラーリーフの葉も美しい、貴重な花材のひとつ。

マンサク、ミモザ、あちこちの黄色が目にしみて、春まっさかりです~
 
 
 



<八千代緑が丘>駅への帰り道、遊歩道からバラ園の育苗バックヤードが視られた。
広く開けた陽射し、風通し満点の場所で、ずらーっと壮観な眺めで、
電車ででかけた御利益でした。
 

 


<パリの映画> 『パリ17区』 KIND HEARTS AND PANDERING 1984 仏

2017-03-18 16:28:32 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー


『パリ17区』1984
監督 ポール・ヴェチアリ 
キャスト ヘレーヌ・スルジュール ニコラ・シルベール A・フェルジャック

カイエ派の現役監督ポール・ヴェキアリの、唯一日本でソフト化されている貴重な作品、
テレビシリーズ"Serie noire"の一作らしい。
 カイエ派 映画運動「ヌーヴェル・ヴァーグ」は「カイエ派」と「左岸派」に分かれ、 ゴダール、トリュフォー、ロメールなど「カイエ・デュ・シネマ」誌のもとに集う作家たちからなるのが「カイエ派」。 セーヌ河左岸のモンパルナス界隈(かいわい)で活躍した作家らが「左岸派」

 「パリ18区」「パリ20区」と続けてみてきて、ツタヤで目についてヒョイと借り出したものだ。
「17区」から、北東部地域の移民等"バンリューの問題"の作品かと思ったが外れで、
夜の娼婦とヒモと縄張り争いから、<愛と復讐>の話だった。
 話自体は日活や東映のやくざ映画と同じで、抗争に明け暮れる陰で泣く女、というありふれたものだが、
見どころは<フランスのファスビンダー>といわれているポール・ヴェチアリ監督の手腕だ。
 
 ファスビンダーが生み出した女性像はドイツ映画史のなかでも特異で、何度も見返した20年前が思い出された。
 ハンナ・シグラが演じた「マリア・ブラウン」、「リリー・マルレーン」、
 バルバラ・スコヴァが演じた「ローラ」

この「パリ17区」でのそんな女性はヘレーヌ・スルジュール演じる「ネラ」。
 

 

 

「ネラ」の魅力的がいつの間にか女優「ヘレーヌ・スルジュール」の魅力におもわれるようになり、
 疎外されたものたち個人の世界をえがいているのに、社会批判的なすがたが立ちあらわれる、
 カメラワーク、異常なアングル、荒っぽいつなぎのカット。
 

娼婦が立ちん坊をするAve.Hoche、オッシュ通り、凱旋門からモンソー公園にいきどまる広いメイン通りは何度も歩いて行き来したことがある。 ~今は昼も夜もそんな面影はさらさらないが。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー Wikipedia
ポール・ヴェキアリ ウィキペディア
フランス・ヌーヴェルバーク映画監督  ウィキペディア
「女たち 女たち」梅本洋一

≪MEMO≫
「パリ、18区 夜」J'ai pas sommeil  1994年 フランス
1987年に実際に起こった老女連続殺人事件を中心に、パリのなかでも人種と社会の坩堝である18区に生きる人々のそれぞれの孤独を描きだす群像劇。監督は「ベルリン・天使の詩」などヴィム・ヴェンダース監督の助監督を経て「ショコラ」で監督デビューを果たしたクレール・ドゥニ。
 ダイガ(カテリーナ・ゴルベヴァ)は叔母ミナを頼ってパリにやってきた。
彼女は故郷リトアニアで会った演出家の口約束を信じて、パリで女優になる気でいる。叔母と同じアパートに住む老女が殺されていた。独り暮らしの老女を狙った連続殺人犯の新たな犠牲者だ。
 ジャズ・バイオリニストのテオの部屋には弟のカミーユが泊まっている。テオは妻子とマルティニクに移住したいと思っており、反対する妻のモナは家出している。ゲイであるカミーユは衣装屋(ダニ)から服を調達し…

「パリ20区」
場所はパリ20区の中学校。パリの街はルーブル美術館のある1区から渦巻き状に区番号が振ってあって、20区が最後になる。つまり、パリのはずれということだが、その意味合いは、「ボンリュー(banlieue)」に近く、ボンリューというのは訳語は「郊外」だが、よく「ボンリュー問題」と言われるが、実際にはフランス旧植民地の移民が多く住む低所得世帯用公営住宅団地、つまり貧困地域の問題を指していることが多い。その意味で、パリ20区の意味合いは、パリであるとともにボンリューでもあるという含みがあり、そのことはこの映画のクラスの生徒を見れば、一目でわかる…


『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』 森美術館でアートの力を再認識した

2017-03-18 11:19:18 | 絵画、展覧会、記念館
  

今日のインド現代美術のもっとも洗練されたアーティストのひとり、N・S・ハルシャの初のミッド・キャリア・レトロスペクティブをみてきた。
 (*) ミッドキャリア・レトロスペクティブ:アーティストのキャリアの晩年や没後に開催されるイメージが強い「回顧展」に対して、一定のスタイルを確立した中堅アーティストの数十年間の仕事を網羅的に見せる展覧会。

足を踏み入れた瞬間から想像以上にユニークで新鮮な切り口の展示が続いた。
故郷の南インドに軸を置き、伝統美術、神話の世界から、視点は現代のグローバル経済への変化へ、
 さまざまな矛盾、不条理を一瞬のうちに感じさせるアートの力はすごい。
 さらに「インド」を超えて宇宙へ向かう思想には、ここでも「インドの奥深さ」に圧倒された。

1)くりかえし描かれる人々の日々の営み、
  <ここにきて演説をして>
  

2)古都マイスールから世界を考える「チャーミングな国家」シリーズ
  <彼らが私の空腹をどうにかしてくれるだろう>
  

3)193台のミシンに国際連合加盟国の旗
  <ネイションズ(国家)>
  

4)古代インドの『ラーマーヤナ』にも登場する猿の神様ハヌマーン、
  そのモデルとなった猿たちが天空を指さしている。
  <道を示してくれる人たちはいた、いまもいる、この先もいるだろう>
  

5)大きな一筆書きのよう、宇宙空間へ、
  自分もその一部に、
  <ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ>
  

≪MEMO≫
N・S・ハルシャは1969年、南インドの古都マイスールに生まれ、現在も同地に在住し活動しています。
 インドの現代アートは近年の急速な経済成長や都市化とともに、国際的な注目を浴びていますが、N・S・ハルシャもこの10年間、世界各地で開催される国際展に数多く参加し、作品を発表しています。
 その一方で、南インドの伝統文化や自然環境、日々の生活における人間と動植物との関係など、自らを取り巻く「生」と真摯に向き合いながら、独自の立ち位置を確立してきた作家でもあります。
 現実世界の不条理、具象と抽象、イメージの繰返しなど、彼の実践に一貫して見られる関心を掘り下げます。
 
古都マイスールについては;マイスール・ウィキペディア
 









<山の映画>「運命を分けたザイル2」THE BECKONING SILENCE で人生の節目を考えた

2017-03-16 10:13:38 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー

  「運命を分けたザイル2」'07 英

この映画の下敷きになっている「アイガー北壁」は1936年、ナチス政権の国家威信をかけて企てられた「アイガー北壁初登頂」で、
トニー・クルツの死闘を描いて傑作映画になった。


 
トニー・クルツ隊のメンバー、そしてアイガー・ヴァント駅の直ぐ上まで下りて来ていながら力尽きザイルにぶら下がり絶命したトニー・クルツの死

つぎに、前作:「運命のザイル」はアンデス山脈の未踏峰初登頂に挑戦し,クレヴァスから奇跡の生還を果たすジョー・シンプソンを描いたセミ・ドキュメンタリー映画で人気映画になり、
 

つづく本作「運命を分けたザイル2」でジョー・シンプソンが帰ってきた。
 ジョーにとって子供の頃から憧れの登山家トニー・クルツの最後の登山となった「アイガー北壁初登頂」の様子を再現していく。
 
 この映画は、<山岳映画>としては少し変わっていて、
 山で遭難して奇跡的に生還した男が、クルツの遭難ルートをたどりながら遭難と山を登る意義を考えていくというもの、
 クルツらがどこから上り始めどのルートをたどったか、60年前の登山家たちがどのように考え、どのように感じながら登ったのか、そこで何が起きたのか。

 そしてラスト、ジョーの告白で物語は一挙に締めくくられる。
(~検証し終えて突然に~)「もう私には不可能に挑戦し続けたいという若い頃の情熱がなくなってしまったかもしれない。自分だけは死なない,自分だけは絶対に大丈夫という若者特有の根拠のない自信が消え失せたからだ」
  生死をかけた<山>だからこそのわかりやすさだが、
 年齢の節目節目で、こう感じるポケットは何回かあった事を思い出させられた。
 そういう意味でもこの映画は印象的で、<名作>につらなる作品といえそうだ。


 アイガー北壁の凄絶な美しさ。
 1800メートル連続する岩の壁で,その一部はハーケンさえ打ち込めない一枚岩で、それをトラバースで乗り切ったとしても、もろい氷が張り付いた壁やオーバーハングの連続が続く。



 










ホワイトデーのバラ・アレンジ;ジュリアを中心に思いきり明るく

2017-03-15 15:07:25 | 今日のバラ
昨日はホワイトデー、ジャスミン様に届いたバラのアレンジは
大人の風格<ジュリア>を中心に、明るい色ばかりを拾って、



 ・バラ<ジュリア> Julia's Rose , Chocolate Rose ’76英
  
  非常に珍しいミルクコーヒーのような色彩と優雅な花型の人気種だが、
  樹勢が弱く枝数も増えにくいので上級者向け、
 マルガリータも大好きなバラで、ツルの2代目を大事に
  しています。
 
 ・ガーベラ
 ・ラナンキュラス
 ・奥に、チューリップ
 ・特大黄色と小輪ピンクのカーネーション
     
  
 ・スナップドラゴン Snapdragon(金魚草)
  
 
   原産地: 南ヨーロッパ、北アフリカの地中海沿岸
   キンギョソウの花言葉;「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」「推測ではやはりNO」
   花言葉の由来は口をぱくぱくさせて話しているような花姿から。
   西洋ではこの花が仮面に似ているともいわれ、そこから「推測ではやはりNO」の花言葉が。
   英名のスナップドラゴンは「かみつきドラゴン」という意味で、花の形がドラゴンの口に似ているから

オレンジ&イエローは本当に相性がいいです、
ポップに楽しく、窓辺もあかるく、
<名残りの雪>がぱらつくような陰鬱な日、沈みがちな気分もこれで一新☆