マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

やっと!秋空に舞うバラ

2010-09-26 20:26:07 | マルガリータの庭・9月
記録破りの殺人的猛暑でしたが~
9月最終の週末25,26日にいたり、一転して、16~20度の気持ち良い秋晴れに。

明日月曜はまた雨との予報に、今日日曜日は1188さんの運転&力仕事で(何処へも遊びに行かずに(笑))、
西落合ベランダ&練馬ウッドデッキの夏の後始末、大整理をしました。

酷暑を生き抜いた、今日のバラ5種です




<アメリカ> America    LCl(大輪ツルバラ) 1976年 W.A.Warriner アメリカ  強香 

   東南角地、絶好な立地! 今、まさに朝日をあびてキラキラと。
   
   あまり一般的ではないみたいですね。
   けっこう短命みたいなので、これは予備に去年植えたものです。 

       

<コスモス> Kosmos  アンティークタッチ 2006年 コルデス ドイツ 中香

  目立たない、奥ゆかしい花色! それなのに丈夫で黒点病もなし。
  コスモスとは、ドイツ語で「宇宙」の意味です。
   
  向こうに見えるビルは、中野サンプラザで、その右に富士山がクッキリと見えるはずが…


    

<クリーミーエデン> Creamy Eden   アンティークタッチ 2005年 メイアン フランス 

  ここにきて勢いが出てきて、この5種の中で一番の元気者です。
  気がついたら、つぼみもいっぱいです。

    

「ジャネット」  Janet   S(シュラブ)ER(イングリッシュローズ) 2003年 D.Austin イギリス  ティーの香り

   この花のためには、西落合に泊まりがけで、出かけなくては!


    

<ストロベリー ダイキリ> HT(ハイブリッドティー) 2008年 J&P アメリカ 中香

  いかにもアメリカ カリフォルニア生まれといった花色ですね。
  
   それにどうです、今日のこの真青な空は! ここは、カリフォルニア?  

  ストロベリーダイキリはカクテルの名前で、
  フロリダのキーウエスト、ヘミングウェイゆかりのレストランバーで、私が注文して飲んだのが昨日のことのように思い出されます。
    ヘミングウェイみたいなあごひげの陽気なおっさんがいっぱいいたのには、ビックリしました! 

再び…鬼平犯科帳へ

2010-09-24 12:27:56 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
先日の9月20日、敬老の日を『鬼平』一色に染め上げたチャンネルをご存じ?

北海道から帰った夜9時頃、テレビでヤッテル、やってる!
時代劇専門チャンネルが、「鬼平犯科帳」まつり と称し、16:9のハイビジョン・ニューマスター版。



まだまだ、再放送が続くので~
やっと暑さも遠のき,もう一度しっかりと見ようかと、気力まんまんだ。             <詳しい予定表&解説、配役等> 

『鬼平』の第1シリーズは平成元年スタートだが、マルガリータが心に沁みいるような気分で見出したのは、ここ3,4年。(テレビの放送は見ていたのだが、あまりピンとこないまま)
“心に沁み入るように…”の3つのキーワードは…(“歳をとったからだ!?

(Ⅰ) 池波正太郎…  「映画論」。
  10年ほど前、様々な映画評論本漂流後、池波正太郎「フランス映画旅行」新潮文庫にいきあたった。
  時代小説の名手で美食家で…の先入観が覆った。映画への愛!リズム感あふれる練達の文章!
  たて続けに、「池波正太郎の映画日記」「味と映画の歳時記」「梅安料理ごよみ」…と読み込み、
  
  本に出てきた映画のビデオを求めて、恵比寿のTUTAYAに走り、
  今とちがって、ビデオ全盛期、映画評論家でさえ昔のビデオ探しは恵比寿だった。国別、俳優別、etc
  ~真田太平記(一)~(十二巻完読   
  (2週間寝ても覚めても(笑)、友人の読書子H氏さえ「老後の楽しみにとっておく」と言う分量!)
  剣客商売、梅安…
  
(Ⅱ)ジプシーキングス… 六本木、ホテルハイアットの立食ディナー付きライブで。
  ジプシーキングスの名も知らず、ただ鬼平の主題曲ときいて、ディナー付もうれしくて(笑)
    (食事もハイアット、立食ではもったいない内容だった。)
  ジジプシーキングスの生の迫力とまわりの若い女性軍のノリは、まるで異次元
    インスピレーション、日本人の感性に訴えかけてくる不思議な曲! <インスピレーションの動画>          

 (Ⅲ)中村吉右衛門  … とパナソニック電工 汐留ミュージアムの講演会で。  
     運よく2回、 あの鬼平のスゴミは、あとかたもなく~
     自分は、、鼻が低い~と謙虚なお人柄。 控えるはズラリと着物姿のきれいどころ、
     初代中村吉右衛門の養子となったいきさつから、
     歌舞伎の俊寛、勧進帳、四国の歌舞伎小屋「金丸座」再興話<6月の金丸座見学の様子はこちら>
     
当時流行のいわゆる「謎解き」の捕り物帳とは違う池波ワールド
平蔵の鋭い勘ばたらきや、話の底にただよう情感、蠢く人間模様、 吉右衛門版鬼平は適役、はまり役で20年。
   6月に放映された最新作「高萩の捨五郎」の一こま。

      

十勝だより③ モール温泉&夜長月懐石

2010-09-21 20:50:44 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路


「地球からの贈り物、モール温泉」

<遥か太古より長い年月をかけて、紡ぎ出されるこのモール温泉は、
世界でも2カ所しかなく、北海道遺産にも選定された私たちの大切な財産です。>        (三余庵パンフより)

世界で、ドイツ南西部と十勝の二カ所にのみ湧くといわれる珍しいモール泉です。
名前の由来はドイツ語の亜炭・泥炭をMoor(モール)とよぶことから、きています。

太古の昔に植物が堆積した亜炭層を通り、花こう斑岩を通り~
茶褐色、PH8.2 ナトリウム塩化物、炭酸水素ナトリウムを含む単純泉 55.4度

部屋の秋田檜の湯は、貴重な完全なる源泉かけながし、
特に、朝一番にはいる湯は…なめらかな肌触り、極上の湯です。 心と体から、「本当の贅沢」を楽しむ一瞬


夜長月懐石 覚書
純粋で、天然で、北海道の地産地消で~                   <前回7月の三余庵記事はこちらです>
   
   食前酒  Q,VEE Brut Vino Spumante Rose  キュヴェ ほのかにバラの香り、イタリアのスパークリングワイン
      
   菊姫  大吟醸酒 日本酒の王様 幻の中の幻のお酒です。

先付の、<十勝産 チーズ豆富> <野付産 北海しまえび> につづき、

   

   前菜 <中札内産 若鳥> <厚岸産 焼北寄貝> <根室産 帆立> <美国産 生雲丹>

凌ぎ <十勝黒毛和牛ロース> 

   

   御椀  <中札内産 鶏ささみ>

   御造り <函館産 本鮪> <根室産 帆立> <厚岸産 真> <釧路産 ぶどう海老

  

   焼き物 <十勝産 黒毛和牛ヒレ> <オホーツク産 タラバ蟹>

   煮物  <幕別産 北あかり>

   
   
   酢の物  <根室産 ズワイ蟹>

   食事    桜海老の炊き込み御飯 
  

 三余庵で迎える朝  
       
(「十勝晴れ」といわれる青い空のもと、今回も乗りたかった1188さん、私がチョットで、次回はキットと

       
朝食は… 食べきれそうもないけど、食なければ(笑)

    小鉢  <十勝産 ほうれん草>  
    煮物  <ラワン蕗>   
    鍋物  <音更産 大袖振大豆使用 おぼろ豆富>
    猪口  <十勝産 大正金時煮豆>
    焼き物 <広尾産 一夜干なめた鰈(カレイ)>
    汁物  <厚岸産 あさり>
    御飯  <美唄市茶志内産 あおぼろづき おかゆ>

  フウッ! おなかイッパイになりましたでしょう(笑)  

富良野だより② 風のガーデン(花言葉集)

2010-09-20 14:56:51 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
9月18日の開花状況から、緒方拳さんに敬意を表し、

風のガーデン <貞三先生の花言葉> 覚え書きです。  (写真は「貞三先生の花言葉 365偏」 エフジー武蔵 より)


①  ②  ③  

   ① キミキフーガ(サラシナショーマ)           「うなだれバアさんのひらきなおり」

   ② アスター・エリコイデス‘ジョリージャンパー     「一日でクビになった派遣女子社員たち」

   ③ アスター・ノヴェイ アングリエイ‘セプテンバールビー‘   「うそつき女の真実」




   ④ ヘレニウム          「出面さんの昼休み」

   ⑤ チェローネ          「色気ありそでなさそうでウッフン

   ⑥ ススキ            「なつかしき秋のお化け」


⑦    ⑧   ⑨

   ⑦  ソリダコ               「2号でも3号でも10号でもかまいませぬ どうかおそばに置いてくださいませ」

   ⑧ クレマチス ジャックマニー     「霞が関キャリアウーマンの傲慢」

   ⑨ ポリゴナム・アンプレキシコール  「アノネ、残り物には福って、あれウソよ、そうそう、残り物はやっぱり残り物。」





   ⑩ ルドベキア‘チムチムニー‘       「目立ちたがり屋のスーザン」

   ⑪ ルドベキア・トリロバ          「目で殺せ」

   ⑫ サクシサ・プラテンシス        「弱虫はこっそりモーテルに集う」

富良野だより① 風のガーデン(写真集)

2010-09-20 13:39:46 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
新富良野プリンスホテルにチェックインして~

18日(土)の閉園近くと、翌19日(日)朝8時の開園時の2回、満喫しました。
いずれも人がいっぱいで、以下の写真は、粘って、あるいは人払い(笑)して、やっと撮ったものです




    

以上三枚はグリーンハウスを中心に、どこからでも絵になります。


    

エキナセア?二種。

       

自然な感じに水生植物が生えた池~ 裏手には蛍の墓と、ガブさんのキャンピングカーがちらりと見えます。

    

岳とガブさんの、ピアノ&チェロの演奏が聞こえてきそう

      

タデ科ポリゴナム(赤)とコスモスの佇まいが、秋の風情、味わいを。


       

「岳の苗床」では、富良野自然塾で実生から育てた木の苗を販売しています。

私も記念!に、“ハルニレ”と“ホオノキ”を買いました。

     

倉本聡さんがつれてきた羊~頭部と足が黒い、名前は? ドラマでは、蜂の巣箱が並んでいた場所?



ホテル中、風のガーデン一色です。

このようなポスターはいたるところにあり、ロビーの大型テレビは常に、ドラマ放映中です。
往復シャトルバスでは、平原綾香のノクターンが静かに流れ…

十勝だより② 北の寄せ植え

2010-09-19 22:13:09 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
いつも、すみずみまで心配りが行き届いて心地よい、三余庵、これ以上の宿は望むべくもない…

ここの寄せ植えたち、北の大地、冷涼で爽やかな空気の中、思う存分に存在を示して…

 多少は気温が下がったとはいえ、まだまだ蒸し暑い、新宿、練馬の庭に手をこまねいている身には別世界の趣で、
 植物たちも幸せ!と心底から思うばかり。

すべてのガーデナーあこがれの、大森農場のプロデュースで、冬季は農場にあずけられ、大切にケアされている宿根草~
今夏の高温と大雨にもがんばり通してきたのですね。

鉢と植物との絶妙なバランスのとりかた、日陰のための作り方(後半4鉢)、全体から感じるアカぬけた美しさ

    




    




    



    








十勝だより① 六花の森

2010-09-18 21:14:46 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
9月17日(金) 羽田発12:55 ~十勝帯広着14:30 JAL1155
羽田を飛び立った時は素晴らしい天気で、座席も1A!、今日は空中撮影バッチリのはずが…

      

新旧二つの管制塔(左)と かすかにとらえたスカイタワー(右)
5分もたたないうちに雲が出てきて、その後は厚い雲にゆれもきて、前線通過の模様です。
ところが帯広は(あとで聞いてわかったのですが)雨上がり1時間後で~
やけに街並みがきれいで、緑も鮮やかで

        
<北海道ガーデン街道>のうたい文句どおりの… 花色の鮮やかさは

まずは、見残していた 六花の森 目指し、南へすこし。
“豊かな自然環境との調和”
<雄大な日高山脈を背景に樹齢100年ともいわれるニレの木の住む雑木林と清流を湛える森>     (中札内村パンフより)

  

あのお菓子の六花亭が十勝・中札内村の工場に隣接して展開、

坂本直行氏の描いた野の花を森で育て、記念館も充実してます。 まずは、ハマナシの群落に圧倒されました。
ハマナシは、6~9月で、今は、最後の輝き。
   
  

ピンクがほとんどですが、チラホラと白花も。

  

(左) 受付・売店棟  入園料500円で、入園券代りの坂本氏絵ハガキに六花亭のお菓子2個に飲み物券~うれしい限り

(右二つ) 休憩棟   ドリンクバー形式で、コーヒーがすこぶる美味しい、マイナスイオンいっぱいの空気も影響している? 富貴草(ふっきそう)がみごと!

六花の森は、穴場かもしれない…
菓子メーカーの庭ということで、少し侮っていたかもしれません。

大満足で、近かったら毎日でも散歩コースでと思いました。

「十勝六花」

<熊本県に、肥後六花と呼ばれる6種類の花があり、江戸時代から大切に受け継がれてきた~
  私どもも、次世代へ残せるものを育てたい… その名は「十勝六花」>                (六花亭パンフより)

    

① はまなし                                 ② えぞりゅうきんか

              

③ おおばなのえんれいそう六花唯一の原生、群生地が輝く5月中旬~下旬がこの森が一番賑わうとき。 ④えぞりんどう

     

⑤ しらねあおい                               ⑥かたくり

    

   六花亭の紙袋です。千歳空港では、あちらもこちらもで大人気!





貴重な山野草…  黄色は、深山金梅

マルガリータ版「椅子がこわい」

2010-09-14 06:43:22 | 本 MEMO
先月20日に軽井沢でギクッときてから、だんだんと痛みがましてきていた腰痛ですが、
11日(土)はどうしようもなく悪い状態で、椅子に座ることはもちろん、立っても歩いても痛んでつらいし、メールの返事もおっくう。

翌朝は、水やりどころではなく、”藁をも~”で、百観音温泉の朝ぶろ(土日6:30~平日8:00~)直行してしまいました。


    
  
こちら<百観音温泉>の記事がとても詳しいです。 外観と隣接する百観音入口です。
内部の感じは、今時めずらしいくらい、あかぬけないですが、お湯の宣伝文句はだてじゃーないのです。

私も症状をかかえて入るのは初めて、念入りに、うたせ湯も2クール、サウナも4回、

上がった当座はまだすこし痛かったのが…
時間とともに、どんどん良くなり、夜の六本木会食では絶好調 奇跡がおきた感覚でした。

サウナで私以外の常連5,6人が、那須、芦野湯の話で盛り上がっていて、芦野湯には杖がたくさん~
…杖で来た人が帰りはいらなくなって置いていった?…

  こんなうそみたいな話でしたが、自分の劇的な回復から、後から思い出いだして、
  ”そういうこともあり得ない話ではないのだ”と考えたり。


 

ここからやっと本題「椅子がこわい」です(笑)

これは和製クリスティといわれる推理作家、夏樹静子さんの腰痛闘病記<夏樹静子 椅子がこわい>

夏樹静子さんは1993年から3年間腰痛で苦しみ、作家なのに椅子にすわると痛く、ついには椅子がこわくなる。
私もいすがつらくてパソコンもメールも打てずに、以前読んだこの本を思い出したのです。

ところが、皮肉にもその時私は”椅子”を追っかけ中でした。
以前のイギリス映画記事 カルト&ミステリー~ のインテリアの時代様式を確かめようと、上写真の2冊にあたっていたのですが…、

英国家具といえば”椅子”、クリスティのインテリアといえば”椅子”だったのです!
この二冊とも、表紙の絵は題名にかかわらず、椅子ですね!

以上、気がつけば、三題噺(さんだいばなし) です(笑)。

3つのお題は1) マルガリータの腰    
        2) クリスティのインテリア 
        3) 夏樹静子          

[マルガリータが腰痛で椅子に座れない椅子がこわい夏樹静子和製クリスティアガサ・クリスティクリスティのインテリアジョージアン様式の椅子マルガリータの追っかけ]

 

以下、「クリスティのインテリア…」から、主要な椅子の歴史をたどると…

    


        


        


        

アート&建築シーン in 六本木

2010-09-09 20:37:19 | 絵画、展覧会、記念館
   


   

                  <六本木ヒルズ森タワー スカイデッキ360度の眺め>

先日5日の日曜日の、ミエル様マルガリータ in 六本木 についてはこちらミエル様のブログから
前日夕方に決まった六本木でしたが、例によって盛りだくさんのおなかいっぱいの~(笑)


私は、ミエルブログが書き残した森美術館「ネイチャー・センス展
そこで見つけたパンフ「デイヴィット・アジャイ展」についてメモっておきます。

デザイン、建築の最先端ですが、へたな私のコメントより、直接それぞれにあたられたほうがよくわかりますし楽しいのでお勧めします。
さすが、アート系作家のホーム・ページです。   


以下、ネイチャー・センス展については、森美術館「こちらから」

             

              
  
                     




デイヴィッド・アジャイ展「David Adjaye OUTPUT] 「こちら」 「こちらも」   こちらは詳細な展覧会内容

      


   

カルト&ミステリー映画はお好き?

2010-09-04 18:08:04 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
 久しぶりにTSUTAYAでブラブラしました。
洋画準新作コーナーに、なぜかモノクロもの。よく見ると1964年イギリス、幻のミステリーとあります。
これは?いける? カンばたらきの一瞬でした。

だてに何百本の映画をみてきたのではないなどと、レアものにぶち当たった予感。
内心でガッツ・ポーズです。

「雨の午後の降霊祭




霊媒師の素質ある妻(キム・スタンレイ)が自分の才能はもっと世間に認められるはずといつも不満に思っていて…

金持ちの娘の偽装誘拐を、気弱で妻のいいなりの夫(リチャード・アッテンボロー)にもちかけます。
偽装誘拐してその事件を霊媒で解決すれば、名声とお金を手にいれられる…

一見カルトっぽいですが、妻の異常な心理状態の移り変わりと夫のためらいと恐怖感の描写が、超一級ミステリーの出来栄えです。
                                            (監督 ブライアン・フォーブス)
見ていて、胸がドキドキしてくる場面が何か所か、
別に怖い場面でもなく、音楽で恐怖を煽ることもしないでタンタンとしたカメラワークなのですが。

  
  自分の才能はもっと認められるべき、という妻の妄想は、現実離れした何とも言えない不気味な怖さがあります。
やっぱり、この人はおかしいと自然に思えてきます。

  誘拐実行役の夫も、妻を愛す気持ちと世間常識との板挟みの恐怖の表情は演技を引き込まれるものがあります


イギリス映画の良さは、こういう心理の葛藤を演じきる俳優が揃っていることです。

シェイクスピアの時代からの演劇の伝統で、映画俳優も舞台俳優もかねていて、

キム・スタンレイも舞台が本職で、いかにも玄人受けしそうで、

この暗く地味なトーンの映画で、万事派手好みのアメリカのアカデミー主演女優賞ノミネートというのですから驚きです。


イギリス映画ファンとしては各年代ごとに紹介してうんちくをかたむけたいところですが

21世紀初めのハリー・ポッターのヒットは…90年代の多くの佳作(フォー・エバー・ウエディングとか)がベースに…

という具合にさかのぼると、この50、60年代のフリーシネマ運動までいけるのでは。

ハリウッドとは一味もふた味も違うテイストのイギリス映画の伝統を知れば、現在のイギリス映画ブームもうなずけますよね。


  1960年代の作品のいくつかをあげると、
  
  (63)長距離ランナーの孤独  (トニー・リチャードソン)
  (62) アラビアのロレンス
  (63) トム・ジョーンズの華麗な冒険 
  (69) ケス             (ケン・ローチ)
  (62) 007/ドクター・ノオ 



「降霊」



 監督 黒沢清

黒沢清監督が、上記作品をリメイクしたのがこれです。

こちらは、オカルト色が前面にでて、妻(風吹ジュン)が感じる霊を工夫した映像表現で~

                    (霊の映像の評判は良いみたいですがこれは置いておいて~)

筋立てもだいぶかわってます。

誘拐ではなくて、ヒッチコック得意のまき込まれ型、
つまり、知らずに向こうからやってきた事件にまきこまれてしまいます。

「雨の~」との共通点としては、ここでも夫(役所広司)は、妻に主導権をにぎられていてのっぴきならないことに。

この妻も現状を受け入れられずに、自分の才能を世間に知らせたい…とおもっている。

皮肉なエンディングもソックリでした。


役所広司も演技上手で草薙くんもサービス出演で、昔の幻の映画を引っ張り出してきて…

それでも、ミステリーとして見るには、あまりにずさんです
(例えば、カラのトランクに子供といえども入ってその重さに気がつかないのはおかしい

やはりこちらは、カルト作品としての楽しみ方が適当なのでしょうし、監督のねらいもそちらだったのでしょう。



軽井沢はおいしい 

2010-09-01 11:27:49 | グルメ、酒
 先日、民主党代表選に仲介の労をとってはきたもののなかなか…の鳩山さんを評して,

伝書鳩」という表現を見て、アレレ!と思ってましたら、昨日の交渉決裂で~

 「ボクはなんだったんでしょう」とぼやき、、ある中堅議員は「宇宙語しか話せない伝書バトはダメだ」と。(今朝の読売一面)


実は我が家でも15年来、鳩山さんのことを「鳩ポッポ」と親しみをこめてよんできたのです。

発端は、軽井沢のレストランで偶然にも3回くらい居合わせてからです。

  3回とも大みそかの1日前か二日前の寒い夜でした。

  幸夫人と二人だけでスーッと入口のドアから私達のテーブルのわきを通り奥の部屋に一直線に。

  お顔をそむけるように、かしいで通るのでかえって目立ってしまう。1度などは私達と2組だけでしたので、いよいよ注目してしまいました。



9月に入っても猛暑記録を更新中~避暑地軽井沢に思いをはせて、我が家が15年来のひいきのお店3店です。

鳩山さんとご一緒になったお店は、ご想像のままに~




一店目
       

 焼き肉・しゃぶしゃぶ  ろぐ亭本店  中軽井沢

内容に比して安価、厳選されたボリュウムあるお肉、サラダバーもうれしい、ただし早めに行かないと待つこと必死!

まだ東京にもオシャレな焼き肉店は数えるしかなかったですし、

そういうお店は結構なお値段でしたし近くにないですから、「行くぞ!」と意気込んでいったものです(笑)


最初の驚きと感動!は大きかったです。まわりも、リゾート地のリラックスムードでいいかんじです。

プリンスアウトレット店もいつも待ち人がベンチに座ってます。

アウトレットに出店後、すいたように見えましたが、何かのまちがえだったみたいです。




二店目
         

  
  本格フレンチ ホテルマロウド軽井沢「ルミエール」  新軽井沢

東都自動車のホテルマロードですが、軽井沢と箱根はリゾートホテルタイプです。

緑が豊かで館内は静かでおちついて、大人の雰囲気。


ホテル1130ができる前はこちらが多かったです。(箱根のマロードのほうも頻繁に行ってました。)

オーナー肝いりのフランス料理はもちろんすばらしいですが、スタッフ全員が感じ良いです。


年末年始にかけて泊まると大もりの年越しそばのサービスに、

まだ小さかった子供たちには、一人、一人にお菓子のたくさん入った手提げ袋でした。

 中には、特大サイズのぺこちゃんぽこちゃんのミルキー詰め合わせが入ってたり


ここは、泊まらなくても、朝食、ランチ、ディナー、食べられます。




三店目
             <写真準備中です、どこにも広告なしです。>

     イタリアンレストラン スコルピオーネ    中軽井沢

初回は、軽井沢のセンセ~こと内田康夫のグルメ紹介本からさがしあててお店の前まで行ったのですが、

     (軽井沢も長野新幹線やアウトレットができてから様変わりしましたが…)

そのころはセレブ感あふれて、なんとなく一見様でも良いのかという雰囲気で

小学生以下お断り(これは今も)もあったりしたので、入らずに帰ってきてしまい、

次回は大人だけで、

三回目にして3女の年齢詐称して(笑)やっと家族全員がそろって食べられました。


このころになると顔も覚えられて、ディナーのフルコースなどはイタリアンというよりフレンチのこだわりですよ