マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

林芙美子記念館 再訪

2016-02-28 23:34:15 | 絵画、展覧会、記念館
先月(2月)のベトナム、屋久島、鹿児島行きから、「浮雲」再読、成瀬監督『浮雲』、『ナニカアル』(桐生夏生)、とあたり、

  

今日は林芙美子記念館訪問。

 

マルガリータの西落合」から中井の記念館までは10分弱の一本道、以前に見学したことがある。
西武新宿線の北側の高台、1000坪の豪邸、林芙美子の風評とはちがう趣味のよい数寄屋造りに、裏切られたような気分になったものだ。

20年ぶりの再訪となる今回も、あらためて豪邸ぶりに感心し、晩年の生活の場も興味深く拝見、庭の春の息吹に遊び、

  

  

ただ、創作関連の展示内容が、林芙美子の重層的な複雑さに、今一つせまり足りないようで、どうも釈然としない。
最大傑作の『浮雲』の説明がなさすぎるし、仏印(ベトナム)の紹介は皆無、
これは、もちろん、記念館の方針なのだろうが。

帰宅後に読みだした川本三郎:『林芙美子の昭和』は、昭和の精神史をバックボーンに「林芙美子」を説いていて
さすが、川本三郎~と、いちいち納得しながら、時を忘れて解読中。

 

 

 






春の雪~芽吹くバラ~球根花~

2016-02-25 21:14:41 | マルガリータの庭・2月
まさかと思った前夜の雪予報があたって、うっすら積もった白い雪に春眠を破られて
ウッドデッキの白い雪と、バラ・リモンチェッロの芽吹きの浅緑色の対照が鮮やかで、カメラに撮ろうとしているうちに雪が消えてしまった。

 

午後になって陽がさしてポカポカ、庭に出てみたら;クロッカスの黄色に白に
この季節、最もを感じるのは~ 球根の花たちだ。
昨秋は大量の球根を、庭に鉢にばらまく様に植えこんだから、いよいよの春本番は目をさらのようにして… 楽しみです。

 

 


かごしま近代文学館;林芙美子『浮雲』

2016-02-21 21:39:26 | 絵画、展覧会、記念館
かごしま近代文学館:企画展は「猫に恋した作家たち」
猫と有名作家のツーショット写真が、これでもかと登場、カメラ禁止の上に図録販売もなくては「もったいない」

    

  

≪常設展≫
『向田邦子の世界』はこの文学館の売りだが、

 

『(鹿児島)ゆかりの作家たちの情熱』では5人の作家の紹介
 海音寺潮五郎、林芙美子、椋鳩十、梅崎春生、島尾敏雄

 

ここで、林芙美子のコーナーが特に興味深かった。
『浮雲』の舞台 ~ベトナム~鹿児島~屋久島~、をはじめ、林芙美子の<旅のトランク>3つに思い出の品の数々が放り込まれている。
旅好きなマルガリータもうれしくなるような趣向だ。
ベトナム、鹿児島、屋久島は、たずねたばかり、土地勘を得るとまったくの初読み感覚になる。

 『生誕110年 林芙美子展』図録より

  

≪戦後小説の魅力≫より抜粋;
 芙美子は戦後社会に失望していたが、女性の生きていく力は信じていた。
 芙美子の戦後小説は~ その虚無と退廃は深い。その深さこそが魅力である。
   芸術を美しいものだけに限定せず、享受者の感性に広く深く刺激を与えるものと考えれば、芙美子の戦後小説が読者に与えた衝撃は大きい。

 
 ≪『浮雲』-幻想の<楽園>≫から抜粋;
  芙美子は「神は近くにありながら、その髪を手探りでいる、私自身の生きのもどかしさ」や「一切の幻滅の底に行きついてしまって、そこから、再び萌出るもの」を新たな戦後世界に示すべく、命を削って代表作『浮雲』を執筆したと言われる。

  屋久島での富岡との生活に仏印の再現を願っていたゆき子だったが、失意のうちに死んでいく。富岡はゆき子の死とともに、自分の生きる場所を喪失したことを知る。孤独な放浪を続ける「浮雲のような」富岡の姿には、苦難に満ちた戦後の社会を生きる人々の有り様が描き出されているのである
 

≪浮雲≫
  

≪南方だより≫ 陸軍報道部の「南方視察」の行程


<四館協働企画展>のこの図録は、「林芙美子」をあますところなく伝えている。




妙見石原荘の朝;湯浴み~朝食

2016-02-21 09:06:43 | 九州 沖縄 壱岐 
昨夜はバタバタと、大浴場のみだったから、
今朝は6時過ぎから貸切露天風呂「七実の湯」を予約して、
 

その先の混浴露天の「椋の木」ものぞいて、
 
 
玄関のネコ姫のお出迎えもうけて、
 

朝食・釜だきの伊佐米のつやと香りがすばらしい☆

  

   

 

食卓の廻りには、昔懐かしい;

  

≪MEMO≫ ≪妙見温泉≫



妙見石原荘のごちそう「如月のおもてなし」

2016-02-20 23:50:45 | グルメ、酒
聞きしに勝る、とはこういう食事だろうか。質、量、ともにすばらしかった。

 ;薩摩切子の花瓶を逆さまにして

 付だしに稲荷寿司!鹿児島風?

 土佐しらぎく 獺祭

まずは~立春大吉のテーマで鹿児島の祝い膳が並ぶ☆
椿に?百合根、のびる、白魚、赤貝、島らっきょう

 白みそ仕立て 帆立真丈

ここからのテーマは;春の息吹、旬のモノづくし☆
早掘り筍・ふきのとう天麩羅 大きいタケノコで食べきれず。
  ~この辺は日本一のタケノコの産地と聞いてやっと納得した!


  地鶏つくね鍋      (写真撮り忘れ)~ステーキ

  空豆と大豆の御飯

このあと、デザート2種はとてもお腹に入らず、部屋にお願いした。


 


鹿児島世界遺産;仙巌園・尚古集成館

2016-02-20 22:28:58 | 九州 沖縄 壱岐 
鹿児島空港から30分、2015年7月に世界遺産登録に登録されたばかりの
「明治日本の産業革命遺産」を見学した。
 午後2時は観光バスツァーのゴールデンタイムか、あとからあとから旗のあとをぞろぞろ、
 おかげで名ガイドたちの解説をききながら~ (大型バス9台も)

名勝 仙巌園;桜島を築山、錦江湾を池に見立てた広大な借景庭園、梅が見ごろだった。



 

 

 寒緋桜

反射炉跡

 

尚古集成館;島津斉彬によって造られた日本初の工場跡
               紡績、大砲鋳造、造船、輸出品開発(薩摩切子、薩摩焼)

 

 

 

 

屋久島 サンカラHOTEL&SPA・強風雨の朝 尾の間温泉 

2016-02-20 11:26:29 | 屋久島
今朝は、予報通りの雨と風の屋久島、
12時半の飛行機で鹿児島へ飛ぶ予定だが、
鹿児島から飛行機が飛びたつか、飛んできてもこちらに下りられるかどうか、
というのは、屋久島空港には駐機がなく、鹿児島や大阪からの飛行機に乗るのだという。
それに、この空港には管制塔がないので、パイロットの腕次第、3回降りられなかったら引き返すという。

すでにフェリー、高速船は運休していて、これで飛行機が来なかったら連泊するしかない。
ホテルスタッフもネット情報にくぎづけ、「どうなるか全く予想できない」らしい。







朝食前に、尾の間温泉へ;200円の町営温泉は熱めの名湯だ。

  

朝食;
たんかんジュース、

  

   


≪MEMO≫尾の間温泉に貼ってあった、あさって日曜日の屋久島サイクリングポスター
   ほとんどの出場者が島外かららしいから、彼らも来られなかったら大変だ。

 

屋久島;サンカラ・フレンチ 「極上の喜び」

2016-02-19 23:50:29 | 屋久島
今宵のサンカラ・フレンチは;
 極上の喜び Les Plaisirs de la table
 


 ソービニヨン・ブラン

 一湊(いっそう)沖・キビナゴのグリル

 縞アジと浜大根

 実エンドウのポタージュ

こだわりの水  

  安房沖・チレダイ 小長井・牡蠣

出水・無双網の真鴨のロースト

鬼灯トマト

金柑のヴァシュラン


屋久島 サンカラHOTEL&SPA ボディ&フェイシャル

2016-02-19 23:48:17 | 屋久島
屋久島 サンカラHOTEL&SPAの Sankara Sana の初体験;

  

担当のアドさんは3年NYのキャッスルホテル(サンカラチェーン)にいて、この1月にこちらに来たばかり、ということは~
マルガリータが去年、キャッスルホテルに泊まった時にニアミスしていたのだ!
              マルガリータのつぶやき'15'11'29   マルガリータのつぶやき'15'11'30

最初から最後まで、聖なる屋久島づくし
屋久島の雨と水のエッセンス SUI 水
屋久島の太陽と陽のエッセンスYOU 陽
屋久島の森林と山のエッセンスRIN 林

;BODY Session “SANA-being"
アロマオイルで リラックス~エナジャイジング~デトックス

;Facial Session 
 クレンジング~マリンウェーブ
 フランス・ブルターニュ発のナチュラル高機能スキンケアブランド=algologie

屋久島 サンカラHOTEL&SPA再訪

2016-02-19 22:32:37 | 九州 沖縄 壱岐 
屋久島へ、
鹿児島空港から、
桜島

 

 

開聞岳

 

屋久島;どんより曇って天候はいまいちだが、あいかわらず緑が目にしみる恵みの島だ。





ラグジュアリー・リゾートサンカラHOTEL&SPA一昨年2014年11月から1年3か月ぶりの再訪、

 

とにかくゆったり、のんびりしようとDVD4個も持参、
着いたらビックリ、宿泊客は我々一組だけ、当然、レストランも貸切、
  (前回も貸切だったが大川シェフはドイツに移籍、入れ替わりだったようだ)
  (~明日はサイクリングイベントで満室、しかたなく今日にした、リゾートホテルの経営もたいへんそう~)
スパトリートメントも食事前にOK、ベトナム疲れの体も癒され、リラックス☆☆☆ 

 

 

 ≪ジュニアスィート≫
 

島はたんかんの実りの時期;
 特に今年は奄美大島が病害で全滅、屋久島のたんかんに引きが来ているという。

 

 
≪タンカンは南国のみかん、亜熱帯性の柑橘類
   タンカンはポンカンとネーブルオレンジの自然交配種とされるタンゴールの一種。中国の広東省が原産地とされ、亜熱帯性に適した柑橘類、
  日本には1900年前後に南西諸島に台湾から移植されたのを機に栽培が始まったとされ、それ以来、南国のみかんとして親しまれるようになった≫

島バナナ


れんげも見ごろ;

 

 

マルガリータのつぶやき;サンカラ’14’12’13

テトのベトナム;空港へ~モザイク壁画・バイク事情

2016-02-14 23:50:52 | ベトナム
ベトナム最終日、テトも今日の日曜日でひと段落だろう。
ハノイ空港まで、タクシーで40分くらい。
相変わらず、バイクと並走、
 
 

 

つぎは、ギネスブックに登録された世界最大の陶器モザイク壁画と延々4キロメートル並走、

 

 

 

ベトナムと日本ODAの合作道路:もうすぐ空港到着☆



◎バイクの80パーセントはホンダ
 バイクはステータス、ナンパの道具、
 バイクは「お茶の間」、両親&子供2人、
 バイクはどこへも行かない、大半はただ意味なく街を流しているだけ?
 

テトのベトナム;ハノイ・国立歴史博物館 旧革命博物館

2016-02-14 22:48:30 | ベトナム
国立歴史博物館

ホーチミンの歴史博物館と重複した「元寇」など、カメラOKだったのでこちらで載せておきます。

1932年、ベトナム伝統建築様式とヨーロッパ建築様式を融合した「インドシナ様式」




<エントランスホールの八角形>




 

隣りの旧革命博物館
:2000年来のベトナム人民の抵抗と独立への苦難の歴史:

  

  

 

 ・ディエンビエンフーの戦い

テトのベトナム;ハノイの朝 ホエンキエム湖一周

2016-02-14 11:27:11 | ベトナム
帰国日の日曜日、朝7時から1時間あまり、ヒルトン~ホエンキエム湖を一回りした。



太極拳、社交ダンス、バトミントンの羽蹴り、ウォーキングの人、







湖上に浮かぶ玉山祠(ぎょくさんじ)に入ってみた。

 

 

入口門柱 赤い橋 大亀のはく製、熱心に拝む姿、











噴水のロータリーはフランス式

 

カフェ  

昨夜もにぎわっていたレストラン

 

少し入って、ハノイ教会は礼拝中、

 

  

道端で朝食中;