武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

待望の春、爛漫。(作品紹介)

2010-05-05 22:27:46 | Weblog

春、爛漫。
やっと春らしい日がやってきた。
この絵は、ヒロクニさんが何気なくマジックでしていたいたずら描きの絵。
庭も春めいてきていて、暖かい雲気が漂っている。黄色いマフラーをした蜂がブンブンうなっている。地面には、蟻や虫達が動きまわり大忙しだ。風は生暖かく、植物も繁茂し、草木の放つ匂いも鼻につく。若葉が茂り、マユミの木には毛虫が忙しそうに葉を食べている。我が家の猫のジルも虫と戯れている。短い手を穴の中に突っ込みながら、楽しそうだ。初めての春を楽しむジルくんを見ていると微笑ましい。
風が吹く。風は素敵だ。地上にいる喜びを与えてくれる。風が吹かなかったら、人類は寂しいのではないだろうか?今日は、春のやさしい風が吹くと、ハッと生きている瞬間に立ち止まらせてくれる。


5月はじめに出来上がった絵。
シンプルな作品。良くわからないが、メモに近い作品です。
作品と絵について一度、改めて質問してみたいと思いました。

最近の会話。
ヒロクニ「今日は、晩ご飯何にするの?」わたし「炊き込みご飯」。
ヒロクニ「洗濯しといてね」わたし「かごに入れといて」。
わたし「今日何食べたい?」ヒロクニ「考えつかないから、買ってに決めて」。
ヒロクニ「明日は、何のゴミ?」わたし「その他不燃」。わたし「そのゴミはプラに捨てて」ヒロクニ「チッ」。わたし内心(何回言ったら覚えるんだろうか?)
わたし「今日は自由に過ごしたい」ヒロクニ「自由に?そうだ人は何でも勝手にすればいいんだ」「好きにすればいい!!」(茶碗を洗う音が大きくなる)。
わたし「今日は、気持ちがいい日だからごろごろして過ごすわ」ヒロクニ「好きにすればいい!!」「そうさ、好きにすればいい」。

好きにしたら、いけないムードが漂ってきくるから「わたしはね、いつもヒロクニセンセイに凄くアワセテイルノ!我慢してアワセテイル!アワセスギテ息苦しいのよ!!」と言った。そう言うと、眉間に皺を寄せ無言。
正直に「自由にしたらいかん!!」と言われた方が楽だ。

「ジルは、変な顔してる猫だけど、お人よし猫で周りの猫達はみんな友達精神で接しているようだけど、周りの猫達はジルの羽交い絞めに遭うと本気で唸って怒ってるけど、ジルは悪気がないみたい」と話すと「愉快な奴だよ」とヒロクニさんは言う。何度も「嫌がっているのがジルには解らないみたい」と言っても「いい猫だ」と言う。ジルとヒロクニさんを重ねて言ってるのに全く気が付かない。こういう性格って幸せですね。ジルくんは、帰ってくるとバタッと横になり幸せな顔で寝てます。






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久しぶりの名画・カサブランカ(ボギーについて語る恋愛講座)

2010-05-03 13:14:03 | Weblog

ヒロクニさんのリクエストにより、名画「カサブランカ」を見た。

わたしも前に見た記憶はあるが、すっかり忘れていて、ハンフリー・ボガードが飛行場で立っている姿しか覚えていない。
久しぶりに見るハンフリー・ボガードは、ひたすらカッコ良く、男の中の男なのである。あまり美男子でもないハンフリー・ボガードの魅力はどこから来るのか?ハードボイルドは、ボガードの為にあるのではないかしら?ぶっきらぼうな少し甲高い低い声も魅力だ。
この物語は、第二次世界大戦の中、厳しい情勢の中バーを経営しているボガードとナチスから逃れる正義の思想犯のいい男2人が、同じ女性を愛しており、カサブランカの地で巡り合う。その女性を巡って2人の男が、各々愛を貫くのである。イングリット・バーグマンも美しいが、2人の男は、お互いの男気を探りあいながら、各々女性の為を1番大切に考えて、女性を譲り合うのである。ラストの辛い別れ。その辛さは「バーボンで洗い流すさ」なのである。ヒロクニさんは、ひたすらハンフリー・ボガードのスーツ姿と物腰に感心し「いいよね」と感心し続けるけ、わたしは、バーボンをクイッと飲む姿にうっとりしていた。是非、慰めてあげたいものだと思うが、ボギーは「女はいらない」と拒否される端役の女優になりそうなので、ここはグッと我慢の子で見ているだけ。

映画が終わると、わたしは聞いた。「ヒロクニさん、ボガードのようなこと出来る?」「あなたもボガードする?」と。即座に帰ってきた返事は、「絶対できない」「したくない」と言う。恋は突撃のヒロクニさんは、動物的弱肉強食的な本能に従うように、ハンター派である。
字幕で出てきた「君の瞳に乾杯」というセリフや「俺たちにはいつでも思い出のパリがある」「この瞬間を永遠に」とボガードが言うと凄く素敵だ。大人の魅力が備わっている人しか言ってはいけないセリフなのだ。映画の中でこそ生きるセリフだ。現実にこんなセリフは、言ってはいけません。まれにいるのですよ、「夜景が綺麗だね」とか言って囁き自分でうっとりしている奴。「それが、なになのよ。つまらん話ばかりして。早く帰りたい!!」と言ったことがある。話のつまらない人に限って、気持ち悪いセリフをいう人がいる。若い頃、時間を無駄にしてたのねと、思い出すと腹が立ってきた・・・。しかし、思い出せばヒロクニさんは、恥ずかしいセリフをよく言ってくれた。手紙には永遠の文字もあったような?しかし、もっと言えば、ヒロクニさんは、わたしだけでなく何人かに言い寄っていたみたいで、部屋からいろんな宛名の手紙が出てきた。ヒロクニさん宛てのものもたくさん・・・。見つけたの黙っています。

ヒロクニさんもトレンチコート(神戸のジャンクショップで買ったアーミー調の5800円位で購入)と元町高架下で買った帽子があり、それを着て煙草を吸ってる姿だけは、似合っている。実は、わたしもトレンチコートは持っている。


色鉛筆と帽子。
ヒロクニさんは、「絵がなければ生きてはいけない。絵を描かなくては生きてる資格はない」を地でいってます。

久々にハードボイルドの世界に酔いしれました。
「タフでなければ生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」フィリップ・マーロウ
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