武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

すいとんの巻

2008-09-16 17:28:24 | Weblog
毎日新聞夕刊2006年7月18日掲載

佐藤愛子さんが、戦後の何もない時代に食べた、がまんの味「すいとん」を語ります。
ヒロク二先生は「おふくろが作っていたような気がするけど忘れた。」と一言。
近所の50歳~88歳の主婦の方に、すいとんの作り方をお聞ききしました。すいとんの話は、けっこう盛り上がるのです。皆さん、いきいきとおしゃべりする。具はさつまいものつるだとか、味噌仕立てもあるとか、家は田舎だったのでいろいろ野菜が入っていたけれど、都会の人は大変だったでしょうね~とか、あと戦後の話。家も焼けて何もなくなったけれど、悲しくもなんともなかった。怖くもなかったと言う人も。兎に角、生きていく話。聞いていると元気になる。
ヒロク二先生曰く、「具を入れない、すいとんを作れ。」とのコト。

すいとんは、小麦粉、塩少々に水を入れ、耳たぶのようにやわらかくより、やわらかくして、左手で、その練った物をつかみ、小指の所から出てくるすいとんの素を、右手で、プチンと気って、鍋のだし汁(沸騰したもの)に落としていきます。
おいしさは、だし汁にあるみたい。具は刻んだねぎだけだったけれどおいしかった。
今日は、鶏肉入りすいとんを作ろうかな?
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きんぴらごぼうの巻

2008-09-15 18:51:14 | Weblog
この度は、藤波辰爾さんのおふくろの味、きんぴらごぼう。
男のきんぴらおねがいします!!とのFAXが届く。レシピと共に。
ヒロク二画伯曰く、「ささがきを大きく切ってくれと、大きめにして見たい。」
 まずは、料理。トン、トン、シャシャシャ、ジャ~ジャ~。
従来のきんぴらぼうと違うのは、ごま油を使うところと鷹の爪(切って種を抜く)を最初に入れるところ。辛さがご飯をそそるきんぴらです。


唐辛子はボイントとして切らずに多めに入れました。(はっきり言ってこんなに入れたら食べられません)


ちょっとアップ。

さあー。男のきんぴらごぼうだ。

毎日新聞夕刊2008年7月22日掲載

きんぴらごぼうの絵を見ると西部劇を思い出します。ヒロク二先生は、実は、西部劇大好き。「俺は、映画は見ないんだよう。」と言いつつ、レンタル屋に行くと次々西部劇を紹介してくれました。心に残った映画は、「駅馬車」「荒野の決闘」「赤い川」「黄色いリボン」「OK牧場の決闘」「シェーン」「真昼の決闘」「リオ・ブラボー」「荒野の七人」etc・・・。私が一番好きなのは、「赤い河」。ジョン・ウェイン扮する頑固な親父、息子役のモンゴメリー・クリフトは若いガンマンとして、そのコンビがすごくいい。背景の自然も素晴らしい。空や、雲、牛、どのスチールも美しい。ラストの牛が街になだれ込むシーンも目的をやり遂げたのだと一緒に嬉しくなってしまう。カンザスビーフの由来も最後に出てきます。
「赤い河」名作です。

ちなみに、何故映画に詳しいのか聞いてみたところ、「中学時代」学校をさぼって、映画を見ていたようです。だから名画座専門。


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メモ-1

2008-09-12 16:48:12 | Weblog



さすが、膀胱癌の癌を悪性から良性に変えた男。
深刻から、ノーテンキを行ったり来たり。憎めない人。
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魚肉ソーセージの巻

2008-09-11 17:48:44 | Weblog
毎日新聞夕刊 2007年7月3日(火)掲載


食べるものがない時代に、大好物だった魚肉ソーセージの思い出を、高木剛さんが語ります。今でも好きでいらしゃるそうです。
魚肉ソーセージを輪切りにして、フライパンに油を引き、両面に焦げ目をつけ、塩、胡椒します。コロコロしていて、かわいく、やや寂しそうなところが良いのです。これを、ご飯と一緒に。
実は、魚肉ソーセージは、はまりました。食べ比べると少しづつ、メーカーによって味が違います。ニッスイのソーセージが一番好きになりました。お昼のおやつではなく、寝る前に食べていました。すごーくおいしいのです。平気で、一ヶ月以上続けていました。夜になると、台所でひっそり魚肉ソーセージを食べる自分の姿が怖くてやめました。恐るべし、魚肉ソーセージ!!

武内ヒロク二も絵を描く前には必ず食べます。
しかし、ソーセージの周りの赤く描かれた顔は、何なんだろう?
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作品紹介1 画集より

2008-09-10 00:42:49 | Weblog
すべて色鉛筆の作品

DEATH IS CANDY  1933年作 76.9㎝×51.4㎝



JR元町⇔大阪390円  1990年作 79㎝×55㎝



藻の街  1992年作 67.9㎝×46.2㎝



アジアホテル  1991年作 76.8㎝×54.2㎝



UNDERTOU 1990年作 55㎝×46㎝



レジェ珈琲  1991年 55㎝×46.3㎝



在庫処分  1993年作 64㎝×54㎝



オハヨージゴクダヨ  1989年作 46.5㎝×55.2㎝



「スミレ荘」から  1988年作 55㎝×46㎝

街から街へ、都市の散策。そして、階段などは三段1コマで上がりなさる。
ギッシリと埋めつくされた画面は、都市に浮遊している瞬間膨大な記憶が描かれている。
画面の中を散歩するような気持ちで見て下さいね。





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けんちん汁の巻

2008-09-07 23:56:18 | Weblog
毎日新聞夕刊 2008年1月22日掲載 けんちん汁の絵

庭に梅の花が咲きかけていました。そっと絵の中に入ったようです。

落合恵子さんのけんちん汁は、素材(具)が仲良く共存している姿を、人と人の心あたたまる関係にたとえています。実はけんちん汁なるものはじめて作りました。とても素朴でおいしかったので、しあわせな気持ちになりました。レシピを紹介します。簡単です。

レシピ
1、大根、にんじんはイチョウ切り、ゴボウはささがきにして、水にさらす。
2、里芋は皮をむいて1cmの輪切り。さっとゆでておく。こんにゃくは5㎜の小口切り豆腐はふきんに包んで水気をとっておく。
3、鍋にごま油を熱し、大根、にんじん、里芋、ゴボウの順に加えながら炒める。豆腐がよく炒められたら、だし汁(昆布だし+かつおだし)を加える。
4、煮立ったら火を弱めて、灰汁をとり、里芋、ゴボウが柔らかくなったら、塩、醤油、酒で味を調える。

※ごま油だけは、自然食品のものが、香りも味もよい。
最近スーパーで高いごま油もありますが、ごま油だけは自然食品がおいしい。



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ボラの干物の巻

2008-09-06 16:54:59 | Weblog
 長山藍子さんの子供の頃の思い出「ボラの干物」の絵を描くことに。
 魚は食べるだけで、釣りもしないので、明石の魚の棚でも売っているだろうと思っていたところ、電話で確認してから買いにいこうと思っていたら、とんでもない「冬だったらある。今はない。」の一点張り。「今はどこの店にもないよ!!。」とも。明石まで行って、釣りをしている人に分けてもらおうか?漁師の人にたのもうか?こういう時こそ、ネットで購入と思ったけれど、検索しても売ってません。
 唯一の近所の魚屋へ・・・。相談しました。(ぺちゃくちゃしゃべりながら、いい案が出るまでの過程は楽しく、魚屋さんの人達の人柄が解ったり、元永定正先生(現代美術家)のお話が出たり、この魚屋さんすっかり気に入りました。)
すずきがボラに比較的似ているので魚を開きにしてもらい家の庭に干しました。猫がたくさんいる地域なので、夜、猫に食べられないよう魚にキリで穴をあけ、針金で鈴をつけてほしました。

家の猫、キタハマは干物の周りをうろうろ。



「干物」制作開始!!







見ているのはこれ!!



アトリエにて絵が出来上がる。



毎日新聞夕刊 2008年6月3日掲載の絵


すずきの開きは、とてもおいしかった。
魚屋のご主人に見せると「これは、ボラや。ボラやって。」と笑っていました。
昔の海は、きれいだったんだろうなと、思いをめぐらすのでした。

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最近アトリエで聞いていた音楽 あれこれ

2008-09-04 23:45:07 | Weblog
音楽なしでは生活できない人であります。
今年の暑い中、聞いていたアルバムをちょっとピックアップしました。

WEATHER RIPORT/SWEETNIGHTR

フィルマンザネラ

アルバンベルク

DON CHERRY/LIVE AT CAFE MONMARTRE 1966

ドアーズ/まぼろしの世界

ベックボガード アンド アピス/黒猫の叫び

CHET BAKER & BUD SHANK/THE JAMES DEAN STORY

WAYNE SHORTER/JUJU

朝食中ドアーズちょっと苦しい・・・。

ずいぶん前、朝食、昼食、夕食に現代音楽の日々を送りました。
食事とともに音楽が消化され、身につきましたが、食事はのどに通りにくく、食べづらかった記憶が。
苦痛も今や変な思い出です。

(飲食店で現代音楽かけている店なんてありませんよね。)


 





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マグロの巻

2008-09-02 18:44:19 | Weblog
毎日新聞 夕刊2008年7月29日掲載のマグロの絵

落語家の春風亭昇太さんの田舎、静岡の清水港は日本ーのマグロの摂取量を誇っているらしく、そのマグロが鮮やかな色をしているらしく、脂が乗っていて、うまいらしい。
マグロの赤と大根のけん、紫蘇、菊。この取り合わせでいけばと思いスーパーへ。ところが本物の菊はないのです。あるような気がするのは「わさびの袋」の紫蘇と菊の写真。スーパーの戦略にビックリいたしました。
これです!!これを発明した人は誰!!何気なく見ていたものに対する驚きでいっぱいになりました。

スーパーでは買わずに、近所の唯一の魚屋さんへ。高かったけれど無事色もよく、ちゃんと香りのする菊もありました。
その帰り、違うスーパーでチラッとみると390円のマグロの刺身発見。まあ、これも予備のモチーフとして購入。
いざ、モチーフとして白い皿にのせると、390円のマグロはどす黒く、魚屋で買ったものは薄っすらピンク。この違いにはびっくり。
マグロでは、2度ビックリさせられました。

いろいろマグロを並べ変えているところに、愛猫キタハマ登場。
猫ってほんと魚が好きだよねぇ~。
めでたし。めでたし。

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