武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

エスカルゴの巻

2008-09-26 17:05:15 | Weblog
毎日新聞夕刊2007年4月3日(火)掲載の絵

太古的なイメージのエスカルゴ。不思議な四角い人物。

歌手の加藤登紀子さんが、私とエスカルゴの関係は、私とシャンソンの関係に似ていると語ります。フランスやシャンソンへのわだかまりが溶けていった時、フランスで食べたエスカルゴ。素直においしいと思ったそうです。今では、歌を歌うときも、食べるときも、すべてが自然体。
とても素晴らしい境地ですね。

ほんのひと時の、武内ヒロク二とエスカルゴの関係。
友人のフランスレストランのマダムの所に駆け込む。
「今エスカルゴはないので、店を紹介してあげましょう。」と言われ「エスカルゴ」という店に。扉を開けると、「がんばるのよ。」の掛け声とともに、背中をドンと押され1人でたたずむ事に。冷や汗。席に案内され、エスカルゴとワインを頼む。テーブルの上をジーと見ると円錐形のものが・・。「これは帽子か?」とかぶりかけると、まわりの人はだれもかぶっていない。冷や汗とともにもとの位置に直す。ナフキンと解ったとたん顔が赤くなった。
エスカルゴがやってくると、今度は見慣れない道具が。恥をかくしかないと思い、その道具を振り回しながら「オーイ。」と店の人を呼ぶ。「これは、いったいどうやって使うんだ。」エスカルゴをつかむ道具だと教えてもらったそう。
カタツムリの殻を頂き、エスカルゴをつかむ道具もおもしろいと思ったらしく購入してきました。

ナフキンを帽子かと思うところが、ヒロク二先生らしくケラケラと大笑いしてしまった。エスカルゴをつかむ道具も手を上げて振り回すくだりも。フランス料理を1人で食べにはいって、エスカルゴだけ食べるなんて。勇気ある。



コメント
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