ある喫茶店で、割り箸入れに見入ってしまった。広口瓶にクマのぬいぐるみがボンドでベッタッと貼ってあるありように感心してしたのです。可愛いを目指してしたのだろうけど、ある種のゴーインさと暴力的な発想に驚いたのです。クマのぬいぐるみは手足を伸ばされてかなり強力に付けられていた。くだらない物にあわてふためくわたしの事は、周知のはずのと思ってくれたら楽なのだけど、人の癖とかを全く把握してくれてないので一々咎めを受けるのだ。写真を撮っていたら、ヒロク二さんから「そんなしょうもない物を撮るのだったら、俺を撮れ!」とお怒りの声が。
そんなこんなで、
パチリ!この顔は、見慣れた顔。別に珍しくもなんともない。
猿のように怒る前にも、こんな顔をすることがある。
パチリ!
この顔と共に沈黙が続く。
だけど、こういう時がヒロク二さんは、一番何も考えてないのです。
そして、沈黙は続く・・・。
沈黙の中、2人は時間の中を漂う。
すべてを時間の中に身をゆだね、
2人だけがもつ時間へと埋没してゆく。
それは、時のもつ永遠へと。
この空間は、唯ひっそりと心の森へ。
そう、2人だけが知る時間。
という感じであれば、いいのだけれど
見慣れた顔とは言え、難儀です。
機嫌の悪いジーさんとおばさんが、やたら煙草を吸って、喫茶店でジーとしゃべらず、ジーとしているだけ。天気のように変わりやすいヒロク二さんの気分の行方に出方を気にしつつ過ごす。天気に逆らう事は出来ない。
そして、急に晴れ模様。2時間後。
パチリ!
ご機嫌です。
そして、今度は「サホリ、楽しいね!この景色忘れられないね」って。
物事を深く考えてはいけないのである。
ヒロク二さんは、将来のことなど深く考えたら、絵なんて描けないといいますが、その通りで、ヒロク二さんは「現在進行形」の人。
そんなヒロク二さんですが、こんなことがあります。石橋の橋を叩いて渡るという言葉がありますが、時々、ズーと橋を叩いて渡ろうとしない時がたまにあり、橋を渡らずに壊してしまうのではないかと思う程、橋を叩く時があり、その姿を見ていると、イライラしてきて「橋を壊す前に渡れ!!」と突き飛ばします。突き飛ばしたらまた気分良く進んでいくから不思議よ。現在進行形の人は「考え過ぎてはいけない」と強く思います。わたしもヒロク二さんといる限り「現在進行形」で歩調を合わせてます。
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