武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

群集(色鉛筆作品777)と 日常生活

2024-06-11 11:09:13 | Weblog

水色の四角い顔に青色の胴体の人物らしき人が、ほぼ同じ形に描かれ、

こちらに向かって笑っています。

この奇妙な統一感から受ける印象が、シュールだ。

絵自体は、ブルーとピンクの対比が美しく、

花のある道を歩いているようで、楽しい雰囲気がある。

「ああ、いい天気でなんていい日だろう。」と同じ形の人物は言っているとまで、想像した。

そして、いつものように“髪の毛がカールした女の子”も登場している。

武内の絵に登場する人物は、いつも男性と女性の組み合わせか、女性達。

男の人物ばかりを描いた絵は、見たことない。

こういうの不思議だな、と思います。

この絵の見方に、別なものがあります。

見ていて、思ったことなのですが、

パズルのように色面が組み合わさっているにも関わらず、

遠くから見ると不思議な奥行きが感じられること。

その奥行きの見え方は、描かれた顔を無視(遠くから見ると顔が見えなくなる)し、

色面だけを感じると、下の色の固まりが前景になり、中間に川が見え、川向こうにビルがあるように見える。

川は、下の四角い水色の顔の部分が、ビルの間から見える川に思えるのです。

↑この大きさで見ると分かり易いだろうか?

そうなると、街を内包している?

もしくは、街の絵のスタイルでこの絵を描いていたんだとも思い、

それで街の絵のような印象を受けたのだと思いました。

後半の絵の見方は、武内の絵を見すぎているせいで、

アクロバットな解釈になっているような気もして、

「そんなふうに見えない!」と言われそうだ。

もう、毎日、絵を持ってきて、「この絵はどう?」と言われているのです。

(時々、辛い・・・)

 

 

みそ汁が美味しい。

「なんて、みそ汁って美味しいのだろう。」と毎回の夕食の時に思う。

風邪で身体が弱っていたせいか、「みそ汁が身体に染みる~。」というところ。

最近、味噌の材料が「大豆、米、麹、塩」のみの味噌を選んで購入。

早く発酵させるため酒精、アルコール。砂糖、アミノ酸などが使われていないものを選びました。

昆布と鰹節で出汁をとって、みそ汁を作ります。

ヒロク二さんまで、「今日のみそ汁、美味しい。」と言った。

美味しいという声を聞くと、

「そうか~、シンプルな材料で作られているものが美味しいんだな!」と手のひらを打った。

それで、今や味噌が冷蔵庫に四種類並んでいます。

新潟の味噌(白)、仙台の味噌(合わせ)、秋田の味噌(赤)、信州味噌。

これらの味噌をそのままで、又この味噌を調合したりして、好きな配分で作ったり。

そんなことをしていると、下級武士達が、「汁講」なるものをしていたのもうなずける。

その頃だと、手前味噌で特徴があっただろうし、楽しみだっただろうなと思い、

その情景を浮かべていたのでした。

わたしは、セコガ二をぶつ切りにして、蟹のみそ汁も作ってみたりと、みそ汁作りに余念がない。

ヒロク二さんは、梅干もよく食べる。

昔からある日本の伝統食で、健康を維持してます。

散歩も日課になっているので、みそ汁と併せて年齢の壁をこれで乗り切りたい。

 

散歩の途中に、また実の生っている木を見つけました。

(先回は、桑の実。)

↑調べるとこれは、「ヤマモモ」だと言うのが分かりました。

↑だんだん実が熟していく過程なのでしょう。

赤くなり始める前は、葉と同じ濃い緑色でした。

苔の塊が付いているような感じで、「何だろう?」と思いながら通り過ぎていたのです。

写真に撮ってから、

ヒロク二さんに「何でも口にいれるんじゃない。」と注意されているにも関わらず、

一粒、赤い色のものを食べてみました。

酸っぱいのですが、すももの香りがして甘みがありました。

この味は、食べたことのある味で、子供の頃は売っていたのを思いだす。

そして、懐かしい時間を思いました。

そこには、祖母がいたな、と。

“お婆ちゃん”というのは、子供にとって偉大だった。

子供に寄り添る具合が本当にいい。

安心感のような存在で、一緒に住んでいて良かったとよく思う。

今や、だんだんお婆さんになっていくだろう私は、どんな婆さんになるのか?

想像すると怖い・・・。

心の狭いお婆さんで、何かとケチをつけるようなお婆さんには、なりませんように祈るばかりだ。

現実の我家のお爺さんは、老体に鞭打ちながら、人間も丸くならず絵を描いています。

 

散歩道の途中に、ミラーがあって、

「あなた、ここに来て。」と呼び、2人がミラーに写っているのをヒロク二さんと一緒に見ます。

そこには、若作りのものを着ていても、高齢者夫婦が並んでいます。

(ヒロク二さんが、高齢度を上げる)

そして、「老夫婦が、写っているよ。」と言うと、

「そんなことない!」って、否定されます。

「ありのままで、いいのよ。受け入れろ!」て、言ってやりたくなりますが、

黙っています。

 

今日は、とりとめのない日常の一コマ。

年齢のことばかり、書いてしまったようでお恥ずかしい。

改めて、今日もブログを読んで下さった方、ありがとうございます。

今日は、賑わいのある市場へこれから出かけます。

東山商店街という所。

物価高だから、安いと言われている市場へ探索。

気に入りの店が見つかるといいな、と思いながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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