自身所有の本のページを外したものに描かれています。
何が書いてあるのか読めるので読んでみました。
「このラッピングに対応する文学的スタイルをもつ二人の男、
マーシャル・マクルーハンとバックミンスター・フラーが大学の教科課程で
正当に評価されていないのは偶然ではない。~省略~」という文章が。
こんな内容のものを読んでいたのか・・・、と。
武内の好きそうな文章でした。
この絵の描かれている紙は、質が良くメモのように使っている。
色鉛筆塗った時の発色がいい。
これに気がついて、この紙によく絵を使っているのでしょう。
他にもありますが、赤い丸みを帯びた形が正月にいいかもと思い選びました。
赤色が美しい。
形は石が水の上を、飛び跳ねた時に起す波紋のように思いました。
今年は、何か飛躍があればいいな。
コロナという厄介なものが地球を覆っていますが、
ジャンプ!
ステップ!
ジャンプ!で、
突き抜けれますように。
改めて、2022年、明けましておめでとうございます。
正月の朝は、朝から!!
ジミー・ヘンドリックスがかかっていて、濃いヒロクニさんです。
私は、静かで清らかな正月を迎えるのが好きなのですが、
正月からヒロクニさんは燃えているようです。
また、寒さに弱いヒロクニさんは、寒さの悪口を言い、
その内容の荒唐無稽なこと。
私は、珍しい動物を見る目で夫をながめ、
精神科医が頭のおかしい患者を観察するように、じーと見ます。
そうすると、夫と自分にくっきりと境目が出来て巻き込まれないですむのです。
そうしていると、ヒロクニさんは我に返る時があって、
「いや、自分がそうしているのだ」と言う。
ハッとしている時はチャンスと思い、
「それより、あなた薄着で・・・、靴下は履いてる?
それに重ね着できるように薄手のタイツ買ってあったのを何故はかないの?
そんな格好じゃ寒いでしょ」と、おかみさん風情で言う。
それにしても、何であんなに薄着なんだろう?
頭悪いのと違う?と、つい思ってしまう。
そして、精神科医の目になります。
変人と暮らしていると、対処の“技”が必要なんです。
こんなことばかりが、身に着くのでした。
晦日の日は、“ちょこっとお正月料理”ということで、朝から料理をしていました。
そうして、正月は料理はあまりしないのです。
料理を終えたら、着物に着替えてお皿に料理を盛り付けて、
小料理屋さんのおかみさん風情で、
「お料理できましたわよ」とアトリエの襖から声かけ。
そんな、ちょっこと料理を紹介します。
まずは準備の段階。
↑里芋なのですが、八つ頭という種類。
庭に残していたものを掘り起こしました。
↑五色なますの準備。
作る酢を間違えていたみたいで、醤油で黒い色をしています。
色味が悪くなると思い、見直したら写し書きが間違っていたようで作り直す。
だいこん、にんじん、きくらげ、錦糸卵、揚げのなますです。
↑こちらは、彫り上げた里芋を使って煮物。
他ににんじん、こんにゃく、ごぼうが入っています。
煮干を入れて作るもので、はじめてする煮物。
↑こちらが出来上がりの我家の正月料理。
丹波の黒豆は圧力鍋で煮ました。
↑煮物は砂糖が入っていなくて、醤油と煮干の香りがして始めてのお味。
けっこういい。
↑五色なますは、酢を作り直したので色よくできホッとしました。
焼いた揚げがいい感じ。
↑ふくさ焼き卵。
甘辛く煮付けたにんじん、しいたけ、きくらげ。
茹でた銀杏が入っています。
これも初めて作ったもの。
昨年作った伊達巻より、こっちの方が私は好きなようです。
オードブルは、市販のものと頂いた福井県のかまぼこ。
↑こちらは、いぶりがっこのクリームチーズのせ。
はじめて“いぶりがっこ”というものを食べました。
スモークがよく効いているお漬物で、クリームチーズと食べるとスモークチーズ風に。
とても不思議な味わいがあります。
ヒロクニさんからは、「俺、これダメ」と言われてしまいましたので、
Lサイズの漬物は、私が食べなくてはいけません。
クリームチーズばかりのせられないので、アレンジを思案中。
デザートに杏仁豆腐を作っておいたのを言うと、
「俺、杏仁豆腐ってのは好かん!」と。
「私が好きなの!私が好きなのォ!」と。
杏仁豆腐はお酒を少し飲んだあと食べると美味しい。
杏仁豆腐は、私の独り占め状態でも嬉しいからいい。
しかし、「おせち料理は、もう飽きた」も言われそうで、
もしかして、私がほどんど食べなければならないことになるのか・・・も。
正月は、ハレの日にしたいので、あれやこれやといろいろ励むのでした。
今年もこんな私達ですが、
よろしくお願いします。
お正月、試行錯誤の我家の料理でした。
読んで下さったかたありがとうございます。