武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

風景の中に(色鉛筆作品380)

2015-04-23 18:11:40 | Weblog


なんとなくロマンティックな絵。
海風に吹かれているような気持ちになります。
風景か?人物画か?

堀辰雄の小説が好きなヒロク二さんの甘いロマンティシズムを感じます。
以外な小説が好きなのだなぁと初めて知ったときは、驚きました。
ヒロク二さんって、元気なというイメージの方が強かったのですが、
隠れロマン派なのです。
そして、隠れインテリ。
照れ屋でもあるので、とうとうと知識をひけらかすのも好きではない。
それと、知識だけが偉いと思っていないみたい。
「人間なんて不確かな存在だし~」とも言う。
絵や文学、音楽については詳しいけれど、知らない人に対しても軽蔑したりしない。
家では、私は身内なので、「君は、そんな事も知らないのか!」とか言うけれど、
外へ出るとそんな事はいわない。
映画も意外に詳しくて、ヒロク二さんの紹介で、白黒の古い映画をよく見た。
西部劇は見尽くしたといってもいい。
フランス映画にもいい映画があって楽しんだ。

映画で、ヒロク二さんがよく語る思い出の1つに、
洋画で「コナン探偵」とか言う映画を美術研究家(故・山本芳樹氏)と見たときに、
「先生面白かった」と言ったら、山本先生(芸術映画で高尚な作品が好きな方で、
自宅を訪ねた時もベルイマンの「野いちご」を見ていらして、
決して楽しいとはいえない難解な映画を日常的にみていらした方)から、
「君は、こんな娯楽映画が面白いのか!」と一喝されたそう・・・・。

「本当に怒っていたなぁ」とよく懐かしそうに話します。楽しい思い出のようです。
その話を聞くと、なんかフフフと笑ってしまいます。

先回のブログで「侘び然び」の本を読んだことを書きました。
「侘び然びと言うと何を思いつく?」と質問してみました。
ヒロク二さんは即、「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ」と言う。
「浦の苫屋の 秋の夕暮れ」というところが好きなフレーズだからと言われました。
なんか、自他共に認める寂しがりやのヒロク二さんにぴったりだと思ったのであります。
私にとっては、和歌もよく知っているのね・・・と以外でした。

バロック・オーボエ協奏曲集
ホリガー(ハインツ)
ユニバーサル ミュージック クラシック


最近かけているCDは、テレマン。
バロック音楽です。
古典的でロマンティックな雰囲気に囲まれている我が家でした。


すっかり花も終わりかけ、新緑が美しい季節になりました。
ブルーとむらさき色のビオラだけが、咲いています。
種から育てたのでたくさんの苗があり、緑の中に植え込んでいます。



そして、春の種まき。
トマトと小松菜です。
レタスとサラダ菜の苗も頂いたので、現在植えつけが終わったところ。
虫に食べられる心配をしています。





コメント (1)
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