星鉄道という題のアクリル絵の具で描かれた作品。
武内曰く、「今までの絵の中で最高傑作」だそうです。
わたしも、「そんな気がする」。
神戸での島田ギャラリーでの個展にも出す予定だったのすが、板に描かれていているせいもあって、板の作品を置いているところでまぎれてしまっていたのです。額装をする間もなく、個展が終わってから見つかった。
この作品は、2012年2月7日~14日の個展、ギャラリー枝香庵(銀座)での武内ヒロクニ展に出品することにした。
現在も制作に励んでいて、朝から鉛筆を走らす音がアトリエから聞こえてくる。さらに新作も加えてのことの個展にしたいとのこと。
わたしが傍目で見ていて感心するのは、ヒロクニさんは絵のスタイルがたくさんあるが、生活事態はなんの変化もないのに、絵には新しいスタイル、または変化と読んでいいかもしれないが、それが多様な事である。それでいて、武内ヒロクニの絵であることが明白な事実であることに驚く。
ヒロクニさんの絵は、前衛的な絵かもしれない。美術館でリキテン・シュタインの作品を見た時、すごくクラシカルに感じたことがあり、時間がたてばヒロクニさんの絵もクラシカルに感じる時がくるかもしれないなどと、この絵を見て想像したのです。