やっと、作品28で紹介した作品が完成した。(左上は、ライトが当たりすぎて白っぽく写ってしまいましたが・・・。)
作品の大きさは76センチ×57センチ。もちろん、下書きは無くいきなりボールペンで描かれている。ボールペンを使ったのも初めて。やはり街の曼荼羅。
ヒロク二さんは、凄い人だなと思う。凄い絵だなと。ヒロク二さんの絵が好きで結婚したようなものだから、いい絵が出来たときは嬉しい限りです。困った日頃の行いは、大目に見る。
わたしは、普段は大雑把な性格で決して、良妻賢母とはほど遠い人。掃除が苦手という致命的な欠陥を持っている。時々そのコトで怒られたりするが、「もし、わたしがきちっとしていて、道具と絵の具の間で寝るような生活に我慢がならないような性格だったらどうするの?」と云うと「確かに」と頷く。今日はわたしの染色の道具が散らかっている。そして、これはヒロク二さんが大目に見てくれている。お互い様です!!
秋晴れのとても気持ちのいい日が続く。
そんな頃に出来上がった色鉛筆とボールペンで描かれた作品。
ヒロク二さんも穏やかな気持ちで過ごしている時もあるのだと思いホッとした。数日間、苦虫を噛んだような顔をしていたからね!麻生総理大臣の曲がった口をテレビで見かけると「一国の主相の顔が、ここまで口が曲がらなくても・・・」と心が落ち着かなくなったが、ヒロク二さんの歪んだ口を見るのも心が落ち着かない。その顔は、半端じゃない。飼い猫ですら、その表情を見るとスゴスゴと顔をそむけて離れていくのだから。
しかし、確実にヒロク二さんにも秋晴れが細胞にしみわたりDNAに働きかけていた。ヒロク二さんは、頭で描かずに、身体で絵を描く。
上2点の絵は新作で今回の個展で展示する作品です。
新作、旧作とも実物を見に来て下さい。迫力があります。ミニアチュールも展示致します。
武内ヒロクニ色鉛筆画の世界
<案内文>
「しあわせ食堂」が出版され、好評であったことは、本当にうれしいことです。破天荒な挿絵とカット、幸穂里さんの裏話、わたしも気合を入れた文章を書き、出版社も次々とアイデアを出して素晴らしい本ができました。しかし、ヒロクニさんの真髄骨頂は本来の色鉛筆による都市曼荼羅です。若き日のロック・メディアスポット「Voxヒコーキ堂」を主宰した頃から、一貫して先端に視座を据え、孤塁の城塞から美術界に異彩の弾丸を撃ち込んできた。今回の個展は、3月に念願の銀座進軍の前哨戦である。
ギャラリー島田 島田誠
日:2010年2月6日(土)~17(水)
場所:ギャラリー島田1F deux
住所:神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F 〒650-0003
TEL&FAX 078-262-8058
HP:http://www.gallery-shimada.com
OPEN 12:00-19:00 ※火曜日は18:00 最終日は17:00
東京展のご案内 ギャラリーゴトウ、ギャラリー枝香庵 同時開催3月15日(月)~27(土)
ギャラリーゴトウHP http://www.gallery-goto.com/
ギャラリー枝香庵HP http://echo-ann.jp/
東京展は、しあわせ食堂の原画と共に、色鉛筆の作品を二つのギャラリーにて同時開催致します。
色鉛筆の絵も体だ当たりだ。街に身体をすりつけるように歩いた証が色鉛筆の作品郡。いつも体当たりの精神で挑むところがヒロクニセンセイらしい。
絵を描いてる途中で「僕は、また一年生になった」とヒロクニさんは時々呟きます。他に追随を許さない色鉛筆の世界展にてお待ち致しております。
4日は搬入。個展は6日から!!