タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

佐世保の旅2018年春~1

2018年04月16日 | 山歩きから
やはり気になるタカの峰

今日も晴れました。しかし、もう一日のんびり写真の整理などすることにします。

明日は仲間たちとの山歩き、タカ長の日常がかえってきます。

    

今回の旅の第一目的地は志々伎山でした。タカ長には3度目の志々伎山になりますが、今回のメンバーには初めての峰です。

その志々伎山に案内することを第一優先にしていましたが、タカ長の個人的な希望ではこの佐志岳に登り、この山の様子を知ることが第一希望でした。

この佐志岳は志々伎山に行くときに見えるのでその峰の存在は最初から知っていました。しかし、その時の印象は牛を放牧する単なる高み、と言った程度のモノでした。

その峰が気になりだしたのは昨年9月、志々伎山のふもとでタカの渡りを見てからです。

    

佐志岳は登山としてはこのように平凡なものですが、、、、

そのとき志々伎山やそのとなりの屏風岳の方向からおびただしい数のハチクマが流れて来るのを見たのです。しかし、その時は一人だったの新しい観察地さがしは出来ませんでした。

だから、今年はこの峰でタカの渡りを見たいのです。そのためには先ず下見、そのチャンスは今回しかないのです。

    

タカ長が気にかけている佐志岳の位置です。

左下に赤い軌跡があるところが佐志岳です。この画像の上に赤く見えるのが平戸の市街地で、左上に見える島が生月島です。

赤い軌跡の、海をはさんだ右にクロ兵衛や冷水岳があります。クロ兵衛から行くためには平戸市街地に近い平戸大橋を渡って平戸島の東側を南下します。

クロ兵衛から逆V字型にドライブするわけです。所要時間は1時間半、、、、ではきびしいかもわかりません。

そのようなところに行きたいのは、、、、もちろん、、、言うまでもないことですが大きな渡りを見たいからですね。

    

実際に佐志岳の山頂に登り、この峰によせる思いがより強くなりました。

山頂はご覧のように平凡ですが、、、、、



山頂からの展望は最高なのです。西側の礫岩の方向には木が茂っていましたが、タカ長が見たい方向はすべて見えました。

少しオーバーに言えば平戸島の90%が見える感じです。

タカ長たちが得ている渡りルート情報では、ハチクマが平戸島を縦断することになっていますから、ここで待っているとハチクマが向こうからやって来ることになりそうです。

    

昨秋、志々伎山のふもとでおびただしい数の渡りを見た日に、、、、、

もし、この峰にいたら、足もとから海をバックにハチクマがわきあがり「大瀬崎状態」になったかも、、、、、、。

そのようなことを思わせる佐志岳の山頂なのです。

    
                  画像はネットより借用

ネットで見るとこの佐志岳は花の峰として有名みたいです。このイトラッキョウは大変珍しい花のようですし、またこのあたりはチョウセンノギクなど朝鮮系の植物と日本系の植物が混在していて、植物関係の人には目の離せないところなのです。

そのためでしょうか、この佐志岳に登る人はイトラッキョウの咲く秋に多いようです。実際、タカ長も昨年の11月上旬に行ってみたかったのですが、第1回目の入院と第2回目の入院の間に出かけて行くのは何となく不謹慎みたいに思われ、昨秋の佐志岳登山はあきらめたのです。

そのように佐志岳の植物に関心を寄せる人は多いのですが、タカの渡りに関心を示す人はほとんどいないようです。

昨年志々伎山に行ったとき、登山口にある阿弥陀寺の住職らしい人に「秋にはこの上を数多くのタカが飛ぶはずですが、ご覧になったことがありますか」

と聞いても「そのようなものは見たことがない」という返事でした。

昨秋の経験から言えば、そのようなことはあり得ないのですが、関心のないものは見えないのが人の常なのです。

ということは、このあたりのタカの渡りに関してはタカ長がフロントランナーにならないといけないの???