タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

最後の花見

2010年04月23日 | タカの渡り観察
最後のサクラを楽しみました

 今日は裏山歩きの日です。

 明日からの韓国行きを前にして、今日は山歩きは休むつもりでしたが、、、、、

 ひょんなことから山の仲間に付き合うことになり「さくらの里」に行ってきました。



 花はまだ残っていました。昨日の雨を耐えたようです。



 しかし、花の盛りは過ぎたようです。ここには何種類かのサクラがあるので楽しむことができます。数は少ないのですが今から咲くサクラもあります。しかし、タカ長が韓国から帰国するのは5月18日の予定ですから、その頃には葉桜になっていることは間違いありません。

 

 祇園しだれ桜です。本場京都の枝垂桜の子孫と言って良いのでしょうか?

 木が若いので花はイマイチですが、あと何年かすれば素晴らしい枝垂桜になるはずです。



 今朝の裏山は小鳥たちの声が賑やかでした。オオルリ、キビタキ、ヤブサメ、、、そのほかカラ類などなど、、、、、種類より数が多かった感じです。いつも今朝のようにいてくれたら「野鳥の森」と名づけても良いのですが、、、、、、

 明日からパソコン持参で韓国へ行きます。

 出来るだけ頻繁に更新するつもりですがタカ長たちが行くのは辺鄙なところです。都会でも一流のホテルに泊まるわけではありませんから、ネット環境が整っているかどうかは不明です。

 現地から少しでも多くの情報を送れるよう頑張ります。ご期待下さい。


韓国旅行を前に

2010年04月20日 | タカの渡り観察
恵みの雨が降りました

 韓国旅行を前に野暮用の多いタカ長、それを処理するためには最高の天気になりました。雨のため観察はお休み。外を気にすることなく雑用が出来ます。



 昨年釜山の蓬莱山で撮ったハチクマです。270ミリレンズ装着のカメラで撮ったトリミングナシの画像です。そのように言えば写真を撮られる人はハチクマの近さをご理解いただけるはずです。



 もちろんすべてのハチクマがこの距離を飛んでくれたわけではありません。しかし、全体的に近かったことだけは間違いありません。タカの撮影地としては最高のところだと言いたいのですが、ここに行くためには車を下りて30分歩く必要があります。カメラ機材が重いとそれ以上の時間がかかります。

 車を下りる場所に行くことができるのは地理の分かった地元の人だけです。タクシーを使ってその場所に行くにはそれなりの語学力が必要です。

 そのようなわけで日本人にとって一般的とは言えない撮影地ですが、数が出る日に行けばよい写真が撮れることは間違いナシです。一日くらい何もかも忘れて蓬莱山でハチクマの到来を待っていたいのですが、今回行くことが出来るかどうか不明です。



 タカ長の場合は何と言っても渡り調査がメインで、タカの写真を撮ることはサブ的なことになります。蓬莱山は渡りの調査地としても優れているので、地元の研究者の協力が得られるようならば一度は言ってみたいと考えています。

 それもこれもすべては調査の進行状況を見てからのことになりますが、、、、、、。


 そのような心配をする前に日本での雑用を済ませる必要があります。

 インチョンへ行くチケット類は届きました。

 ソンヒョン君も準備状況再確認してくれているようです。

 あとは荷造りだけです。しかし、これはまだ手つかずです。旅行カバンは自分の部屋に準備しましたが、実際にカバンに物をつめるのは出発の前日になるはずです。

 早めに準備しても、あれは入れたかこれは忘れていないかと気になって、結局再チェックすることになってしまうのです。最近はすぐに忘れてしまうので仕方ないですね。

 よく言えば旅慣れているからパッパッと支度が出来る。

 悪く言えば物忘れがひどいから?

 昨日準備したことが今日気になってカバンをひっくり返すことになるので、結局切羽詰って準備するほうが速く出来るのです。

 それも加齢現象???仕方ないことなのでしょうか?


韓国への出発が近づきました

2010年04月19日 | タカの渡り観察
何となく身辺あわただしくなりました

 今週末に韓国へ向けて出発します。3週間以上の旅になります。

 いくら暇人のタカ長とは言え、これだけ長期間家を空けるとなるとそれなりに用事があります。

 昨日は町内会の行事で一日つぶれました。

 今日は団地新聞の編集会議があります。

 あれやこれやあってこれからは更新頻度が落ちます。ご容赦下さい。



 韓国南部と西日本の位置関係を示すグーグル画像です。

 今週末出発してまずインチョンに行き、そのあと江華島で鳥を見たあとオチョンドに行きます。この画像では大田広域市と書かれている左、黄海に浮かぶ孤島です。そこで4泊した後ソウル経由で釜山に入ります。そして5月3日から15日間の連続調査を行う予定です。



 調査地となる影島の画像です。

 この島の最南端が観察地になります。

 画像の左上に三角形の印が見えています。その南あたりがタカ長たちが滞在するナンポドンやチャガルチになります。釜山でも有数の繁華街です。

 関釜フェリーが入る釜山港はこの島の右側。旅客ターミナルは繁華街の近くです。画面に長大な一文字が見えていますが、未明に釜山港に着いたフェリーはあの近くで停泊して時間調整をして、朝8時30分に接岸します。

 一文字の右に四角印が5個ありますが、そこが五六島です。その近くから上がる太陽を見ながら接岸時間を待つことになります。

 宿泊先から早朝タクシーに乗って観察地に通うことになります。大体5時頃の出発になります。観察地のある太宗台公園の入口までタクシーで行き、そこから30分以上歩いて観察場所である太宗台展望所へ行きます。昼間はタクシーで展望所まで行くことが出来ますが、9時までは車ではいることが出来ません。私たちは遅くとも7時から観察したいので連日歩くことになります。

 帰りは公園入口から路線バスを利用して町に帰ります。経費節約のためです。

 今回の旅ではノートパソコンを持参して、出来るだけ頻繁にブログの更新をするように考えています。宿泊するところはインターネットが出来ることが条件になります。

 しかし、行ってみないと分からないこともあります。

 今日の様子をその日にお知らせする。そのことを願ってパソコンを持ち歩きますが、辺鄙な離島などから情報を送れるかどうか???

 すべては現地に行ってからの楽しみ、と言うことにして下さい。

これからは定期的な更新が出来ないかも分かりませんが、愛読の程よろしくお願いします。


今日の観察~4月17日

2010年04月17日 | タカの渡り観察
天気は回復しましたが、、、、、、

 天気は回復しました。快適な観察が出来そうな日です。

 タカ長が観察地に行った時はキョージュが出勤していました。もう、ハイタカが渡った由、ますます期待が膨らみます。

 そしてB山の上を流れていくサシバ。ねぐら立ちの雰囲気ではなく、高空を一気に流れていきます。高い、遠い、小さい。

 この傾向は終日続きました。タカ長カメラの射程距離内を飛ぶタカは皆無でした。



 カラスにモビングされながら渡っていくサシバです。サシバの数がもう少し多いのなら良いのですが、、、、、、、、。



 良くてこの程度のサシバ。とにかく高くて、遠くて、小さなサシバばかり見ることになりました。何かの間違いでも良いので1羽くらい近く飛んでくれないかと、カメラを準備していましたが、本当に1羽も近くを飛んでくれませんでした。



 やけくそで近い鳥を撮りました。チャンと目が光っていますが、この鳥では歓迎されませんね。

 冗談はさておき、今日はサシバが飛びました。大きな数字ではありませんが、タカ長観察地としては今季最高の記録です。

 今日は角島に入ってくるサシバも記録されました。タカ長観察地を飛ぶサシバは韓半島から角島あたりに上陸して飛んできているのでしょうか?その動かぬ証拠をつかみたいのですが、一介の町の観察者にはなかなか難しい課題ですね。

今日の結果

  4月17日     晴

    観察者     ジューヤク キョージュ タカ長 トビ吉 カメ吉 コリ吉 カンヌシ
    観察時間    8:00~16:00

       サシバ           37
       ノスリ            9
       ハイタカ    西向き   6
       ハイタカSP  西向き   2
       ツミ      西向き   1
       ツミ      東向き   5

  数字的にはこの時期としては満足できるものですが、くどいようですが高くて、小さくて、、、、。

今日の角島情報

    観察者     アル長 若大将
    観察時間    5:30~15:00

       ハイタカ          79
       ハイタカSP         7
       ツミ             3
       サシバ           5


  ついにサシバが記録されました。海の上から入ってくるサシバを観察するのは初めてのはずのアル長さんも感激されたのではないでしょうか?

  明日の結果を楽しみにしていますよ。




今日の観察~4月16日

2010年04月16日 | タカの渡り観察
天気予報は晴だったはずですが、、、、、

 昨夜の天気予報でも、今朝早朝見たネットの天気予報でも、今日の予報は晴だったはずです。しかし、明るくなってきて外を見ると散歩している人が傘をさしていました。

 タカ長は裏山を歩きましたが、時々雨が降ってきて、、、、、、

 例によって気象関係者の悪口たらたら、いくら悪口を言っても天気が良くなるわけではないのですが、それにしても昨夜確信を持って言った予報がこのように簡単にはずれて、180度反対の雨になっては何のための予報なのか、疑問を持たざるをえません。



 裏山の尾根は新緑の季節、花の季節を迎えています。ハッキリしない天気が続いていても、季節は一歩一歩前進にしているのですね。



 裏山の尾根から見る大峰山(1040m)~左側のピーク~とそれに続く尾根。

 特別な風景ではありませんが、わが裏山では貴重な展望なのです。



 その尾根は花の季節。尾根を歩いているときはこれだけ多くの花が咲いていることに気がつきませんでした。死角になっていて見えないのでしょうが、荒谷林道から見上げると多くの花が咲いていてびっくりしました。わが裏山もなかなかのものです。



 タカ長観察地から見るB山の尾根を南側から北に向けて歩いて下りた大杉はサクラが満開でした。今年はほとんど1ヶ月近くサクラを楽しんでいます。寒くて不順な天気も悪いことばかりではないのです。



 荒谷林道を歩いて帰るときセンダイムシクイを見ました。突然「焼酎いっぱいグイー」と言う声を聞いて、一瞬何だか分からない状態でしたが、タカ長の頭もだんだん夏鳥を迎えるモードになってきて、あの姿あの声はセンダイムシクイであると確信を持てるようになりました。

今日の結果

   4月16日     曇時々弱雨

     観察者     ジューヤク トビ吉 カメ吉 コリ吉
     観察時間     8:00-16:00

        サシバ           3
        ハイタカ    西向き  2
        オオタカ    東向き  1

今日の角島情報

     観察者      アル長
     観察時間     5:30~12:00

        ハイタカ         96

  気がつけばいつの間にか総数が2000羽を超えてしまいました。タカ長たちも下関に新しい仲間が出来て、角島での調査が継続できるようになって大助かりです。アル長さんは明日も観察に行くと言って張り切っておられます。今しばらく観察して頂いて、そのあとハチクマの渡りを観察する場所を見つけられたら良さそうです。

  来週の天気がハッキリしないのが気になりますが、、、、、、、。



今日の観察~4月15日

2010年04月15日 | タカの渡り観察
真冬並みの寒い観察が続いています

 4月も中旬になりました。タカ長観察地のサクラも盛りを過ぎてしまいました。



 しかし、寒くて寒くて観察スタイルは真冬並みです。

 これはジューヤクさん、真冬に撮った写真で無い証拠に、サクラの花が咲いています。もちろん合成写真ではありません。ジューヤクさんの下着は発熱素材のものを何枚も重ねています。その数を明らかにしませんが、、、、とにかく完全装備です。



 冬スタイルはジューヤクさんだけではありません。タカ長を含めて全員が真冬並みの防寒衣を着て観察を続けています。

 来週からは暖かくなるのでしょうが、このまま寒い状態が続くと韓国に冬用の防寒衣を持って行くことにならないか心配をしています。タカ長の旅行カバンにはそれを入れるだけの余裕は無いのです。



 寒くてよいのはいつまでもサクラを楽しむことが出来ることくらいです。そのほかには良いことはありません。急に暑くなっても体調管理に困りますが、いつまでも寒いのも困ったものです。穏やかに、平年の気温に戻ってもらいたいものです。

動かぬ証拠をゲットしました

 曇り空の観察地。突然ノスリがタカ長カメラの射程距離内に現れました。あわててガシャガシャ撮りましたが、、、、、しかし、気がついてみればカメラの補正は3枚目の写真を撮ったままでした。プラス2/3です。カメ吉さんやコリ吉さんに聞くと、この曇り空ではプラス2くらいの補正はしないといけないようでした。つまり補正不足。案の定ノスリの下面は黒くつぶれて腹巻がやっと見える程度、、、、、。カメ吉おじさんはさすがにバシッとゲットしていました。



 これでは野鳥写真としては落第ですね。

 その教訓にならってカメラをプラス補正にして待っていたら1羽のハイタカが現れました。トビ吉おじさんの第一印象もハイタカ。距離は遠くてもとにかく写真を撮って、ディスプレイを覗くと、、、、、



 曇り空とは言っても屋外で見るとFは5本しか見えないのです。それではツミ???

 何枚かの写真を見ても、現場で見る限り5枚しか見えなかったのでしぶしぶツミとして記録したのです。「ハイタカ属は難しいなぁ」などとつぶやきながら、、、、、、。



 帰宅してパソコンで確認したらこのような写真も撮れていました。この写真ではバッチリ6枚見えます。

 もともとP10は見えにくいものですが、屋外でディスプレイを見ると5枚にしか見えなかったのです。しかし、連写で何枚も撮っておくと、何枚かのなかにはタカ長カメラでも、泣く子も黙るような、しっかりとした証拠をゲットすることが出来る、と言うことになるのですね。

 タカ長カメラの価格はカメ吉おじさんのものよりゼロがひとつ少ない安物です。その上ウデも悪いのですから野鳥写真としては使えるものは撮れないでしょうが、証拠写真で良いのなら何とかなることもあるのですね。今日のハイタカはその良い例になりました。

 この写真はかなり大きくトリミングしていますが、それでも動かぬ証拠をゲットできました。

豆粒、いや芥子粒みたいな小さな鳥でも駄目もとで撮っておく必要があるのですね。

 今日の教訓は忘れないようにします。カメ吉おじさんが不在のときは写真的には非常に弱くなるタカ長観察地ですが、どんなに小さな写真でも有ると無いでは大違いなのですから、、、、。

今日の結果

   4月15日     曇

     観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 コリ吉
     観察時間    8:00~16:00

        サシバ           15
        ノスリ             3
        ハイタカ    西向き   3
        ハイタカSP  東向き    1
        ツミ      東向き    1

  相変わらずの結果が続いています。

  この時期のタカ長観察地のいつもの姿です。

今日の角島情報

   観察者      アル長 シンチャン
   観察時間     5:30~14:00

       ハイタカ          223

  朝早い時間は弱雨。それでも観察に出かけた努力が報われました。

  雨が上がったら出始めて8時台に100羽、9時台に50羽。

  観察地の近くでコマドリのさえずりが聞かれたそうです。夏鳥は渡って来ているようですが、お目当てのサシバは見ることが出来なかったようです。






今日の観察~4月14日

2010年04月14日 | タカの渡り観察
寒い観察が続いています

 4月も中旬に入りましたが、季節はずれの寒さが続いています。タカ長は完全な冬スタイルで観察しました。午後になって風もおさまりいくぶん楽になりましたが、それにしても時期外れのこの寒さ、あまり記憶に無いようです。



 このためかどうか、今年の春はサクラを長期間見ることが出来ます。そのサクラの蜜を狙って多くのメジロやヒヨドリがやって来ます。この寒さを喜んでいるのはメジロやヒヨドリたちかも分かりません。



 今日の渡りは何故か高いものばかり、どれもこれも小さくてタカ長カメラでは手に負えませんでした。カメ吉おじさんのカメラをもってしても、単に撮るだけの状態でした。そのためカメ吉さんもメジロの写真をバシャバシャ撮っていました。



 それを見ていたトビ吉おじさん、シャッターの耐用年数を心配していました。何しろ近いのでカメ吉さんのカメラだと、ド・アップの写真が撮れるのです。そのようにして撮った写真を、ディスプレイで大写しにしてメジロの舌の形がどうだとか、これまであまり考えたことが無いことを話題に盛り上がっていました。

 つまりそれだけ暇だった、と言うことです。

今日の結果

   4月14日     晴のち曇

     観察者     ジューヤク トビ吉 タカ長 カメ吉 コリ吉
     観察時間    8:00-16:00

       サシバ          11
       ノスリ           9
       ハイタカ    西向き  1
       ハイタカ    東向き  2
       ハイタカSP  西向き  2
       ツミ       東向き  3

韓国での調査に向けて

 タカ長が御大に連れられて、タカを見るために初めて韓国を訪れたのは1999年9月のことでした。アカハラダカの渡りを見に行ったのです。

 それから何度も韓国に行きました。そしてその間に韓国での人脈も広がっていきました。気がついてみればその人脈は超一流、日本のタカの渡り関係では私たち以上の人脈を持っている人は他にはいないと自負しています。

 当然のことでしょうが、友だちが増えればその国が好きになります。タカ長とて例外ではありません。その韓国ファンのタカ長の不満は、韓国内にタカの渡り観察が根付いていないことなのです。



 ここに描かれているのは東大の樋口先生のグループが研究されているハチクマの渡りを衛星追跡した航跡図です。春の渡りの航跡図ですが、タカの渡り関係者には良く知られているものです。

 インドネシアあたりで越冬したハチクマがマレー半島、中国大陸、韓半島を経由して日本に帰ってきていることが一目で分かります。この航跡図に関係する国で渡り観察をしている写真を貼り付けていますが、これらの国々、更に加えれば台湾でも渡り観察が熱心に続けられています。

 それらの国々にくらべて韓国の動きが鈍いのがタカ長の不満なのです。



 先日もお知らせしたようにタカ長たちは今春も韓国で渡り調査を行います。その主目的は韓半島南部でのハチクマの動きを探ることですが、もうひとつの目的は昨年韓国内に芽生えた小さな芽を少しでも大きくすることにあるのです。

 韓国に芽生えている芽は小さなものなので、それが大きく花開いて実を結ぶのはタカ長の次の世代になるかも分かりません。そのことは十分認識したうえで、今春の渡り調査を行うつもりです。

 この海峡をハチクマの群れが渡るのはいつになるのでしょうか?昨年は大きな群をキャッチできましたが、今年はどうなるのでしょうか?

 その結果はまもなく分かります。ご期待下さい。

今日の角島情報

   観察者     アル長 ほか
   観察時間    5:30-11:30

       ハイタカ         93

  天気が回復した今日、この時期の渡りとしては数が少ない、と言うのがタカ長の印象です。明日がアタリなのでしょうか?

  明日に期待しましょう。





今日の観察~4月13日

2010年04月13日 | タカの渡り観察
裏山は花の季節、、、

 今朝の観察地は深い霧。早い時間は山も見えない状態でした。



 そのためかどうかは知りませんが、このところ観察地一帯をうろついているキツネが出てきて、のんびりとしていました。近くではキジも見ました。タカ長観察地は自然豊な観察地なのです。

 観察地のサクラは散り始めましたが、山の上の「さくらの里」は今が見ごろでした。



 祇園の枝垂桜です。まだ木が若いので貧弱ですが、あと数年すれば見事な花を咲かせてくれるはずです。



 このさくらの里にはソメイヨシノだけではなくオオシマザクラなど何種類かのサクラが植えられているようです。タカ長には良く分からないのですが、花の色に変化があって楽しむことが出来ました。



 登山道のそばにも花が目立つようになりました。

 花の春の到来です。

 オオルリの姿、そして囀りも聞くことが出来ました。姿を見たのは1回、囀りは3ヶ所で聞きました。タカ長たちが昨年設置したオオルリ用マンションに、今年は入居者が現れることを期待しています。

今日の結果

  4月13日     曇

    観察者    ジューヤク トビ吉 タカ長 カンヌシ コリ吉
    観察時間    8:00-16:00

       サシバ           13
       ノスリ            2
       ハイタカ    西向き   1
       ハイタカSP  東向き   1
       ツミ      東向き   2

  今は端境期ですから数字的にはこのようなものでしょう。そのなかでサシバ7羽の柱が立ったのが今日のハイライトでした。




 タカ長観察地はなんと言ってもハチクマです。いまはハチクマの到来が待たれます。

 タカ長の韓国探鳥旅行の概要が見えてきました。準備も最終段階を迎えます。



韓国での調査に向けて

2010年04月12日 | タカの渡り観察
韓国での渡り調査が近づいてきました

 今日も雨。雨続きで体の中にカビが生えそうです。

 しかし、韓国での渡り調査が近づいてきたタカ長には「恵みの雨」とも言えます。準備作業が出来るからです。

 と言っても出たとこ勝負のタカ長、何をするか、何を持っていくか、、、、と言うようなことを考えるのは得意ではありません。とは言ってもタカ長には一緒に行く仲間もいるのですから、準備には時間をかけないといけないのでしょう。

プサンの調査地

 タカ長観察地のメインであるハチクマの渡り。そのハチクマが韓半島を経由して日本にやっていることはタカの渡り観察者の共通した認識になってきています。その韓半島の最南端、釜山広域市影島区がタカ長たちが調査地として決めているところです。



 左上の画像に見える島が影島。一島一区の島で日本の橋で本土とつながっています。

 1・2・3と書かれているのは昨年韓国側に研究者が設定した観察地です。3番観察地がタカ長たちが調査地としていた太宗台展望所です。



 影島の東側に入港する関釜フェリーの船上から見た三つの観察地です。

 影島の最南端から海に向けて飛び出してゆくタカを3番観察地で調査するのがこれまでの調査方法でした。

 昨年の調査では韓国側の研究者の協力も得て、三つの観察地で同時に調査しました。その調査時間は十分なものではないので、予備調査のようなものですが、それでも天気の良くないときは影島の先端に出る前に方向を変えてコジェド方向に向かっていることが見えてきました。影島には渡り前の一夜のねぐらとる大きな森がありません。そのことも影響しているのかもわかりません。

 そのあたりをシッカリと見たいのですが、何と言っても観察者の数が少ないので今年も十分な調査が出来ないかも分かりません。しかし、今年はこの釜山とその南西にある巨済島で同時平行調査を行って、韓半島南部での渡りを面として見るよう努力するつもりです。



 2番観察地から見る対馬です。この画像では少し見難いかも分かりませんが、遠くにかすかに見えているのが対馬です。この日は対馬全島がよく見えました。全島を見たのはそれが初めてのことです。

 その対馬に向けて海上を渡っていくハチクマを確認しました。

 今年はどのようなドラマが待っているのでしょうか?楽しみです。

 これから韓国での調査について、その概要をあらためて紹介してゆくつもりです。



今日の観察~4月10日

2010年04月10日 | タカの渡り観察
大型専門店を開店???

 今日も大きなタカが飛びました。いやワシです。

 タカ長がA山の上に出た小さなタカを見ていたら、東の方向を見ていたキョージュが「大きなのがいる、、、」と話していました。タカ長が見つけたときは後姿です。

 その鳥はしばらく東方向に流れていましたが、その後頭を右側に振って引き返すようなしぐさを見せました。時々羽ばたきましたが、その羽ばたきの大きさ、重さ、、、、、通常私たちが相手にしているタカの羽ばたきではありません。

 その後だんだんと高度を落として山抜けになりました。なおひつこく追っていたらその上に同じようなタカがいるのを見つけました。その2羽は上下になって数回帆翔しました。新しく見つけたタカも翼の幅の広い大型のタカです。

 しかし、距離があって誰も特定できません。犬様のように翼が反っていないし、、とわずかな手がかりをもとに図鑑とにらみっこしましたが、自信を持って特定できませんでした。

 ノスリではない、サシバでもない、、、、、カラフトワシの尾ではない、、、、、、と引き算をしていくと、残ったのはカタシロワシ。しかし、これとて正解率はいまどきの天気予報並みかそれ以下です。

 先日も大型が出ました。今日は2羽。

 あのタカが出ていたのは20分以上、それだけ見ても特定できない私たちも情けないのですが、そのタカが姿を消した後はノスリやサシバが軽くて安っぽいタカに見えて、、、、、

 それだけ存在感があるタカでした。

 このところのタカ長観察地、熊さんや犬さんなど目ではない大型の、翼開長が2mを超える大型のワシが出没しています。しかし、どれもこれもタカ長カメラの射程外です。目のよい助っ人の加勢を期待したいところです。

夏鳥の飛来状況、、、、

 タカ長観察地でツツドリの声を聞きました。裏山の中では一昨日タカ長が確認しましたが、観察地で声を聞いたのは今季初認です。



 裏山入口の枯れ木。例年オオルリのソングポストになっています。しかし、今年はまだその姿を見ることが出来ません。

 今朝はこの木の下の茂みでピリピリと言う聞きなれない声がしていました。情けない話ですがタカ長には自信を持って特定することが出来ません。デジカメで声を拾っていますが、何度聞いてもよく分かりません。情けない話ですね。

 その奥でも聞きなれない声を聞きました。夏鳥が来ていることは事実ですが、タカ長が自信を持って特定できるのはサンコウチョウとかキビタキ、オオルリ、クロツグミなどわずかしかありません。

 耳のシッカリした人が歩かれたら、タカ長観察地の裏山は魅力あるところだと思うのですが、タカ長のように頼りない耳では「宝の持ちぐされ」状態です。

こんなものを紹介すると、、、、、

 このところのタカ長観察地、いろいろな人からいろいろな差し入れをいただいています。このようなことを紹介すると、暗に催促していることになるのでしょうか?

 その判断は皆様にお任せします。



 これが今日の差し入れ。

 手前から高級和菓子、駄菓子(失礼)そして袋の中は猫のえさ。猫のえさもその気になれば立派なおかずになりますが、いくらビンボー人ぞろいのタカ長観察地のメンバーも、猫のえさをピンはねするほど落ちぶれていません。ご安心下さい。



 某メンバーのご夫人からの差し入れ。タカ長の奥様でないことだけは確かです。

 この差し入れがあったから大型の怪鳥が出たのかも分かりません。タカ長観察地で翼開長が2m以上のワシを見たい人はこれと同等以上の差し入れを、、、、、、、ウソウソ、内気なタカ長は思っていてもそのようなことを口にすることは出来ません。(しているではないか!)



 タカ長観察地のサクラも散り始めました。今日明日の命なのでしょうか?



 時々は双眼鏡の視界の中を花びらが風に舞っています。

 花とタカの両方を楽しんでいます。

 週末組の人は明日が最後のチャンスになります。今年は例年以上に長期間サクラを楽しませてもらいましたが、もうすぐ終わりになるのですね。