タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その13

2009年12月31日 | 旅行のことなど
センティで見た鳥を紹介します

 センティでの探鳥の紹介が終わらないのに歳末になってしまいました。

 時系列の紹介を離れてその日に見た鳥を紹介します。

 センティの「スモールアイランド」での探鳥はARMY STATIONで見た鳥がすべてではありません。その先があるのです。そのことは機会があれば後日紹介するとして、その日9月30日に見た鳥を紹介します。



 ベニバトです。例の群の施設から、ひざまで浸かる水の中を横断して、海の見える海岸線で見ました。海岸線といっても、気温のことを除けば北海道の広い大地を思わせるところです。

 ここでは終始曇、写真的には条件が良くなかったのでタカ長にはこの程度の写真しか撮ることができませんでした。

 その「スモールアイランド」での探鳥を終わり、すでに紹介した「豪華船」で本土に帰りました。そこから宿泊所のある公園本部までは5km以上あります。バイクに乗せてもらうことも出来たのですが、スリップする地道をバイクで移動するのは皆さん怖かったのでしょう、誰も載せてくれとは言いませんでした。負け惜しみではないのですが、タカ長はバイク旅も悪くないと思っていたのですが、、、、、。

 皆さんに引かれるようにタカ長も公園本部まで歩くことにしました。歩き始めてすぐに小さな雨が降ってきました。最悪、と言いたいところですが歩いて良いこともありました。



 何?これって写真? なんて言わないで下さい。インドトキコウです。ベトナムでも見ることは少ない鳥らしくて、この鳥が飛んできたときはガイドのマーさんも興奮していました。

 言い訳的に言えば、このインドトキコウは背後から突然現れたのです。雨模様の天気、その中でやっと4枚だけシャッターを切りましたが、このほかの3枚はこれ以上のピンボケでした。と言うことでこれでも上出来の「証拠写真」なのです。

 

 同行した仲間が撮影したカタグロトビです。順不同で彼が撮影した写真をもう3枚紹介します。



 カノコバトです。この写真に限りませんが、紹介する写真はこの日センティで撮影されたわけではありません。本文とは無関係のものとしてご覧下さい。



 カンムリオウチュウです。



 これはこれから紹介するサパで撮影されたコシジロヒヨドリです。

 これらの鳥はすべてこの日9月30日に記録しました。


 9月30日に記録された鳥を紹介します。この鳥たちをすべてタカ長が見たり、鳴き声などで確認したわけではありませんが、探鳥地としてのセンティの様子は創造して頂けるはずです。ここで見ることが出来るときはもちろんこれがすべてではありません。私たちはここで2泊しましたが、探鳥できたのはこの9月30日だけと言えます。別の場所に行けば例えばクロツラヘラサギなども見ることが出来るようですし、この日は天気が悪くてサシバなども記録できませんでした。

 このセンティは水辺の鳥、湿地の鳥を見ることがメインになる探鳥地でしょうがそれだけではないことはこのリストをご覧頂くだけでご理解いただけるはずです。

 南の国の標高の低いところでの探鳥はあまり好きではない、と思っていたのはタカ長の大いなる誤解でした。センティは第一級の探鳥地、素晴らしいところでした。

     センティで見た鳥


      カルガモ
           アリスイ
           カワセミ
           ヤマショウビン
           カンムリカッコウ
           オオバンケン
           ベニバト
           シロハラクイナ
           ダイシャクシギ
           コアオアシシギ
           タカブシギ
           ミユビシギ
           キリアイ
           ハシブトアジサシ
           トビ
           シロハラヒメハヤブサ
           コサギ
           ムラサキサギ
           チュウサギ
           アカガシラサギ
           ゴイサギ
           インドトキコウ
           アカモズ
           タカサゴモズ
           アサクラサンショウクイ
           ハイイロオウチュウ
           クロエリヒタキ
           コサメビタキ
           ノビタキ
           シロガシラ
           マミハウチワドリ
           スズメ
           ヒメマミジロタヒバリ
           コガモ
           ヤツガシラ
           アオショウビン
           ヒメヤマセミ
           オニカッコウ
           カノコバト
           ハイムネモリクイナ
           オグロシギ
           アカアシシギ
           アオアシシギ
           イソシギ
           トウネン
           セイタカシギ
           カタグロトビ
           チュウヒ
           チョウゲンボウ
           アオサギ
           ダイサギ
           アマサギ
           コサギ
           ヨシゴイ
           チゴモズ
           ハイガシラモズ
           コウライウグイス
           オウチュウ
           カンムリオウチュウ
           イソヒヨドリ
           シキチョウ
           ツバメ
           コシジロヒヨドリ
           オナガサイホウチョウ
           ハクセキレイ


 事前に作成した表が上手く貼り付けできなくて、鳥の順番はおかしくなりました。ご容赦下さい。

このつたないブログに連日のようにご訪問頂いたすべての人に心から感謝いたします。
        来年も頑張りますからよろしくお願いいたします。


  それでは皆様良い年をお迎え下さい。

バッサリ捨てて新年を

2009年12月29日 | 日々雑感
小さな部屋の片付けに追われています

 歳末。今年も後がなくなりました。

 タカ長は狭い、狭い部屋の片付けに追われています。

 小さな部屋に本などがあふれて困っています。一時は書棚を大きくすることを考えましたが、そうすると狭い部屋がいっそう狭くなるので、その選択肢は排除しました。それに代わって部屋の大リストラの断行。これしか方法がありません。



 書棚の前の袋はすべて不要品です。中身はほとんどが書籍類。

 しかし、もうゴミ出しは出来ないので袋に入れた状態で仮置きしています。これは一部です。衣類その他多くのものを捨てて、もう少しすっきりした部屋にしたいと考えています。春の渡りシーズンが始まるまでの仕事です。

「文藝春秋SPECIAL」(平成22年季刊冬号)に「私が老化に気づいたとき」と題するスペシャル・エッセイがあります。その中でお茶の水女子大学の土屋賢二教授が「簡単に捨てられるようになったとき」と言う一文を寄せられています。

 氏によると、六十歳を過ぎると簡単に転ぶようになる、約束を忘れるようになる、固有名詞が思い出せないなどで老化を感じますが、それらはすべて若いころから経験したことだと言うことにきづかれます。

「ただ一つだけ、若いころは不可能だったことが確実にできるようになったことがある。(中略)それは物が捨てられるようになったことだ。どうしても物を捨てられなかったわたしが、数ヶ月前から簡単に捨てられるようになった。寿命があることに気づいたからだ。(中略)どんなものでも残された時間は少ないと思うと捨てられるのだ」

 私のところばかりではないでしょうが我々年代のもは物が捨てられません。今となってはきることの出来なり衣類、体力が落ちて使うことの出来ない電動工具などなど、、、、。不要なことは分かっていても捨てれないものですが、しかし、それでは狭い家はゴミの山になってしまいます。

 タカ長が捨てようとしているのは、土屋教授のように残された時間を意識したの
ではありません。要するに身動きができなくなってきたので、仕方なくするだけです。



 嬉しいニュースが入りました。

 イヌワシを追って外国まで出かけている鳥友から「イヌワシ出ました!。取り急ぎ」と言う超簡単な携帯メールが入りました。これがすべてですから詳細は不明、あとは帰国してからの土産話、と言うことになります。

 ともあれ歳末の忙しい時間をやりくりして出かけた鳥友の熱意が実を結んだと言うことでしょう。良かった、良かった。



 今は便利な時代ですね。外国からも簡単にメールを送ることが出来ます。彼はまだ現場にいるはずですが、とにかく一報を送ることが出来るのですから、、、、。


 タカ長のパソコンにはどこを探してもイヌワシの写真がありません。そこでキム・ソンヒョン研究員のクロハゲワシの写真をアップすることにしました。

 クロハゲワシならタカ長も韓国の鉄原で150羽くらいの柱を見たことがあります。下手なコメントはしません。畳が150枚空に舞っていることを想像していただければそれで良いです。厳密に言えば畳以上の大きさ、と言うことになるのでしょうが、ともあれその迫力は相当なものです。

 羽数は不明ですが冬に鉄原に行けば間違いなくたくさんのクロハゲワシを見ることが出来ます。タカ長も行って見たいのですが、身軽に動けなくなっています。

 来春の渡り調査を最優先に考えています。それまで時間があるようですが、春はあっと言う間にやってきます。あれこれやることは出来ないのです。


年末を迎えて

2009年12月28日 | 日々雑感
今年も残り少なくなりました

 今年も残り少なくなりました。能天気なタカ長も少しは歳末らしさを感じています。

 その歳末のさなか、黄砂のためか鼻の調子が悪くて困っています。これでは迎春の準備に差しさわりが出てきます。と言っても本当は何もしない横着者のタカ長ですが、、、、、、、。

 歳末になると友人知人からの訃報も届きチョッピリセンチな気分になっています。この時期になると来年の予定なり目標なりを設定するのが常ですが、この習慣を続けるのもあと何年あるのか、と心細い気持ちになるのも友人の訃報や、病に倒れている鳥友のことが心にあるからでしょうか?



 タカ長としては来年も仲間たちと山を歩き続けることが生活のベースになります。歩き続けて、健康を維持することがすべての基になっていると信じているからです。



 同じ歩くのなら花の山。名前は分からなくても花は楽しめます。いつでもどこでも花を楽しむことが出来る、と言うわけにはなりませんが、出来れば花の多い山を歩くことが出来るようにプランするつもりです。

 その上でタカです。来春も5月には韓国で渡り調査をする予定ですが、その馬力や気力を支えるのは健康な体、そのためにタカ長としては歩くことを重視しているのです。



 このターシャ・チューダーのように花に囲まれた生活は出来なくても、その万分の一でも体験しながら生きていきたいと願っています。

 来年のスローガン?

  何があっても毎日感謝、毎日笑顔 元気に生きてパッと散る

 そうありたいですね。

 このつたないブログに毎日おおくの人が訪問して下さっています。これもまた感謝、感謝です。その感謝にお答えしてタカ長の恋人を紹介します。

   (画像はネットより拝借)

 タカ長がこのような美人を恋人に持つわけがない?

 そうですね。それが正解です。

 この美人は歌手の奈良光枝さん。彼女をご存知の人はそれなりに歳をとった人でしょう。若い人には歴史上の歌手ですからご存じない人がほとんどではないでしょうか?

 この奈良光枝さん、1923年生まれですからタカ長とはかなり年上で、心の恋人にもなれないくらい歳が離れています。しかし、彼女の歌は大好きでした。

 近江俊郎とのデュエット曲「悲しき竹笛」や「白いランプの灯る道」はタカ長の心から離れません。しかし、悲しいことに1977年54歳の若さで帰らぬ人となられました。ガン性腹膜炎でした。タカ長としてはいつまでも歌い続けてほしかった人でした。まさに佳人薄命。

 そのような昔のことが思い出されるのも歳末だから???

 そしてこれもまたタカ長の加齢現象なのでしょうか???



今年最後の探鳥会

2009年12月26日 | バードウォッチング
ミサゴに遊んでもらいました

 タカ長は一応野鳥の会の会員でもあります。今は野鳥の会の会員らしいことは何一つしていませんが、会費だけは滞納することなく納めています。会費納入要員、と言うことでしょうか?

 年に1~2回探鳥会に顔を出します。このときだけは野鳥の会の会員、と言うことになるのでしょうか?その1~2回の探鳥会と言うのが、年末最後の「八幡川探鳥会」です。むかしは「おしるこ探鳥会」と銘うって行われていましたが、最近はおしるこも豚汁もでません。しかし、その頃の名残でしょうか、参加者から何がしかの差し入れは今も行われています。

 タカ長が参加するのはその差し入れを目当てにしているわけではなりません。一番の目的は鳥友の顔を見て、顔を見せて旧交を温めることです。「まだ元気にしていますよ」と言う意味のアリバイ証明のために参加しているようなものです。



 今日はもやった感じでした。黄砂なのでしょうか?鼻に持病を持つタカ長は、鼻がむずむずして困りました。もし黄砂だとしたら、この時期から黄砂が飛んでくるようでは、これもまた困りものです。

 河口や干拓地の中のカモなどの水鳥を観察することがメインの探鳥会ですが、タカ長は終始ミサゴと遊んでいました。



 と言ってもなかなかそれらしい写真は撮れませんでした。この写真は決定的瞬間を写したように見えますが、狩には失敗したようです。飛び上がったミサゴは何も持っていませんでした。



 3.5万円のカメラで決定的瞬間を一発で仕留めることはタカ長の腕では出来ないようです。これから先のことを考えると、空を飛んでいるタカをそれなりのピントでキャッチすること、その確率を上げることが課題になります。今日もそのつもりでシャッターを押したのですが、確率は低いようですね。



 これくらいに近づいてくれた時くらいはバシッと決めたいのですが、、、、、



 何枚写してもバシッと決まっていません。ぶれているのでしょうかね?



 それでもまぁ、このタカがトビやハチクマに見えることはありませんから、証拠写真としては合格と言うことにしておきます。

 今日の探鳥会で記録された鳥は、カモの仲間13種をはじめ全部で44種でした。八幡川河口で鳥が一番増えるのが例年12月から1月、その頃は50種になると言われています。

 今日は44種、微妙に数が少ないのは現在埋め立て工事が進行中だからかも分かりません。このあたりのところは微妙なので、工事をしているからだと断定も出来ませんし、工事とは無関係とも言い切れません。

 一年に1回程度しか行かないタカ長としてはコメントを差し控えるべきだと思われます。


今日の裏山

2009年12月25日 | 山歩きから
今日は今年の千秋楽、、、、

 私たちのグループの裏山歩きは今日が千秋楽でした。

 朝は晴れていましたから、参加者はいつもより多くて、、、、、と言いたいのですが、本当のところは8名の参加でした。歳末を迎え皆さんは何かと忙しいのでしょう。



 水苔池は「鏡池」状態です。快晴無風とは言え今日はいつもよりきれいでした。ふもとの集落にある道標には「牛池」と書かれているこの貯水池、今日のような状態が度々見られるのなら、北アルプスの「鏡池」の名前をそのまま頂いて、ここも「鏡池」と名前を変更したくらいです。

 タカ長たちはここを「水苔池」として紹介していますが、この名前は1980年10月6日に中国新聞社から発行された「リュックかついで 広島の山歩き」と言う本に記載されている地図を根拠にしています。この本は33名の共同執筆になっており、この地図がどのような経緯でどなたが作成されたのかはこの本には記載されていません。



 前回22日に行ったときはこのように一部凍結していました。今日は雪もほとんどなくて、池は上の写真のように鏡池状態、やはり山とは言っても標高が低いのですね。



 山上の名刹の掲示板にこのようなもが張り出されていました。

 左の小さな字で書かれた部分はそのまま来月結婚する甥に贈ることにします。右に大きく書かれた部分は数年後に金婚式を迎えるタカ長への自戒として頂く事にします。

 結婚後も両目をあけているから相手の欠点が目について、言わなくても良いことまで言ってしまって夫婦のあいだに波風を立てているのではないかと思うのです。片目をつぶってやり過ごしていればたいがいのことは過ぎていくのではないか、、、、、と。

 ご同輩の皆さん、如何でしょうか?

 これから後期高齢者の仲間に入る私たちとしては、夫婦のことばかりでなく何事にも片目つぶって生活していくほが、ストレスがたまらなくて良いのではないかと思うのですが、如何でしょうか?


ベトナムの旅から~その13

2009年12月23日 | タカの渡り観察
センティの小さな島での探鳥

 センティの小さな島での探鳥はARMY STATION からだけではありません。その先が本番なのです。



 そこに行くためには小さなクリーク状のところを歩いて渡る必要がありました。この様子を見て仲間は全員退却しました。ここを歩いて渡ったのはガイドのマーさんとトリカノそしてタカ長の3名だけでした。仲間たちはこのような所が何ヶ所もあるのだろうと勝手に想像していたようです。

 残った仲間はARMY STATIONでベトナムの若者たちと交流していたようです。彼らとは言葉がまったく通じなくてトイレの場所を聞くのに苦労したようです。いくら言っても通じないので最後はジェスチェアで用を達したそうです。その姿を見て全員大笑い、ベトナムの若者たちと楽しい時間を過したようでした。



 そこを上がると花の島でした。本当にどこに行っても花があるのがベトナムでした。その先の少し小高いところに上がると、、、、、



 その先に海が見えました。どこからどこまでが河口で、その河口のどのあたりにいま自分たちがいる島があるのか、そのことはいまだにシッカリ認識できていませんが、とにかくその先に見えているのは海のようでした。



 その海を左手に見ながら広大な浜を探鳥して歩きます。私たちに認識ではここを「小さな島」とは言えないはずです。この島の海側の1/4くらい歩いたのかも分かりませんが、とにかく広い探鳥地です。



 ガイドのマーさんが先を歩きながら鳥を見つけ、それを私たちが見せてもらう、と言うパターンで探鳥しました。この写真の右先にもこの場にふさわしくない鉄筋の建物が見えていますが、これもまた軍関係の施設なのでしょう。ここにも国旗が立っていたように記憶しています。



 この日の気温は何度あったのか記録はしていませんが、思ったより涼しかったことは間違いありません。雨具を着ていても蒸し暑く感じることはありませんでした。

 その気温のことを別にすれば、ここの景色はどこか北の大地を思わせるものでした。何年か前に訪れた北海道の野付半島や春国岱の風景を思い出しながら歩いていました。

 先ほどこの小さな島の1/4くらいを歩いた、と書いてしまいましたが、その先にもマングローブの森か陸か分からない広がりがありましたから、実際に歩いたのはもっともっと狭い範囲だったのかも分かりません。とにかく大きさの感覚がまったく掴めないのです。



 探鳥を終わって仲間が待っているARMY STATIONに帰ってゆきました。水の中をジャブジャブ歩いたのは結局ここだけでした。

 この日の探鳥を終わり翌日の予定をマーさんと相談したとき、彼の頭には別の島での探鳥を考えていたようです。その島に行くためにはヘソのところまで水に浸かって行く必要があるということだったので、その予定はその場でキャンセルさせてもらいました。

 結果的には翌日の天気が悪くて早々にハノイに引き返すことになりました。ヘソまで水に浸かって歩くことを期待していたとしても実現は出来ませんでした。

 私たちがハノイに着いたころにはセンティはひどい雨になったそうですから、もしセンティに残っていたヘソまで濡れる程度では済まなかったようです。

 私たちの旅の前半は水難の相があったようですね。




今日の裏山

2009年12月22日 | 山歩きから
冷えました。寒い

 今朝は冷えました。

 タカ長観察地に霜の芸術が出現です。

 マクロレンズと三脚を持ってくれば傑作をモノにできたはずなのに、、、、、残念でした。今日もタカ長カメラしか持っていませんでした。



 遠くの山は鈴峯山。

 空の色は穏やかですね。



 杭の上の霜柱は輝いていますね。チョッとした自然の芸術。

 モノトーンの画面が良いと自画自賛。(だって誰もほめてくれませんから)



 このようなものはやはり逆光気味に撮るのがベターなのですね。順光で撮ると何かしら足らないように思います。

 遠くの山は窓ヶ山と向山。渡りのゴールデンコースです。ハチクマの渡りも今では昔の夢のようですが、しかし、あと60日もすればノスリが帰ってくるはずです。ホークウォッチャーの皆さん、あとしばらくの辛抱です。



 山の上、牛池林道には雪が残っていました。軽い雪ですが積雪量は多くはありません。年によっては、時期によってはまだまだ多くの雪を見ることがあります。



 牛池(水苔池)は凍結していました。

 と言っても薄い氷です。何年か前は人の頭ほどの石を投げ込んでも割れないくらい厚い氷が張ったことがありますが、今日は小石なら割れませんが、拳大の石を投げ込むと氷は割れました。



 オシドリやトモエガモもいたこともある池ですが、今朝は何も見ることが出来ませんでした。

 私たちはこの池を時計回りに歩き、極楽寺山の稜線からサクラの里へと歩きました。稜線ではカラ類の混群に遭いました。その中にはキクイタダキやアトリも含まれていました。そのようなときには歩みを止めますから時間はかかります。

 サクラの里の東屋で休憩してから下山。タカ長の万歩計は約14000歩。約4時間の裏山歩きでした。



ベトナムの旅から~その12

2009年12月20日 | 旅行のことなど
エッ、あれはベトナム兵

 豪華な(?)船の上での探鳥を楽しんだ私たちは小さな島に着きました。「小さな島」と言うのはガイドのマーさんの表現です。

 大きいとか小さいとか、高いとか低いとか言う表現は私たちとマーさんの間ではかなり大きな開きがあります。生まれ育った環境の違いなのでしょうか?

 話が先に飛ぶのですが、この旅行の最終日にハノイの紅河にある「小さな島」に案内されました。行って見ると広大な中洲でした。いくらなんでも小さな島とは言えないはずです。

 そのことをマーさんに言ったら「雨季には川の水位が上がり小さな島になるが、今は乾期なので島が大きい」と上手く逃げられてしまいました。いずれにしろマーさんの言う「小さい」は、私たちには「大きい」ようです。



 豪華船は小さな島に着きました。この板の上を下りて上陸です。この板が濡れていたら下りるのに難儀するはずですが、豪華船での航海中は雨は降りませんでした。



 着いた所は花の島。上陸と同時に雨になりました。船着場の近くにあった鉄筋の建物の軒先を借りて雨足が弱くなるのを待ちました。その間もマーさんは鳥を探してくれますが、鳥の動きが早くてタカ長の頭にはほとんど残りませんでした。



 雨が小降りになったところでこの高床式の建物に案内されました。建物の近くでは若者が貝を洗っていました。そのためかどうか、ここは漁民が漁をするための施設なのだろと能天気なタカ長は勝手に判断していました。

 ところが、帰国後にマーさんから送られてきた旅行記を読むと、ここは「ARMY STATION」と書かれていました。エッ!と言うことは軍関係の施設???

 と言うことはあの貝を洗っていた若者や、マーさんが紹介してくれた若者はあのアメリカ軍をも負かせたベトナム軍の兵士たち???



 仲間が撮影した若者たちです。

 言われてみれば、少なくとも右側の若者は兵士に見えますね。と言っても今は平時ですから、誰が見ても軍関係、見るまでもなく兵士と言うようには見えないのでしょう。

 ともあれ私たちは彼らと楽しい昼食をともにしました。雨は降っていましたが高床の下には降りこまないのでゆっくりと食事を楽しむことが出来ました。



 このARMY STATIONの周りは最高の探鳥地でした。食事をしていると鳥のほうが勝手にやってくるのです。こんなに楽な探鳥はありません。こんなに楽しい職場ならタカ長も就職したいくらいですが、いくら物好きでもこの年寄りを雇ってくれる人はいないでしょう。

 これはアオショウビンです。雨の中のアオショウビンも悪くないですね。もう少し高価なレンズで撮ればそれらしい写真が撮れたはずです。もっともそこまで高価な機材を持ち込むことは大変ですが、、、、、、。



 日本では珍鳥のオウチュウも現地ではカラス並、ひょっとしたら日本のカラス以上によく目にする鳥かも分かりません。失礼ですがここではゴミみたいな鳥です。

 ゴミみたいな鳥、と言えばマレーシアのマラッカで見たコウライウグイス。あそこでは「またお前か」と言うほどコウライウグイスを見ました。所変われば鳥変わる、ですね。



 エボシヒヨドリオウチュウでしょうか。この中に3羽写っていますね。

 昼食を採りながらこのような探鳥が出来るのですから、このスモールアイランドは良いところです。


子ども会のクリスマス会

2009年12月19日 | 日々雑感
クリスマス会のキャンドルサービス

 今日は話題をかえてタカ長団地のクリスマス会の紹介です。

 子ども会の行事、クリスマス会。

 気の早いサンタクロースがやって来て、集会所でクリスマス会を開きました。

 そのメインイベントはキャンドルサービス。



 会場の灯を落として、ジュニアリーダーによる説明。灯のついていないキャンドルを持った人が灯をもらいにゆきます。灯のついたキャンドルを動かしてはいけませんよ、と何度も説明していました。



 真剣な顔で灯をもらう子どもの顔。

 目が輝いています。



 次々と灯を継いで、気がつけば会場には光の輪が出来ていました。



 キャンドルを不思議そうに見ている子もいます。

 騒がしい会場もこのときばかりは静かになったようです。



 キャンドルを覗き込む子。

 この光の中に何を見ているのでしょうか?



 たった1本のキャンドルの光が、おそらくこの子たちの心に末永く残るはずです。

 子どもたちはこのあとケーキとクリスマスプレゼントをもらって、クリスマス会はお開きになりました。

 一個のケーキより1本のキャンドルのほうが印象に残った今日のクリスマス会でした。


今日の裏山

2009年12月18日 | 山歩きから
タカ長観察地も薄化粧しました

 今朝は冷えました。雪も積もりました。初雪ですね。



 タカ長観察地、タカ長の指定席も白くなりました。いつもとはまったく違う雰囲気ですね。



 B山も白くなっています。今日の裏山歩きはあの稜線を歩いて大杉集落に下り、大杉林道、自然歩道を歩いてタカ長観察地に帰るコースです。タカ長観察地を基点に時計回りに一周する感じになります。



 裏山の入口にも雪が積もり、周りの木の枝にも雪、その木の枝の向こうには青空が見えて気分良く歩けました。と言いたいのですが、落ち葉の上に積もった雪の上を歩くのは滑りやすくて難儀をするところが何ヶ所もありました。

 しかし、私たちの裏山で雪山歩きをする機会は多くはないので、今日は雪を見ながら歩けただけで幸せいっぱいの気分です。



 稜線上の雪も多くて10cm程度、チョッとだけその気にさせられる雪山歩きです。県北部や山陰では鉛色の空から雪が降っているのでしょうが、瀬戸内海に近い私たちの裏山には明るい光が射していました。



 大杉集落ももちろん雪景色。しかし、北斜面にあるこの集落の雪も多くはありません。どこも同じような積雪量です。

 大杉集落から荒谷林道を南にむけて下りると雪の量は少なくなりました。つかの間の積雪、太陽が雪を溶かしてしまいました。

 歩きなれた裏山ですが、たまには雪の中を歩くのも悪くありません。違った山を歩いたような気がしています。

 終わってしまえば楽しかった半日の裏山歩きですが、今朝の寒さの中を出るときはチョッと辛かったですね。このような時は仲間の存在があり難いものです。自分ひとりだったらおそらく止めていたかも??

 今日参加した10名とも同じようなことを考えたはずです。仲間につられて歩く、これで良いのでしょう。山仲間万歳!