タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

野鳥写真「飛翔」~その2

2008年12月31日 | バードウォッチング
今日は団体戦(?)です

 特集2日目は団体戦です。今日もタカ長の写真です。昨日と同じ佐賀県の大授搦での撮影です。







http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/89/2f4b6e562ee8c8026db7a86ac3857442.jpg

 ハマシギの群です。このようは状況を見ていつも思う素朴な疑問。この中にリーダーがいるのだろうか?突然方向転換することがありますが、その時に羽がぶつからないのだろうか?

 有明海は諫早湾が埋め立てられて状況は悪化しているようですが、このような写真は広島では撮ることが出来ません。そのことを思うと何度でも行って見たいのですが、もろもろの事情があって思うに任せません。







 数羽のツクシガモがいたのでそれだけを撮りたかったのですが、なかなか好いチャンスがありませんでした。たくさんの鳥がいるのですから仕方ないことです。

 それにしてもあらためて思うのですが、デジカメで撮ると枚数が増えて、あとから写真を選ぶのが大変なことなのですね。本格的に写真を撮っておられる人はどのように処理されているのでしょうか?気になるところです。

 2008年もあと10時間をきりました。皆さま、よい新年をお迎え下さい。この1年有難うございました。

野鳥写真「飛翔」~その1

2008年12月30日 | タカの渡り観察
野鳥写真「飛翔」~お正月特集です

 いろいろあった2008年もあとわずかで新年を迎えます。世の中不景気風が吹きまくっている感じですが、それでも新しい年に何らかの期待を寄せたくなるのも人情と言うものですね。人間いくつになってもやはり新しい年には更なる発展を願うもの、その願をこめて野鳥が飛んでいる写真を紹介しようと言うのがこの特集です。

と言っても大半の写真はキム・ソンヒョン研究員のものです。このようなのを「人のゴボウで法事をする」と言うのでしたかね。まあ、かたいことを言わないで楽しんでください。

 今日は「前座」としてタカ長の写真を紹介します。有明海で撮影したズグロカモメです。









 当たり前のことですが、野鳥は空を飛ぶことの出来る生き物です。中には飛べない鳥もいますが、それらは例外中の例外で、野鳥は空を飛ぶことに特化した生き物なのです。

 空を飛ぶためには万有引力の法則などいろいろな物理的な制約をうまくクリアしなければなりません。その条件をクリアするためにいろいろな無駄を排して、研ぎ澄まされたかたちで飛んでいる、と言うことなのでしょう。そのためにどの角度で見ても飛んでいる鳥は美しいのですね。









 タカ長はこれ以上のカメラ機材を買うつもりもありませんし、その資金もありません。今時分の持っている機材を使いこなせるように練習はしたいと考えています。

来年の正月特集は自前の写真で行いたいものです。


ソンヒョン研究員の日本語検定

2008年12月29日 | 韓国情報
日本語検定試験2級に合格しました

 と言ってももちろん私のことではありません。あのキム・ソンヒョン研究員のことです。私の知る限り2回目の挑戦で見事合格です。



 先日そのことを知らせるメールが証拠物件つきではいりました。240点以上が合格だと言うことですから、余裕の合格(?)と言うことでしょうか?本人はそうではないですが、、、、、、。

 仕事をしながら大学院で博士課程の勉強、その上で日本語の勉強をして3年足らずでの合格ですから見事なものです。

 タカ長も嬉しくなってソウル在住のYさんにもメールしました。彼女は現在は子育て最中で旅行社を離れていますが、日本語はペラペラでもちろん1級に合格しています。その彼女ですからこの日本語検定の意味は熟知しているはずです。そのYさんもしきりに感心をしていました。

 ソンヒョン研究員の日本語勉強にチョッとだけかかわっているタカ長としては、試験に合格してくれて鼻高々ですが、将来韓国の野鳥の世界を、特にタカの渡りに関しては第一人者になってくれるはずですが、そのキム・ソンヒョン博士(その頃は当然博士になっています)の日本語が広島弁丸出しにならないか、苦労の絶えないタカ長なのです。

ともあれ彼が日本語能力をフルに使って日韓両国で活躍することを願っています。

八幡川探鳥会

2008年12月28日 | バードウォッチング
久しぶりに探鳥会に参加しました

 一応、野鳥の会会員であるタカ長は年に何回か探鳥会に参加しています。と言っても本当に数えるほどの参加、それも一番身近な「八幡川探鳥会」に参加することがほとんどです。



 八幡川河口の様子も随分と変わりました。マンションやビルの建設が進み、チョッと見ると都会の水路を思わせる風景になりました。その八幡川の河口で暖かい陽を浴びながらのんびりとしたひと時を過しました。



 今日は風もなくてとても過しやすい天気でした。タカ長もこの海のようにうとうと、本当に本当に眠くなるような時間を過させていただきました。



 産廃物の埋め立ての終わったこの辺りは都市公園になるそうです。都市公園や工業団地などになるのはある面理解できるのですが、この辺りすべてが売れ残って一面の葦原になりチュウヒやハイイロチュウヒ、チョウゲンボウなどワシタカの楽園になれば良いのに、、、、、とO先輩と話ました。売れ残りを想定するのは不謹慎でしょうが、、、、、。タカ長があのビル・ゲイツくらいカネを持っていたらここら一帯全部を買い取って野鳥の天国にするのですが、金もないものがそのような想像をしても現実は何も変化しませんね。





 沖にあるこの水面の1/3くらいが野鳥公園として残されるようです。バーダーとしてはもう少し多く残して欲しいのですが、そのためには世論を見方につけなければいけません。

 世論を味方につけるためには、ここを残すことが私たちバーダーの楽しみのため、と言った目先の理論ではなくて、野鳥の住める環境を残すことが私たち人間の生活にも必要であることを示す、本当の意味の環境教育をし、啓発活動をしていく必要があります。

 問われているのは私たち一人ひとりが地球環境にどのように向き合うかと言うことではないでしょうか?バーダーだけの身勝手な理論では世論を味方につけることは出来ないのではないでしょうか。

 春のような暖かい陽射しの中でぼんやりとそのようなことを考えていました。

冬の陽射しに誘われて

2008年12月27日 | バードウォッチング
裏庭に鳥を見に行きましたが、、、、、

 大きな声では言えませんがタカ長は広大な裏庭を持っています。人は「広島市植物公園」と呼んでいますが、、、、、。

 暖かい陽射しに誘われてその裏庭に鳥を見に行きましたが、これと言った鳥には遭えませんでした。1年の締めにシメを見たかったのですが、今日は現れてくれませんでした。

 と言うことで今日は植物観察です。



 三波川冬桜です。



 このような白い花が咲いていました。ここの冬桜も精気に欠けているように見えます。冬に咲く桜は春に咲く桜とは違うようですね。



 モクレンの冬芽



ナルシッサス・カンタブリクスと表示されていました。南スペイン・北アフリカ原産のヒガンバナ科の花だそうです。



 まだ紅葉を残している木があります。フーの木だと思われます。青空に紅葉、瀬戸内の冬は穏やかで良いですね。上を見ればきれいですが、、、、



 落ち葉をゴミと見れば大変見苦しいものになりますが自然のサイクルと見れば風情があります。風情に欠けるとすれば、ここにアスファルトを敷いた人間のほうに責任があるのです。



 さて鳥ですが、写真に撮れたのはこのシロハラくらいです。

 ツグミもヒヨドリもこの辺りに止まってくれましたが枝先に出てくれないので絵になりません。これも絵になっているとは言いがたいのですが、1枚くらいは紹介しなくては、と思いアップしました。

 その他にはエナガ、シジュウカラ、ミヤマホオジロ、コゲラなどを撮りましたが、いずれもゴチャゴチャしたところにいるのを承知でシャッターを押したのでとてもここで紹介できるものではありません。

 今日は16GBのSDHCカードを入れていたので4000枚撮ってもOKですが、そのような被写体にはめぐり会えませんでした。

 ともあれ今日は1本のレンズで撮影しました。このレンズは横着者のタカ長向きのレンズのようですね。


今年最後の山歩き

2008年12月26日 | 山歩きから
桜尾根を登って、、、、、

 今日はタカ長たちの山のグループの山歩き、今年最後の山歩きです。参加者は10名、天気もまぁまぁの山歩きでした。

 鳥は水苔池でトモエガモの♂。山道でルリビタキの♀。山を下りてタカ長観察地でマヒワの群。カラ類の声やホオジロの姿は見ましたが、鳥の面では収穫の少ない山歩きでした。



 うっすらと薄化粧をしたタカ長観察地からただいま売り出し中の尾根を登り、障子岩から山頂の名刹へ、それから蛇の池のそばで昼食を採り、いつもの道を下山して、新しく見つけた滝へ仲間を案内して、これで今年の山を終わりました。



 尾根を登って障子岩や名刹の展望台から瀬戸内海の光る海を見て、山上の池から下山して滝を見る、結構変化のあるコースを歩きました。



 この写真は名刹の展望台から撮影したもので、上の写真は障子岩から見た宮島方面です。冬型の気圧配置になり、季節風の吹き出しが強いからでしょうか、終日雲の多い日でした。



 滝を流れる水量は減るばかりですが春になれば雨も降って水量も増えていくことでしょう。来年が楽しみです。

 楽しみといえば今日登ったコースのサクラ、大きな木が10+本あったようです。そのためにこの尾根を桜尾根と言うことにしようかと考えています。桜尾根を登って椿尾根を下りる、なかなか良いネーミングではありませんか?



 滝から山道に戻るこの小さな登りが今年最後の登りになりそうです。

 私たちのグループの新年最初の山歩きは1月7日の宮島弥山。それまではグループとしての山歩きはありません。

 ブログの更新、まだまだある予定です。これと言った話題はありませんが、、、、。

今日の観察地

2008年12月25日 | タカの渡り観察
今年最後のお花見を、、、、、、

 タカ長観察地の周りにあるサクラはソメイヨシノばかりだと思っていたら1本だけ違うのがあるのです。昨年気がつきました。





 このサクラだけはこの時期でも葉をつけています。近づいてみると花も咲いています。



 一口にサクラと言ってもたくさんの種類がありますから、この時期に葉をつけ花を咲かせているサクラがあっても驚きはしませんが、、、、。
 この品種は??? 残念ですがタカ長には分かりません。無責任に冬桜と言っておきましょうか。



 この時期に咲くサクラは花にも精気が感じられないように見えるのですが、それはこの品種だけのことでしょうか?それとも今が花の最盛期ではないのでしょうか?それも私には分かりません。



 タカ長が観察地に行ったのは花を撮るためではありません。車のワックスをかけながら何か飛んでくるのを期待して上がったのです。

 と言うのも新しいSDカードを買ったからです。

 16GB  SDHCカード   3,480円

 パソコン関係にしろデジカメ関係にしろ、その進歩には目を見張るものがあります。これもその一つと言ってよいのでしょうか?あまりにも安いので心配になってパソコンに詳しい友だちに聞いたらOKと言う返事をもらったので購入したのです。

 そのカードのテストも兼ねて空を飛んでいるものを撮りたかったのですが、今日はカラスもトビも飛びませんでした。そのかわりに飛んできてくれたのがこのマヒワです。



 もう少し近くに止まってほしかったのですが、、、、なかなか思うところにきてくれませんでした。しかし、連写しても問題なさそうなのでこのカードを大切に使うつもりです。

       来春はこのカードでハチクマのタカ柱が撮れないかなぁ。

タカの識別~続報

2008年12月24日 | タカの渡り観察
識別を依頼されたタカの写真です

 12月19日のブログで紹介したタカの識別の話です。撮影者の了解を得ることが出来ましたのでその写真を紹介させていただきます。

 撮影者は MITSU & MISAKIと紹介してください、と言うことです。
お二人は「mitsuとmisakiの野鳥写真」 http://blog.love-birds.net/ と言うブログもお持ちなのでそちらもご覧頂けると幸いです。今回の件もアップされています。

 さて、識別の話です。



 ランカウイ島で撮影された写真です。素直に見ればサシバで、事実正解もサシバなのですが、南の国から送られた写真だと思うと、やはり誰かの意見を聞きたくなるタカ長なのです。



 この写真になると疑心暗鬼になってしまいます。正解はハイタカですが、南の国には似たようなタカがいるのではないか???そもそもハイタカだって止まっているところをみる機会は思いのほか少ないタカ長なのです。何か裏があるのでは、、、???

 ハイタカはマレーシアでは記録されることの少ないタカだそうで、例えば今秋マレーシアのKさんが、Taiping で数えられたタカ19588羽のタカのうちハイタカはわずかの50羽でした。





 これが問題の写真です。タカ長も見たことがないタカだったのでマレーシアの鳥友に識別を依頼することになったのです。
 Kさんもこの写真だけでは胸の状態も見えないので断定が出来なかったようです。そこでベトナムのLさんにも見ていただいて<アカハラクマタカと言う結論を得たわけです。



 最初のサシバはランカウイ島で撮影されたものですが、その他の写真はクアラ・セランゴール自然公園での撮影です。

 上の写真はタカ長たちが2007年はるにクアラ・セランゴールを訪れたときのものです。MITSU & MISAKI もこのような緑の中で撮影されたのでしょうか。

あの日のことをあらためて思い出しているタカ長です。


Aやまへの道

2008年12月22日 | タカの渡り観察
間もなく新ルートの完成です

 今日は仲間に新ルートのお披露目をしながらA山へ登りました。下1/3は先日の作業でほぼ完成済み、それから上には2ヶ所程度シダが繁っていましたが、そこを切り払ったので山道が現れてきました。



 それとは別に1ヶ所急なところがあります。今日のところは踏みあとのある直登ルートを上がりましたが、ここはジグザグに登るほうが楽なようです。そのジグザク道を見つけたらルートは完成します。



 A山(586.7m)には三等三角点がありました。白い標識の左に土に埋もれたように三角点を示す石柱が見えます。



 周りはこのように繁っていて展望はありません。空が開けているだけです。そこがチョッと残念なのですが、私たちにはどうすることも出来ません。

 ともあれこれで1本のルートが見えてきました。ほとんど完成と言っても良さそうです。これで変化のある裏山歩きが出来ます。

 ところでタカ長観察地で言っているA山は、タカの観察中はその名前で呼んでも良いのですが、山歩きの仲間内ではもっと気の利いた名前にしたいと考えています。

 その名前ですが鷹宝山(ようほうざん)とすれば名前負けすることになりそうですが、タカ長観察地で見る限りここは宝の山なのです。だからタカ長としては密かにそのような名前にしたいと考えています。
 そしてそこに登る今回拓いたルートが花見尾根もしくは桜尾根と言うことにするつもりです。
 新しいルートを見つけることに専念していた私はそこにどのような木があるかまったく見ていませんでした。今日一緒に歩いた人の話では山桜の木が、それもかなり立派な木が数本あったようですから花の名前の尾根にすれば良さそうです。

 前にも書いたようですが、このコースは野鳥の気配が強いので来春が楽しみです。

 サクラの花と野鳥の両方を楽しめるルートになりそうです。

天狗岩に登る

2008年12月20日 | 山歩きから
広島湾をめぐる陽だまりハイクです

 タカ長たちの冬の楽しみは瀬戸内海をめぐる陽だまりハイクです。

 今日は仲間たちとJR呉線の小屋浦駅の裏にある天狗岩の稜線を歩いてきました。朝は曇状態でしたが11時を過ぎる頃から快晴状態になり、のんびりと冬の陽だまりハイクを楽しむことが出来ました。

 

 小屋浦駅から天地峠に向かう道でこのような道しるべを見つけました。右左の道が山へ行く道で坂に行くのは真っ直ぐ行くのですよ、と言う子供向けの標なのでしょうか。人里に近い里山の標なのですね。

 

 天狗岩の稜線に出ると広島方面を一望できるところがありました。のどかな広島湾の海景色です。



 写真では見えませんがこの稜線からタカ長観察地も見ることが出来ました。



 天狗岩と言ってもこのようなもので命名の由来を想像することもできませんでした。この岩でゆっくりと昼食を採り、稜線の道を小屋浦駅まで歩きました。



 その途中から見る安芸の宮島です。奥側の左の三角型のピークが岩船山で、その右の峰が駒ヶ林、弥山です。この宮島をドカッと渡る日はおそらくこの辺りから内陸部にはいって行くのでしょう。



 呉方面、正確には天応方面を望んだところです。この岩の上にいるとき頭上をハヤブサが天応方面に流れていったかと思うと、1羽のタカにモビングしました。そのタカはノスリ、本気で狩をするようには見えませんでしたが、2~3度モビングしたあとそのまま天応方面に飛び去りました。両方の大きさの関係から考えるとハヤブサはオスだったのでしょう。この方向は逆光で細かいことは何も見えませんでした。



 のんびりした陽だまりハイクは落ち葉の道を小屋浦に下りて終わりました。

 他に見たタカはトビとミサゴだけです。小鳥類はところどころかなりの数がいるような雰囲気はあったのですが、木が繁っていてなかなか見ることは出来ませんでした。しっかり確認できたのはヤマガラ・エナガ、メジロ、ホオジロくらいです。

今日も9名の仲間と幸せな山歩きを楽しむことが出来ました。