タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

そして夏山

2009年07月31日 | 山歩きから
最後のトレーニングを済ませて、、、、、、

 裏山に太陽の光が戻ってきました。梅雨明けの発表はないようですが、光りの夏がやって来た感じです。



 山上の貯水池にも青空が写っています。木の枝は太陽の光をいっぱい受けて深呼吸している感じです。



 さくら広場の緑も太陽の光を受けて輝いています。しかし、中に足を踏み入れると湿地状態、まだまだ水分をいっぱい含んでいます。湿地を好む植物には好都合でしょうが、普通の植物にとっては水死状態(?)では????

 この夏は野菜の出来も悪くて値段も上がっているとか、長雨と日照不足の影響はいろいろなところに出ているようです。



 ネジバナだけは元気に咲いています。あの東屋で休憩して、、、、、、

 昼過ぎに山を下りてきました。



 赤いキノコの怪しげな火焔に見送られていざ夏山へ

 山の天気予報からもマークが消えました。いよいよ私たちの夏が始まります。




今日は晴

2009年07月30日 | 山歩きから
久しぶりに晴れましたが、、、、、、

 久しぶりに晴れました。朝から青空、梅雨明けと言いたいのですが、今年の天気はハッキリしないようですね。

 梅雨明け十日と言う言葉があります。梅雨が明けてから十日間は安定した天気が続く、と言う意味で使われています。今日あたり梅雨が明けると私たちが山に行くあいだは「梅雨明け十日」の期間にはいり、快適な夏山を楽しむことが出来るのですが、山岳気象を見るとスッキリとした晴は期待できないようです。



 天気のことをあれこれ心配をしても仕方ありません。天気の推移を見ながら山歩きを進めて行くことにします。



 北アルプス鏡池から見た槍ヶ岳です。

 今年はあの槍ヶ岳を向こう側から見ながら歩くことになります。

 このような写真を撮ることが出来るとうれしいのですが、、、、。すべては神のみぞ知ることです。

 いろいろ予定があるのでブログの更新が出来ないかも分かりません。
                   山から帰って通常の生活に戻るのは8月9日頃です

 それまでは更新できない日もあります。ご容赦下さい。


夏山の準備

2009年07月29日 | 山歩きから
夏山の準備は最終段階です

 間もなく夏山です。8月3日に出発予定。来月になると天気が少しは良くなるような予報が出ているのですが、もちろんこれだけは現地に行って見ないと分かりません。



 私はいま3足の山靴を使っています。これはその中で一番ヘビー級です。片足1kg以上あります。山らしい山に行くときに使っています。

 ここ何回か足慣らしを兼ねてこの靴で裏山を歩き、今朝はワックスをかけて準備を終えました。



 雨具にも防水スプレイをかけました。この雨具も日常的には使っていません。どちらかと言えばよそ行き、山らしい山に行くときに使っています。



 この山靴があの雲より高いところを歩くのは一週間先です。そのとき山は笑ってくれるのでしょうか?

 もう何日も前から山の天気をチェックしていますが、今年はどうも良く分かりません。ハッキリとした晴続きの山歩きは期待できないのかも分かりませんが、だからと言って登山が不可能なほどの荒れ模様ではないような予報が出ています。

 山に行く前にはいろいろ処理することが多いのです。

   夏山前に町内会の盆踊り。
   町内会の広報紙の原稿依頼も私の仕事です。
   老母をショートステイに預けないといけません。

 仕事が多いのは現役のときもいまも同じですが、それらを曲りなりに片付けて、山に向かう乗り物に乗る、、、、、、
 そこでホットひと息つく。

 今年も同じような思いをしながら夏山を迎えます。


今日の裏山

2009年07月28日 | 山歩きから
キノコのことが分かると山歩きの楽しさは倍増するのですが、、、、、

 裏山にはたくさんのキノコが生えています。夏キノコのほうが秋よりも多い、と何かで読んだことがありますが、キノコについては超くらいタカ長には定かではありません。



 ホウキタケみたいですが、本当かウソかまったく分かりません。松の木から出ているのはマツタケだけではないのですか?と言いたいのですが他にもいろいろ出ているのを見たことはあります。



 こんなのもありました。もし食べられるものなら大豊作ですが、、、、、、



 これはカエンダケで間違いないはずです。

 地獄の業火のようなこのキノコ、カエンダケで間違いないのなら日本最強クラスの猛毒キノコです。ネットで調べてみると致死量10g、ここにあるのを寄せ集めればらくに死ぬことが出来そうです。

 そのキノコを写真に撮るとレンズが腐る、と仲間に言われながら写真を撮りました。その後もカメラは正常に作動していますから、カメラのレンズを腐らせるほどの毒性は無いようです。



 さくら広場はネジバナの花盛り。しかし、この雨で広場はさくら湿地と呼びたいような状態になっています。防水のしっかりした靴でないと入ることは出来ません。



 夏山前の最後のトレーニングのつもりでいつもより多く歩きました。この雨続きでトレーニング不足気味です。夏山本番ではバテないように注意しないといけませんね。

 鳥の面では特記事項なし。鳥を見る時間が不要なので多く歩けた、と言うことかも分かりません。

ともあれキノコのことが分かると山歩きが格段に豊かになるのですが、、、、、、、、

 いまさら命がけでキノコの勉強も出来ないので、足許に美味しいキノコが生えていても素通りすることにします。


今日の裏山

2009年07月27日 | 山歩きから
梅雨明けなら嬉しいのですが、、、、、

 晴れました。もう雨はうんざりです。



 タカ長観察地から見る向山。山をかくしていた雲も取れ、、、、、、



 大茶臼山方面も晴れていきます。山は低くても、雲が取れていく様は素晴らしいものです。ドラマがあるようです。



 鈴ヶ峯も小さな山ですが、ドラマチックな雲を配すると高山のように見えます。長い雨も上がってこのまま晴れてくれるのならよいのですが、、、、、



 広島市の上空の雲は本当の意味の夏雲ではないようですね。天気予報を見てもこの先一週間スッキリ晴れる予報は出ていません。

 何年か前にもありましたが、スッキリ晴れないまま夏が終わるのでしょうか?

 このように雨が続くとハチクマの繁殖に悪い影響は無いのだろうか心配になります。今秋の渡りは例年の半分、何てことは無いでしょうね。



 これと言った鳥も見えないのでツバメを撮ってみました。タカ長カメラで撮れる距離を身につけておきたいのです。これくらいならピントが合うようですね。



 タカと間違って撮ったのではありません。これはかなり距離がありましたが、トビであることは分かります。これを撮った大杉では前回はサシバを見たのですが、、、、、。そしてタカカノたちはクマタカを見たこともあるのですが、、、、

 今日はこのトビだけでした。

 クロツグミはさかんに鳴いていました。オオルリの声も聞きました。ホトトギスも鳴いていました。しかし、サンコウチョウは声も姿も確認できませんでした。

 間もなく夏山、もうそろそろ晴れて欲しいものです。


暗黙の了解

2009年07月25日 | 山歩きから
山歩きには暗黙の了解事項がありました

 今日も雨です。いい加減どうにかしてくれ、と言いたいのですが相手がお天道さんではどうにもなりません。猛暑日続きの夏も、暑いのが苦手なタカ長には困りもので好きではありませんが、しかし、そろそろ夏らしくならないと、、、、、、、。

 昔のことを言いたくなるのも加齢現象かも分かりませんが、例の大雪山系の遭難事故があって山歩きのことをいろいろ考えているのです。

 

 私が山歩きを始めた頃は登山者のあいだにある種の暗黙の了解がありました。この写真は冠高原から寂地山を目指して歩いているところです。特別な技術も経験もなくても歩くことが出来るコース、と言っても良いでしょう。そこに至るまでのアクセスは今と当時ではまったく違いますが、山を歩くことそのものには特段の変化は無いはずです。



 しかし、私が山歩きを始めた頃には登山者のあいだに暗黙の了解事項がありました。標高の低い広島の山とは言っても、県北の山にいきなり連れて行ってくれとは言えない雰囲気みたいなものがありました。広島市近郊の山をある程度歩いた人でないと県北の山に連れて行ってくれとは言えませんでしたし、また、その資格のない人を連れて行ってくれる人もいませんでした。

 法的な規制とか山の会の会則などにうたわれているのではありません。登山者同士の暗黙の了解事項なのです。そのようなものが確かに、厳然としてありました。

 標高の低い広島の山の世界でもそうでしたから、同じような暗黙の了解は全国にあったはずです。広島だけのことではありません。



 しかし、中高年登山ブームと言われる現在、そのような暗黙の了解みたいなものはまったくありません。低い山から高い山へ、やさしい山から困難な山へ、階段を登るようにステップを上げていく発想そのものがなくなっているような気がします。

 山を始めた途端に百名山を目指すことも可能で、ツアー登山を利用すれば簡単に百名山を登るシステムが出来上がっています。私たち「暗黙の了解」があったことを知る登山者には恐ろしいことですが、中高年になって山を始めた人はそのような意識すらないはずです。

 経験者づらをして偉そうなことを言うようで嫌なのですが、何をするにも段階を踏む必要がありますし、特に最悪の場合は生死を分ける局面に向き合うこともある山登りにおいては、このことはより慎重に考えないといけないことなのです。

 

 広島県の最高峰、恐羅漢山をめざして立山スロープを登っているところです。当時の恐羅漢山登山はふもとの古屋敷の民宿に一泊して登るのが常でした。先輩たちが古屋敷のを歩いている写真を見て羨ましく思ったことをいまだに忘れることが出来ません。半世紀を経たいまでも忘れられないくらい羨ましく思っても「連れて行ってくれ」とは言えなかったのです。



 旧羅漢から西中国山地を見たところです。このような山を見ることは当時の初心者にとっては「夢のまた夢」の世界だったのです。

 いまの日本はどこでも当時と違って山までのアクセスが格段に良くなっています。そのことがあだとなって「暗黙の了解」が無くなったのでしょうか。当時の状況では山に登る前に、登山口に着くのにも最低限の体力が必要でしたから、初心者がうかつに山に近づけなかったのでしょう。そのためにそのような「暗黙の了解」が出来ていたように思っています。

 今ではその気になれば明日にも百名山に登ることが出来ます。しかし、そのことはステップを踏んで行くことの重要性を無視しても良い、と言うことには決してならないのです。そのことは絶対に忘れてはいけないことです。

 私の知人が百名山を完登しました。この人が、と私には「?」を何個も付けたくなる人です。

 私の危惧は当りました。その人は山で膝を痛めていまは車椅子で生活するようになっているそうです。山は自己責任の世界ですが、それにしても罪作りな百名山ブームですね。


夏山の準備に入っていますが、、、、

2009年07月24日 | タカの渡り観察
天気が安定しなくて困っています

 今日も雨になりました。
 明日以降の予報を見ても晴続きは望めないように思われます。再来週は私たちの夏山登山ですが、それまでに梅雨は明けるのでしょうか?

 来週梅雨明けすれば、私たちは梅雨明け十日と言われる、安定した天気のもとで夏山登山ができることになるのですが、、、、、、。

 あれこれ言っても仕方ないのでいろいろな局面を想定して準備することにしています。



 まったく関係のない写真を取り出してみました。ニュージランドのマウント・クックの夕景です。氷河が赤く染まっています。



 同じくマウント・クックの朝焼け、モルゲンロートです。ホテルの窓から撮りました。早起きは三文の得、朝寝坊した人はこのような写真を撮ることが出来ません。



 この山に限ったことではないのですが、外国の山は登山者の登る領域とトレッカーが行ける領域がハッキリ分かれているところが多いようです。ヨーロッパアルプスにしてもロッキー山脈にしても、、、、、。もちろんニュージランドでも同じことが言えます。



 ところが日本の山はなだらかなので、登山者が登る領域とハイカー、トレッカーが行く領域の区別が付けにくいのです。トレッカーだけでなく一般観光客も同じような山に入って行くことができるのです。

 先日大雪山系で大きな遭難事故がありましたが、その下敷きの部分にはツアー登山を主催する人もそれに参加する人も、その線引きが出来ていないことが指摘できると思います。

 現に今回の登山ツアーに観光気分で参加した人もいた、と言う報道もありました。山に登りたい気持ちは良く分かりますが「登りたいという気持ち」と「登れる」と言うことはまったく違うのです。そのあたりの事情があいまいになりがちなのが日本の山なのです。

 今回の遭難では法的には主催した旅行会社の責任が問われることになるでしょうし、その責任が厳しく問われても仕方ありません。それだけの事を起こしたのですから、、、、、。

 だからと言って参加者のほうにまったく責任がないかといえばそれはウソになります。この判断は刑法の問題ではないのですが、登山ツアーに参加する人が「登山は自己責任」と言う認識があったかどうか、そのことは刑法の話とは別に登山のあり方を考える上で厳しく追求されるべきだと思っています。

 話が横道にそれましたが、、、、早く梅雨明けして欲しい、、、、、、

 私たちの夏山はもう始まっているのです。天気の推移が気になって仕方ないのです。

 自慢たらしく言えば、今回のツアーに参加した人のなかに現地の天気の推移を10日も2週間も前から注意していた人がいたのか、確かめてみたい気分です。


今日の裏山

2009年07月23日 | 山歩きから
裏山はたっぷりと水をふくんでいます。

 昨日の日食、ご覧になりましたか?チョッとでも見ることの出来た人はラッキーでした。日本中どこでも見ることが出来たわけではありませんから、、、、、。



 裏山の沢は増水してチョッとしたものになっています。砂防堰堤から流れ落ちる水は「滝」と言っても良さそうです。どこを歩いても水を含んでいます。

 いつもは音のしない沢筋からも水音がしています。本当に山全体が水をいっぱいに吸い込んでいる感じです。今日歩いたコースでは2~3本の倒木が見られたくらいで、特別な被害は出ていないようで一安心しました。



 水苔池に西側から流れこんでいる沢すじ。この上を渡ってくるタカを「初心者コース」と言っていた沢すじの登山道に、穴があいて水が噴出していました。小さな水道管が破れて水が噴出した感じです。



 かつてこのあたりは深い針葉樹の森で、雰囲気の良いところでした。チョッとオーバーな言い方ですが、北八ヶ岳の森とか南アルプスの森の雰囲気があると感じていました。
 ところが99年豪雨のときに多くの木が倒され、今ではその頃の面影はなくなりました。



 その頃の倒木には苔が生え、周りの環境に溶け込んできている、とも言えそうですが、もちろんもとの森に帰るわけではありません。



 このように荒れてしまった森を北ヤツ(北八ヶ岳)の森のようだとは、いくら言葉を知らないタカ長も言うことは出来ませんが、かつてこの森が私たちの裏山歩きに変化をつけていたことは確かなのです。

 今年の雨はいまのところ山の地形を変えるほどは降っていません。また、あのような豪雨が何度もあっては困ります。この森がかつての姿を取り戻すまで私たちは山を歩くことは出来ないでしょうが、その森が自然に復元して行く姿を少しでも見つづけたいと考えています。

肝心の鳥ですが収穫はありませんでした。

 元気よく鳴いていたのはクロツグミくらい。キビタキの遠慮がちに鳴く声を聞いた以外はほとんど鳥の声はしませんでした。沢すじはもとより尾根を歩いていても水音が聞こえていましたから、その音に鳥の声がかき消されたのかも分かりません。

 

今日の裏山

2009年07月22日 | 日々雑感
部分日食を見ることが出来ました

 今日は日食が見られる日。めったに見ることの出来ない天体ショーですが、昨日までの天気予報では期待できませんでした。

 しかし、天気は回復してくれました。

 10時過ぎにタカ長観察地に行ってみると、太陽は欠け始めていましたが、何も事前準備していないので写真を撮ることはできません。

 あきらめかけていたら丁度良い具合に雲がかかって、、、、



 肉眼でも太陽が見える状態になりました。これならタカ長カメラでも撮影できます。



 雲の状態で見えたり見えなかったりでしたが、、、、、、



 ほぼ最大に欠けた時間に撮ることが出来ました。ラッキー、、、、。



 最大に欠けたらもう少し暗くなるのかと思いましたが、案外明るいのですね。まさか、星が見えるとは思いませんでしたが、車を運転するときはスモールランプを点けたくなるくらいは暗くなると思ったのですが、、、、、。

 素人のとんだ間違いでした。



 空を飛んだのはトビとカラスくらいです。

 同じトビでも欠けた太陽をバックに飛んでくれたら絵になるのでしょうが、、、、。

 皆既日食が見える悪石島は雨だったようですね。

  はるばる行って雨では泣くに泣けないのでは、、、。自然のことなので仕方ないのでしょうが、関係者のため息が聞こえてくるようです。


雨上がり、、、

2009年07月21日 | 日々雑感
サギソウが雨に打たれて、、、、

 広島地方の雨は峠を越えたのでしょうか?

 とにかくよく降りました。被害は無いのでしょうか?



 雨が上がって明るくなった庭を見ると、タカカノが育てたサギソウが風に揺れていました。ひょろ長い花を撮るのはピンとあわせが難しいので、ここはNikon D80 に登場してもらいました。もちろんマクロレンズです。



 よく見ると花は雨に打たれて痛んでいるのですね。痛ましい感じで、大空を飛ぶ鷺のイメージはありません。



 それでも何とかそれらしく撮るようがんばったのですが、、、、、

 タカ長の周りには蚊が10+うろうろ。早々に退散することになりました。



 花の向きを変え、カメラアングルを変えてもう少し工夫したかったのですが、蚊の襲撃にはまけました。彼らも久しぶりの食料接近に興奮していたのでしょう。

 とにかく雨は上がったようです。明日の日食観察に期待が持てるようになりました。

 猛暑続きも嫌ですが、しかし、そろそろ梅雨も明けて欲しいですね。