タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

あぁ~ハロン湾

2008年06月28日 | 旅行のことなど
タカの渡らない時期のタカ長は陸に上がった河童です

 渡りの時期を外れると観察地に行っても不思議なくらい何も飛んでいません。出るか出ないか分からない居つきのタカを待つほど辛抱強くないタカ長は、陸に上がった河童のようです。

 と言うことであまり情報がないので旅行の話などを紹介します。



 今や世界的な観光地になったベトナムのハロン湾です。おそらくすべての遊覧船が立ち寄るディエンクン鍾乳洞の前はご覧の通りです。接岸を待つ船、鍾乳洞を観光しているお客さんを待っている船、多くの船でごった返しています。

 

 ごったがえしている、と言っても沖合いは広いのでまだ何とかなります。しかし、バイチャイのフェリー乗り場の混雑ぶりは想像をはるかに超えていました。どこを見ても船、船、船、、、、、、、、、、、
 これではガイドがついてくれないと自分の乗る船も分かりません。



 やっとの思いで船に乗り込んでも観光パンフレットに書かれたようなエメラルドグリーンの海が待っているわけではありません。おびただしい数の船が出す排気ガスの悪臭が出迎えてくれるのです。

 世界的な観光地、ハロン湾観光はこのようにして始まるのです。

 当たり前のことですが、観光を終わった船は港に接岸しなければなりません。これがまた大変なのです。



 私たちの船が港に帰ったときはご覧の通り、これでは接岸できそうもないと考えてしまいますが、、、、、、、
 この船の間に強引に割り込んで行くのです。



 そうして隣の船を押しのけるようにして、、、、、、、、



 若干時間がかかりましたがお客さんが乗り降りできるようにしてくれました。力ずくで接岸できるように船の構造も考えられているようです。

 それにしても多くの船がいました。あまりアテにならなかった観光ガイド(本当に私たちについてくれたガイドの能力は????でした)の説明では、ハロン湾では500艘の船が活躍しているそうです。

 今日はチョッとハロン湾のイメージを壊すような紹介をしたので、次はハロン湾の絶景を紹介することにします。

裏山の原生林

2008年06月25日 | 山歩きから
裏山の原生林です

 今日もタカ長は裏山歩きです。

 タカ長観察地の裏山の山頂付近には今なお原生林が残っています。観察地に車を置いて、ゆっくり歩いて2時間程度の距離です。



 この写真は少しゴタゴタしていますが山頂一帯の森は深いのです。もちろん野鳥たちの棲家になっています。



 今日もオオルリ・キビタキ・クロツグミの声はあちらこちらで聞くことが出来ましたが、その姿を確認できたのはオオルリだけだったでしょうか。



 この場所ではないのですが今日もピリピリと言う気になる声を聞きました。しかし、タカ長の耳はまったく当てにならないのです。コマドリが繁殖するには標高が低すぎますから、これはタカ長の空耳かも分かりません。でも、何となく気になる声が何度も何度も聞こえました。



 頂上近くの池のスイレンもアジサイも今が見ごろですね。ワンショットに収めてみました。



 春4月、この池の上空をサシバが渡るのを見たこともありますが、もちろん今は渡りの季節ではありません。スイレンの花期は長いので来月も楽しめます。近くのキャンプ場の管理の人の話では秋までスイレンは楽しめるそうですから、ハチクマが渡ってくるまではこの池で花を楽しむのがベターかもわかりません。
 標高は600m+しかありませんが、それだけ上がるだけで下界とはまったく違う涼しい風を楽しむことが出来ます。

 タカ長の裏山って素晴らしいですね。

裏探~近くで鳥を

2008年06月24日 | バードウォッチング
 裏探~つまり裏山で探鳥すること

 タカ長の観察地の裏山には結構深い森があるのです。その昔は原生林が広がっていたはずですが、それらの木が伐られて杉や檜を植え、その植林された森がほとんど放置された状態になっているので、第一級の森とは言いがたいのですが、とにかく深い森があるのです。



 山道に入るとすぐ自然林です。手入れがされていない山の赤松は枯れているものが多くて、それらが少しの風で倒れています。それも自然な状態と言えば言えるのでしょうか。

 

 枯れた赤松はオオルリのソングポストになっています。この程度開けたところから見ることが出来ればよいのですが、大概はもう少し狭い視野から見ることになります。



 例えばこのように緑の窓のその上でさえずっているオオルリです。この場合は逆光になって色はイマイチですが、距離的には近いのでそれなりに楽しむことが出来ます。

 ここではオオルリやキビタキ、クロツグミは常連と言ったところでしょうか。時にはそれらの鳥が森の中を枝移りしながら移動しているのに遭遇することがあります。ほぼ目線の高さで見るそれらの鳥は、それぞれに色が鮮やかで息を呑むような美しさです。

 今日も文字通り瑠璃色のオオルリを見ることが出来ました。足元から山鳥が飛び立ちました。珍鳥には出会えませんでしたが、十分満足な裏探でした。



 ほとんど展望のない裏山ですが2~3ヶ所海が見えるところがあります。これはその中のベストポイント(?)です。中央がタカ長の観察地、そしてその向こうに瀬戸内海の梅が望まれます。

 

 視野が狭いのでタカの渡りを観察できるところはありませんが、ところどころ視界の開けた所からいつもと違う裏山を見るのも裏探の楽しみの一つです。

 大体においてタカのルートになっている所には小鳥類も多いのでしょうか?ここでも贅沢を言わなければじゅうぶん探鳥を楽しむことが出来ます。

 原油高の折、年金生活者としては遠出を考えないで身近な野鳥を楽しみたいと考えています。

懇談会?混乱会?

2008年06月22日 | タカの渡り観察
タカ影を 追いしまなこの 輝けり (T.M)

 今日のタカ長、仲間との懇親会に行ってきました。隣県の友だちのグループとの懇親会、情報交換会を兼ねています。

 土曜日、集合時間よりかなり早めについたタカ長のグループ。しかし、いくら待っても隣県の友だちが現れません。約束の12時、まだ現れません。携帯電話を2回鳴らしましたが応答なし、山道で溝に落ちたのなら連絡くらいはあるだろうに、、、、と待っていたら施設のほうに携帯電話忘れていて連絡が取れない旨の電話が入りました。

 隣県の友だちが我が県で探鳥していて遅くなっている由、マジメと言えばマジメ、しかし、大幅の遅れ、、、、しかし、心の広いタカ長は悠然と待って、笑顔で遅れ組を迎えました。現役世代なら罰金ものですが、まあまあ固いことは言わないようにしましょう。私は年金生活者なのです。

 さて、大幅に遅れて情報交換のためのプレゼンテーションをしようとしてタカ長のノートパソコンを開いたら、、、、、、あぁ、電源コードが入っていません。何たること。隣県組に罰金を請求しなくて良かった。もししていたら今度はその何倍もの罰金を請求され、タカ長の家計は立ち行かなくなるところでした。

 その窮地は施設職員のパソコン技能とタカ長グループの若手が持ってきたパソコンによって脱出することが出来ました。感謝、感謝。そしてお陰で一つ勉強しました。

 今日のイベントは隣県グループも含めた懇談会だったのでしょうか?それとも混乱会だったのでしょうか?

 冒頭の句は隣県グループのMさんのものです。タカ長のものではありませんよ。



 これは証拠写真、とにかくスライドを使ったプレゼンテーションが行われました。演者はトビ吉おじさん。目を輝かせて話していますが、それがよく見えないところが良いのです。スクリーンに何か映っているのを紹介するための写真ですから、、、、、、。






 日曜日も深い霧。これでは探鳥も出来ないのでタカ長のグループは、キリの海(海のキリ)が見える海沿いのとあるホテルでゆっくりとコーヒータイムを楽しんでから、早めに帰宅しました。

雲流る タカの流れの いと疾き(T.M)

シンポジュームのこと~終わりに

2008年06月20日 | タカの渡り観察
 ベトナムのタムダオでのシンポジューム。4泊の滞在はあっと言う間に終わりました。思えば楽しい滞在でした。

 そのシンポジュームの話を終わるにあたってホテル周辺の写真を紹介します。キリの日が多くて写真的には良くなかった(少なくとも三脚も何も持たない旅行者としては)とも言えますが、だからと言って連日快晴無風の状態でしたら写真を撮る気にならなかったかも分かりません。



 何気なく撮った一枚です。プロだったらもう少し近づいて犬と若者を中心に構図を考えるかも分かりませんね。



 一流ホテルの隣の民家、と言いたいのですが窓の中に見えているのは食堂のテーブルなのです。タカ長はここには行きませんでしたが、似たような食堂で何回か安く食事を済ませました。




 早い時間ですから左向こうの、ホテルのプールサイドにも人影はありません。



 タムダオの象徴的な存在ともいえるタワーです。霧の中のタワーは絵になりますね。



 しかし、このように晴れてしまうと味気ないものです。



 タムダオ最後の写真です。晴れていれば下界が見えて、ひょっとすればタカが上昇気流に乗って渡ってくるかも分からないのですが、、、、これでは見えませんね。ここは現地の人の観察ポイントですから場所は悪くないのです。

 タムダオでの滞在を終わってはハノイに帰るとなると何となく寂しい思いをしたものです。またいつの日かタムダオに来ることはあるのでしょうか?

エキスカーションでの観察

2008年06月19日 | タカの渡り観察
 ともあれ無事にタカの渡り観察が始まりました。天下の公道のそばの空地で、そして道路の真ん中でも、、、、、。



 このポイントではタカの渡りと小鳥を楽しむことが出来ます。手前右から二人目のLee Manh Hung がガイドしてくれますから安心して観察できます。彼はベトナムでNo.1の鳥屋さんですから本当に安心なのです。



 これは上のポイントから200mくらい下がった道路端、タカが現れるまではご覧のように三々五々おしゃべりを楽しんでいます。このおしゃべりがまた楽しいのです。
 右下の若者はインドネシアからの女学生とタイからの学生ですが、彼らは日本に興味を持っているようで簡単な日本語の話などしていたらタカ長の周りには若者たちの輪が出来ていました。
 右から四人目の学生は日本への留学希望で、文部科学省の留学生試験にチャレンジしているようでした。



 どんなに話が弾んでいても誰かが「raptor,raptor,,,,」と声をかけたら一瞬にしてご覧の状態になります。このあたりは国は違ってもやることは同じです。当たり前のことですが、タカが好きな人が集まっているのです。

 タカ好きのタカに対する思いは同じでしょうが、タカ長の観察地と違うのは観察している人の平均年齢、こちらが圧倒的に若いのです。当たり前のこと、分かっていたこととは言え、現実に若い人に囲まれて観察しているとこの若さは羨ましくて仕方ないのです。

 この日は結構飛んでくれました。私は数えていませんが感覚的には3~400のペースか?いずれにしてもその数は驚くにあたりませんが、ベトナムで特筆できるのはその種数の多さなのです。

 ハチクマ  サシバ などはタカ長でもおなじみです。

 ツミやハイタカなどハイタカ属。この中にはカンムリオオタカとか言った、見たこともないタカも含まれます。

 チュウヒ、ハイイロチュウヒ、マダラチュウヒなどチュウヒの仲間

 他にもノスリだ、チョウゲンボウだ、カンムリワシだ、、、、と色々なタカが出てくるのです。そしてここではトビも渡りをするタカ、これも種数に入れなければいけません。と言うことでトビを加えてこの日も十数種類のタカの渡りが記録されました。

 タカ長がある程度自信を持って識別できるのはハチクマにサシバ、それにトビくらい???
 現場には識別に長けた人がたくさんいるのですからただ無心に空を見ていれば良いわけです。

 ともあれ楽しい観察が出来たエキスカーションでした。タカの数や種数はそれぞれの観察地で違うのは仕方ないのですが、それにしても観察者の平均年齢の若さは羨ましくて仕方ない観察でした。
 (タカ長観察地にお出かけの皆さま、決して皆さまに不満があるわけではないのですよ。でも次の世代を背負っていく人と観察できる喜びは分かっていただけますね)

シンポジュームのこと~その4

2008年06月18日 | タカの渡り観察
 今年の4月、ベトナムのタムダオで行われたARRCNのシンポジュームの話のつづきです。



 シンポジュームはこのメラホテルで行われました。タカ長の部屋は左から2本目の椰子の葉の向こう、ベランダつきの立派な部屋です。このように晴れれば遠くまで見渡せ、このホテルの上を渡るタカを観察することが出来ますが、、、、、



 今年のベトナムの天気は例年よりは違っていたようで、シンポジュームの期間中ほとんどの時間はこのようにキリに包まれていました。これでは豪華なベランダつきの部屋も利用することはありませんでした。

 

 エキスカーションの行われた日も今にも雨が降りそうな天気で、予定の観察地に着いてもご覧のようなキリで観察不可能、そのために標高差400mくらい下がった道路端での観察に変更されました。



 急な変更のために参加者全員を一度に運ぶ車はありません。結局3回に分けて移動しましたが、このような時はタカ長グループは積極的に動いて(?)チャッカリ第一陣で観察地に着きました。タカの観察は始まらなくても小鳥の観察は出来ます。このような時だけはタカ長グループは頑張ったのです。



 エキスカーションの会場では地元の子供向けの環境教育のプログラムがありました。

 左端の人がARRCNの山崎会長で、自然界のエコシステムについて話をされました。もちろん英語での話ですが、日本人が話す子供向けの話には何とかか付いて行けました。タカ長の英語は子ども並み、と言うことでしょうか。

 子どもたちも山崎会長の説明をおおむね理解していたようです。専門用語など子どもたちが理解できない言葉が出てきたときは引率の先生(スコープの影のピンクの服を着た人)がベトナム語で補足説明をしていました。

 余談になりますが、日本でも小学生から英語を教えると言うことで議論がされています。タカ長は日本語能力も確立していない段階で中途半端な英語教育をすることは、結局虻蜂取らずになりそうで、この施策に批判的なのです。

 ところがこうして外国に出かけて英語能力に長けた子どもたちや若者たちを目のあたりにすると、タカ長もチョッと考えてしまうのです。英語が世界の共通語であることはこれからも変わらないでしょうから、英語を習得すれば世界が広がることは事実です。そのため英語能力をつけることには大賛成ですが、だからと言って日本のことを忘れた、内容の伴わない英語学習にはやはり批判的になってしまいます。



 ともあれ子どもたちに自然界の仕組みを教えることは大切なことです。タカが自然界の食物連鎖の頂点に立っていることは事実ですから、タカの勉強を切り口にしての環境教育はタカに興味を持っているタカ長としても是非、是非行ったほしいプログラムです。

 

シンポジューム~その3

2008年06月17日 | タカの渡り観察
 シンポジュームの核心部分では英語が分からなくてお手上げ状態だったことはお知らせしたとおりですが、だからと言って私たちがまったく存在感がなかったわけではありません。出席したことが無意味だった、と考えているわけではありません。

 自慢にはなりませんが食事に行くのはいつも一番、エキスカーションに行くのもトップでリーダーをマークしていました。このようなことは冗談みたいなことですが、、、、



 これは「インターナショナル・ナイト・バザー」です。参加者がそれぞれ小さなものを持ち込んで売上金の一部を(私たちは売上金のすべてを)ARRCNの活動資金に当てようとするものです。私たちはけん玉(タカ長の隣町、廿日市市の特産品です)などの小物を持っていきました。当日は現場で折鶴を作ってサービスしました。



 折鶴は日本女性の専売特許と思っていたら、このタイの青年など見よう見まねで小さな折鶴を立派に作っていました。驚くほどの器用さです。



 ナイトバザーでは各国のチームが色々なものを売っていました。タカ長は写真にはありませんが、インドの青年の描いたフクロウの絵を買いました。いま額に入れて部屋に飾っています。

 

 フィナーレまで参加者全員で楽しい時間を過しました。

 確かのこの種のシンポジュームには言葉の壁がありますが、だからと言ってそれがすべてではありません。出かけていっていろいろな国の仲間と触れ合えばそれなりに得るものはあります。その面で言えば日本からの参加者20名のうちタカの渡り関係者は皆無、タカ長を関係者の末席に加えて頂いたとしても1名ですから、寂しい限りでした。私たちは現場で観察することも大切ですが、その場で得られた経験などを広い世界に発表することも重要だと思ったものです。



 その面ではインドネシアからの参加者のパワーはすごいものでした。参加者数は19名で数字の上では2番目ですが、日本からの20名のうちにはタカ長のグループみたいに参加するだけ、目立つのは食事時間と宴会だけ、と言うのも入っていますから、実質的には彼らが一番です。

 シンポジュームではポスター発表を加えて45の研究結果が報告されましたが、このうちの16がインドネシアの若者たちのものです。その熱意は日本にいてはまったく考えていないことでした。

 彼らは宴会の部分でも場を取り仕切っているようでした。オンにオフに大活躍した彼らからタカ長もパワーをもらったような気がしました。



 会場では日本から(他の国からのものが入っているかどうかは確認していません)双眼鏡を途上国の若者たちに贈ると言う紹介もありました。もちろん若者たちは大喜びです。私たちが自宅のどこかに置き忘れているような、古いけど立派に使える双眼鏡はまだまだ活躍の場があるのです。

写真のテストです

2008年06月17日 | 山歩きから
 写真のテストです。

 大神ヶ岳(だいじんがたけ)から見た安芸冠山です。頂上には雲がかかっています。出来るだけ大きな写真をアップしたいのですが、大きな写真を入れると文章が切れてしまう、と言うコメントを頂くので入れられないのです。



 このテンプレートではどうなるのか、のテストです。タカ長のパソコンではなんら問題はないのですが、、、、、

大神ヶ岳・赤谷山

2008年06月16日 | 山歩きから
 今日のタカ長は山歩きです。行き先は島根県益田市の大神ヶ岳・赤谷山。

 今は益田市ですが私たちのイメージとはまったく違います。広島市の西隣、廿日市市の隣は島根県の益田市なのです。平成の大合併でそのようなことになっていますが、私たちの頭の中はなかなか修正できません。

 

 とにかく山登りです。登山口からいきなりの登りになります。中間から上はかなり急ですが、しかし、時間的には楽で、ゆっくり登っても1時間で大神ヶ岳の頂上に立つことが出来ます。



 頂上からの展望は悪くないのですが、何しろ狭いので早々に頂上を後にしました。今日は13名で登ったのですが、全員がゆっくりくつろげるだけの広さがないのです。



 大神ヶ岳からは緑の中の尾根道を赤谷山に向かいます。難所もなくて快適な道ですが、赤谷山直前の岸壁の横を登るところは急です。



 遠くに見えているのは安蔵寺山の稜線で、左の高いところが頂上になります。一面緑の海です。

 

 岩と赤い花を見ると高い山を思い出しますが、この赤谷山は1181mで高山とはいえません。しかし、大神ヶ岳にしてもこの山にしても結構高度感があります。



 赤谷山の三角点のあるところは木に囲まれていて展望はありませんが、その直前にはこのように展望の良いところがあります。

 さて、鳥の話です。このポイントから下を見てオオルリを見つけてくれました。いつものように枝先に止まっていますが、空抜けではありません。バックは緑の海で順光です。文字通りの瑠璃色の鳥を楽しむことが出来ました。

 同じ谷底をクマタカが飛びました。これも背中から見るクマタカです。小さく帆翔したので高度を上げて近づいてくれることを期待したのですが、すぐに横に流れて南側のピークの向こうに消えてしまいました。

 私が緑の木下を歩いているとき後ろから「上、上、、、、」と声がかかりましたが、木の緑に邪魔されて何も見えませんでした。後部で見た人の話ではオオタカみたいに見えたそうですが、私はまったく見ることが出来ませんでした。

 今日の山行き、ハッキリしない天気でしたが雨にもあわず、タカには会えてラッキーな一日でした。感謝、感謝です。