本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は、
第300話 53.04.28 =300回記念作= 男たちの詩 (ボス・チーム)
セミレギュラー:沖雅也
菅井きん 三上剛 ハーディラ・ホム・ヒンメルブラウ号
ゲスト:吉田太門 新井和夫 菊地勇一 八名信夫 藤田康之 多宮健一 加地健太郎 福中康治 島村卓志 津賀有子 柚木悦子 満山恵子 伊波京子
脚本:小川英 四十物光男
監督:竹林進
白昼の新宿副都心高層ビル群の広場。
なにか物思いにふけるボスが、何かに気付いた途端何者かの狙撃に遭い倒れた。
すぐに警察病院に搬送され、一刻も早く手術をしないと危険な重症であるにもかかわらず、ボスは山さんが来るまでがんとして手術どころか麻酔を打つのも拒んだ。局部麻酔で急場をしのぎ、山さんに事件の状況を伝え、捜査を任せた後にボスの手術は開始された。
ボスが狙撃された場所は建設前にマカロニが刺殺された現場であった。
その周辺を調べたところ、4日後にオープンする銀行があり、当日には本店から大量の現金が輸送されてくることが判明、さらにボスを狙撃した一味には警官の姿をしていた者がいたことが判り、山さんは銀行に日程変更を申し出るものの聞き入れられなかった。
そのころ、手術が成功したボスは病室で死んだマカロニ・ジーパン・テキサスの夢をみていた・・・彼らの在りし日の姿がよぎり、その後・・・。
一方、山田署に転勤したスコッチが七曲署管内で隠密に捜査を開始、警察犬ジュンも助っ人として参加した。
さらに、ボスの看護にはジーパンの母・たきが当たることなった。
しかしなかなか犯人一味の全体像が見えてこない・・・さらに入院中の「唯一の手がかり」のボスに誤った投薬を仕向ける者が現れ、ボスの生命も危険にさらされていた。
もしかすると警察官が関わっているかもしれない・・・その危惧、そして何よりも殉職した部下たちに申し訳が立たないという思いで、まだ傷が癒えていないのにもかかわらず、ボスが捜査の第一線に出張る・・・。
番組的に円熟した時期に入り、安定した人気を維持していた頃の300回記念作品。
ボスが撃たれるという衝撃的な出来事から端を発し、スコッチや警察犬ジュン、そして柴田たきの助っ人が参戦し、警察官が関わっている可能性のある犯人一味に挑みます。
イヴェント的要素を取り入れながら太陽の基本を確り提示した意欲作で、無論これまでの「殉職シーン」も投入し話題になった作品であり、それまであまり総集編的な構成の作品が無かった太陽の中で、しばらくの間「記念編の決定版」的な立ち位置の作品でもありました。
ゲスト的にはセミレギュラーの投入で少々寂しい感じですが、八名信夫さんが唯一太陽に参加された作品であります。
第301話 53.05.05 銀河鉄道 (山さん)
ゲスト:水野哲
渥美国泰 高原駿雄
本山可久子 川上夏代
柳沢紀男 木島久嗣 和甲拓
脚本:小川英 塩田千種
監督:木下亮
早朝、城西小学校6年生の健一が水死体で発見された。
他殺・自殺の両面で捜査は開始されたが、山さんは状況から自殺ではないかと考えていた。というのも、山さんは前日の夕方偶然にも健一と会話を交わしていた。健一は「お母さんに会いに行く」と去って行ったが、健一の母は7年前に他界していた。
しかし、遺書やその類のものは発見されず、自殺としてもその動機が不明だった。
山さんは健一の親友である威にあい、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を愛読していたことを知る。
それに基づいて健一の部屋を捜索したところ、銀河鉄道を題材にした絵に「五月一日 午後七時 銀河ステーション発」と健一の自殺した日時が記されているのを発見した。
一方、威が健一となにか約束をしていると感じた山さんは威の部屋を訪れ、「五月四日 午後七時 銀河ステーション発」と後追いを匂わせる健一が持っていたのと同じような絵を発見した。
そのころ威は団地の屋上に居た・・・・。
太陽的に意欲的な#300とは「意欲」は継続し、方向性を社会問題に向けた作品。
本放送が「こどもの日」ということで、当時から問題視されていた若年層の自殺を、太陽なりにけん制しお茶の間で考えてもらえるような一助を目指しながら、それを全面には出さず、あくまでもキャラクターの表現でそれを訴えようとするデリケートな姿勢が伺える、太陽らしい作品でありながら、露口さん=山さんの熱演でいつもより「突き抜けた」何かを感じることができる不思議な作品でもあります。
第300話 53.04.28 =300回記念作= 男たちの詩 (ボス・チーム)
セミレギュラー:沖雅也
菅井きん 三上剛 ハーディラ・ホム・ヒンメルブラウ号
ゲスト:吉田太門 新井和夫 菊地勇一 八名信夫 藤田康之 多宮健一 加地健太郎 福中康治 島村卓志 津賀有子 柚木悦子 満山恵子 伊波京子
脚本:小川英 四十物光男
監督:竹林進
白昼の新宿副都心高層ビル群の広場。
なにか物思いにふけるボスが、何かに気付いた途端何者かの狙撃に遭い倒れた。
すぐに警察病院に搬送され、一刻も早く手術をしないと危険な重症であるにもかかわらず、ボスは山さんが来るまでがんとして手術どころか麻酔を打つのも拒んだ。局部麻酔で急場をしのぎ、山さんに事件の状況を伝え、捜査を任せた後にボスの手術は開始された。
ボスが狙撃された場所は建設前にマカロニが刺殺された現場であった。
その周辺を調べたところ、4日後にオープンする銀行があり、当日には本店から大量の現金が輸送されてくることが判明、さらにボスを狙撃した一味には警官の姿をしていた者がいたことが判り、山さんは銀行に日程変更を申し出るものの聞き入れられなかった。
そのころ、手術が成功したボスは病室で死んだマカロニ・ジーパン・テキサスの夢をみていた・・・彼らの在りし日の姿がよぎり、その後・・・。
一方、山田署に転勤したスコッチが七曲署管内で隠密に捜査を開始、警察犬ジュンも助っ人として参加した。
さらに、ボスの看護にはジーパンの母・たきが当たることなった。
しかしなかなか犯人一味の全体像が見えてこない・・・さらに入院中の「唯一の手がかり」のボスに誤った投薬を仕向ける者が現れ、ボスの生命も危険にさらされていた。
もしかすると警察官が関わっているかもしれない・・・その危惧、そして何よりも殉職した部下たちに申し訳が立たないという思いで、まだ傷が癒えていないのにもかかわらず、ボスが捜査の第一線に出張る・・・。
番組的に円熟した時期に入り、安定した人気を維持していた頃の300回記念作品。
ボスが撃たれるという衝撃的な出来事から端を発し、スコッチや警察犬ジュン、そして柴田たきの助っ人が参戦し、警察官が関わっている可能性のある犯人一味に挑みます。
イヴェント的要素を取り入れながら太陽の基本を確り提示した意欲作で、無論これまでの「殉職シーン」も投入し話題になった作品であり、それまであまり総集編的な構成の作品が無かった太陽の中で、しばらくの間「記念編の決定版」的な立ち位置の作品でもありました。
ゲスト的にはセミレギュラーの投入で少々寂しい感じですが、八名信夫さんが唯一太陽に参加された作品であります。
第301話 53.05.05 銀河鉄道 (山さん)
ゲスト:水野哲
渥美国泰 高原駿雄
本山可久子 川上夏代
柳沢紀男 木島久嗣 和甲拓
脚本:小川英 塩田千種
監督:木下亮
早朝、城西小学校6年生の健一が水死体で発見された。
他殺・自殺の両面で捜査は開始されたが、山さんは状況から自殺ではないかと考えていた。というのも、山さんは前日の夕方偶然にも健一と会話を交わしていた。健一は「お母さんに会いに行く」と去って行ったが、健一の母は7年前に他界していた。
しかし、遺書やその類のものは発見されず、自殺としてもその動機が不明だった。
山さんは健一の親友である威にあい、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を愛読していたことを知る。
それに基づいて健一の部屋を捜索したところ、銀河鉄道を題材にした絵に「五月一日 午後七時 銀河ステーション発」と健一の自殺した日時が記されているのを発見した。
一方、威が健一となにか約束をしていると感じた山さんは威の部屋を訪れ、「五月四日 午後七時 銀河ステーション発」と後追いを匂わせる健一が持っていたのと同じような絵を発見した。
そのころ威は団地の屋上に居た・・・・。
太陽的に意欲的な#300とは「意欲」は継続し、方向性を社会問題に向けた作品。
本放送が「こどもの日」ということで、当時から問題視されていた若年層の自殺を、太陽なりにけん制しお茶の間で考えてもらえるような一助を目指しながら、それを全面には出さず、あくまでもキャラクターの表現でそれを訴えようとするデリケートな姿勢が伺える、太陽らしい作品でありながら、露口さん=山さんの熱演でいつもより「突き抜けた」何かを感じることができる不思議な作品でもあります。