スポーツ No.239 『メッシは、マラドーナを超えたか？』

隊長が体験や観戦した「スポーツ」を紹介するシリーズの第239回は、『メッシは、マラドーナを超えたか？ 』をお送りします。

 

 

サッカーFIFAワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会決勝戦が、36年ぶり三度目の優勝を狙う南米のアルゼンチンと、前回のロシア大会から連覇を目指す欧州のフランスとの間で、12月18日（日本時間19日）に行われました。

試合は、序盤からアルゼンチンが主導権を握って相手ゴールに迫り、前半23分、アンヘル・ディマリア選手が倒されて獲得したペナルティーキックを、エースのリオネル・メッシ選手が決めてアルゼンチンが先制しました。

前半36分には、メッシ選手を起点としたカウンターから、最後はベテランのディマリア選手が左足で決めてリードを2点に広げました。

この試合、家でライブ中継を観ていたのですが、隊長は、この時点では、このままアルゼンチンが勝利するのではないかと考えていました。

ところが、後半35分にフランスが、ペナルティーキックの機会を得て、これをエースの、キリアン・エムバペ選手が決めると、俄然、フランスが勢いづきます。

さらに、直後には、再び抜け出したエムバペ選手がボレーシュートを決めて追いつき、2対2のまま延長戦に入ります。

アルゼンチンは延長戦の後半開始早々、ゴール前のこぼれ球をメッシ選手が押し込んで勝ち越しました。

中継を観ていて、目まぐるしい展開に、深夜にも関わらず、思わず何度も声を上げてしまいました。

今度こそ、アルゼンチンの優勝決定かと思いきや、13分にエムバペ選手が、この試合ハットトリックとなるペナルティーキックを決め、フランスが土壇場で再び追いつきました。

試合はこのまま決着がつかず、ペナルティーキック戦に入ります。フランスの2人目と3人目が失敗したのに対し、アルゼンチンは4人連続で成功させ、1978年の自国開催の大会と、故・ディエゴ・マラドーナ氏を擁した、1986年のメキシコ大会に続き36年ぶり3回目の優勝を果たしました。

メッシは、大会前から、自身五度目となるＷ杯を「最後」と公言していただけに、優勝決定と同時に、喜びを爆発させていました。

世界年間最優秀なサッカー選手に贈られる「バロンドール賞」を、史上最多の七度受賞するなど、数々の栄誉を得ていたメッシでしたが、唯一成し遂げていなかった、Ｗ杯優勝トロフィーを抱くことが出来ました。

これで、二年前に亡くなった、アルゼンチンの国民的「英雄」マラドーナ氏を超えたと言えるのでは、ないでしょうか。

 

尚、「隊長のブログ」では、サッカーに関連する記事をこれで33回アップしたことになります。詳細は、こちらをご覧下さい 。  　

 

 

2022/12/22 追記：サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会で優勝したアルゼンチン選手団の祝賀パレードが、12月20日に首都ブエノスアイレスで行われました。しかし、数百万人が殺到したため予定通りのルートで続行できなくなり、リオネル・メッシ選手とチームメートは、屋根のないオープントップのバスでのパレードを断念し、代わりにヘリコプターに乗り換えて首都上空を飛行したとの報道がありました。

ブエノスアイレス市民の熱狂ぶりを見て、何故か香港映画 『ブエノスアイレス』 を思い出しました。  この映画では、今日のブエノスアイレスの情熱的光景とは対照的な、退廃的な雰囲気でブエノスアイレスの都市が描かれています。

 

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No.1～225 省略

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