隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.377 『大河ドラマ 「青天を衝け」』

2021年03月26日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第377回は、『大河ドラマ 「青天を衝(つ)」』をお送りします。

 

 


「大河ドラマ」は、NHKで、1963年から始まった、日曜夜に一年間かけて放送されている、歴史ドラマシリーズです。


第1作の『花の生涯』から、最新作『青天を衝け』まで、60作品が放送されています。


尚、「隊長のブログ」では、大河ドラマを、これで七作品紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい


例年、「大河ドラマ」の放送開始は、一月の第一日曜日なのですが、前作の『麒麟がくる』 が、キャストの逮捕による撮り直しや、コロナ禍での撮影中断などにより、2月7日が最終話だった影響で、『青天を衝け』の初回放送は2月14日(日)でした。


本作品は、「日本資本主義の父」とも呼ばれる実業家・渋沢栄一の幕末から明治にかけての生涯が描かれます。


タイトルの『青天を衝け』は、若き日の渋沢栄一が、藍玉を売るため信州に旅したとき、険しい内山峡で詠んだ漢詩の一節「勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征(青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む)」から取っています。


脚本:大森美香。


大森美香さん脚本作品は、2015年度後期朝ドラ  『あさが来た』  を、取り上げています。


音楽:佐藤直紀。


主人公の渋沢栄一を演じるのは、吉沢亮。


吉沢亮さんの出演作品は、2019年度前期朝ドラ  『なつぞら』  を、紹介しています。


共演者:小林薫、和久井映見、平泉成、朝加真由美、高良健吾、田辺誠一、満島真之介、橋本愛、玉木宏、北大路欣也、草彅剛、堤真一、竹中直人、渡辺いっけい、木村佳乃、ほか。

 


ナレーターは、NHKの守本奈実アナウンサー。

 

あらすじ:物語の始まりは、幕末の武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)。この村で養蚕と藍玉作りを営む、比較的裕福な農家の長男として生まれたのが栄一(子役・小林優仁)です。利発な少年ですが、人一倍おしゃべりの剛情っぱりで、いつも大人を困らせていました。ある日、罪人とされた洋式砲術家の高島秋帆(玉木宏)が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び込もうとたくらみます。


その頃、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(子役・笠松基生)を御三卿の一橋家に迎え入れる話が進んでいました。


時が移り、弘化四年(1847)七郎麻呂は、江戸城に入り徳川慶喜(草彅剛)を名乗る。血洗島村の栄一(吉沢亮)は、商いの面白さに目覚める一方、従兄弟の尾高惇忠(田辺誠一)などの影響で尊王攘夷の思想に傾き始めていました。

 

3月8日放送の第六回までを観た感想:新一万円札の肖像に決まった渋沢栄一さん。「日本資本主義の父」とも呼ばれる実業家で、教科書にも載るほどですが、具体的にどんな人物だったか知りません。その意味、興味はあるのですが、戦国時代の主人公の回がヒットする傾向にある「大河ドラマ」。近代史の人物は、『いだてん~東京オリムピック噺~』  の例を見る迄もなく、視聴率が低迷する傾向があります。


今のところ、ストーリー展開が面白くて、引き込まれて観ていますが、それが栄一の物語だけでなく、同時並行で悲劇の将軍・慶喜の物語としても描かれているからだとすると心配です。明治の時代になり、経済物語の要素が強くなった時に、面白さを持続させていくことが出来るか製作陣の腕の見せ所でしょう。


キャスティングは、大筋では、適材適所のはまり役となっていますが、二年前に放送された幕末を描いた 『西郷どん』  の出演者と、どうしても比較して見てしまいます。


草彅剛さん、『西郷どん』での松田翔太さんとはまた違う慶喜を演じていて好感が持てます。篤姫を演じる上白石萌音さん、現代ドラマ風の可愛い篤姫ではあるのですが、『西郷どん』の時の北川景子さんの凛とした美しさの印象がまだ残っているだけに、厳しいです。


毎回放送の冒頭に、北大路欣也さん演じる、既に死んでいる徳川家康がストーリーテラーとして登場します。この手法は、『葵 徳川三代』 での、水戸光圀(中村梅雀)と同じですね。

 


尚、次回『青天を衝け』第七話「青天の栄一」は、3月28日(日)の放送予定です。

 

 

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