翌日はバスで札幌まで戻ろうかとも思ったのだが、時間が読めないので、列車で行くことにした。しかも、夕張線で南千歳まで行き、エアポートに乗り換えると、そのまま旭川まで行けるのである。
YHの方に、夕張を八時半に出る列車に乗りたいので送って欲しい、と伝えると、びっくりされてしまった。実は、このYHの最寄り駅は新夕張の一つ手前の沼ノ沢だったのである。私はてっきり、昨日送ってもらう時、夕鉄バスセンターから北の方に進んでいる、つまり、夕張の町中にYHがあるのだと思っていたのである。
ともかくも沼ノ沢から石勝線で南千歳に出るのだが、追分駅での特急通過待ちが面白かった。一旦ホームで乗降を行うと、ドアを閉め、そのまま線路を逆送し、側線を進んでいく。そして、ホームも建物もないところにぽつんと止まり、通過待ちをするのである。なぜそういうことが行われるのかよくわからなかった。そして、通過すると、改めて今度は別のホームに入り、乗降を行うのである。さっきの乗降で降りた人が、また乗り込んできたのは面白かった。どんな意図があったのだろう?
南千歳でエアポートに乗り換える。帰省客で一杯だが、何とか座れる。札幌でたくさんの客が降り、席が空いたので窓際に移る。ここから列車はスーパーホワイトアローとなり、旭川へ直行した。
旭川に着いた。さすがに寒い!耳の痛さが札幌と全然違う。道路が完全に氷の道と化している。旭川でお昼にすることにした。旭川でお昼にする時はラーメンを食べるのだが、決まって西山軒か山頭火である。この日は西山軒にした。初めてここに寄ったのは、初めて北海道で年末年始を過ごした時だった。あの時と味は変わっていないのであろうが、ここ数年の私には、ここのラーメンはいささか脂っこすぎるように思える。だから、スープはほとんど飲まなかった。
その後、例によってマルカツの富貴堂で立ち読みをし、何冊かの本を買い、快速きたみで上川に向かった。上川駅に着くと、kojiさんが迎えに来てくれていた。