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桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

日光白根山・白根隠山

2022-10-02 20:48:38 | 旅行記
本当は三ツ石山に行く予定でしたが、今年は霜が降りて紅葉は今ひとつとのこと、また栗駒山は昨年より2週間ほど紅葉が遅れているとのことで、急遽日光白根山に登ることにしました。
日光白根山は3回目。1回目は菅沼から登頂後、東側に下りて五色沼を回って戻りました。高曇りの肌寒い日でした。もう20年以上前のことです。2回目は高校の友達と3人でロープウェー利用で登りました。なぜか山頂だけガスの中。なんとしても快晴の下登りたいと思い、ついでに白根隠山まで足を伸ばして今まで見たことのない白根山を目にし、そのまま前白根山~五色山を縦走しようと考え、3回目の今回の山行となりました。
結果的に素晴らしい天候の下で実に気持ちの良い山行でした。こんな絶好の登山日和は年に2,3度あるかないかでしょう。そう言えば昨年の10月頭の土日も素晴らしい天気で、恵那山と唐松岳に登ったのを思い出しました。

















 

紅葉のアヤメ平

2022-10-02 20:40:41 | 旅行記
尾瀬にはこれまで何度も来ていますが、今日は初めてアヤメ平に来てみました。
鳩待峠から森の中を1時間ほど登るとまず横田代に出て、さらに30分ほど登るとアヤメ平に出ました。背後に至仏山、北に景鶴山と平ヶ岳、正面に燧ヶ岳が池塘越しに聳えています。そして草紅葉が見頃です。
雲一つ無い青空、姿を異にする三つの山、一面の草紅葉、南東には日光白根山、南には赤城山、赤城山のはるか遠くには富士山まで頭を覗かせています。どの山に登っている人も、今日は快晴の空の下、山頂で歓声を上げていることでしょう。かつて妙高山や浅間山、甲武信ヶ岳を一緒に登った若い友人も、今日は槍ヶ岳を日帰りで往復し、素晴らしい写真をUPしていました。友人の満面の笑みが思い浮かびます。
アヤメ平の北に、尾瀬ヶ原を挟んで景鶴山の向こうに聳える、未踏の平ヶ岳。山頂の湿原が紅葉しているのが見えます。明日も快晴の予報。あと20才いや10才若かったら、今夜はシュラフを持って車中泊し、明日は鷹ノ巣から登頂したことでしょう。しかし今の私には到底無理なので、来シーズン以降にプリンスルートから登ることにしましょう。
昨年のこの土日も素晴らしい天候で、恵那山と唐松岳に登ったのを思い出しました。




日光白根山(左)と錫ヶ岳(右)
燧ヶ岳
景鶴山と平ヶ岳
至仏山

遠くに富士山が頭を覗かせていた

鳩待峠から見た至仏山

阿蘇山

2022-09-28 21:41:40 | 旅行記
先週末に博多で開催された2夜連続のライブに行くついでに、10年前に九重山・祖母山と一緒に登る予定だったものの、当日雨で断念した阿蘇山に登ってきました。
今年9月の2度の3連休は、台風などで天気に恵まれなかったものの、最後の25日は好天に恵まれ、気持ちよい登山を楽しむことができました。
4寺に起きて5時前に博多駅前を出発し、眠気を我慢して運転し、7時半前に仙酔峡に到着しました。絶好の登山日和なのに、駐車場には車は20台ほどしか駐まっていなかったのが意外でした。
ルートはバカ尾根からの時計回りにしましたが、これが正解。ここのところ登り始めで飛ばしすぎて途中で気持ちが悪くなることが多かったので、今回は登り初めはゆっくり歩き、調子がつかめてきてからいつもの調子で登ってみたところ、快調に歩くことができました。
バカ尾根は足下もしっかりしており、斜度ほどにはきつくなく、写真を撮るとき以外は休むこともなく登り切ってしまいました。
分岐に到着して目の前に広がる光景に思わず歓声を上げました。残念ながら九州の山には疎いので、前方はるか遠くに見える山々の名前がわかりません。また、眼下には高岳の火口が広がり、左右には気持ちの良い稜線が広がっています。阿蘇山にこんな場所があるとは知りませんでした。
最初に東峰まで歩きました。ミヤマキリシマの群落はここにもあり、5月末にはさぞかしきれいだろうと思いました。
東峰からは目の前に根子岳、その向こうに遠く祖母山が眺められました。北東には遠く九重連山が聳えています。祖母山も九重山も悪天候の中登ったので思い出深いです。
東方から山頂へ向かいます。山頂までの稜線歩きは本当に気持ちが良かったです。山頂にはあっけなく到着したものの、山頂には何と私一人。少し待ってやって来た人にようやく写真を撮ってもらえました。
それにしても雄大な眺めです。阿蘇山の外輪山とその中に広がる阿蘇盆地、阿蘇五岳、中岳の噴火口、草千里浜、そして九重連山や祖母山、名前を知らない熊本の山々が連なっているのが一望できます。特に阿蘇カルデラの光景は、こうした光景は日本ではここでしか見られないものなので良い経験ができました。
高岳から中岳、火口東展望所へのルートは、これまでと打って変わって砂礫と岩場が続き、浮き石も多くとても歩きにくかったです。
火口東展望所では眼下に中岳の火口を眺め下ろしました。26年前に来たときは火口の縁まで行けたのに、現在では噴火があったために近くから眺めることができなくなってしまいました。火口の周辺がそこだけ火山灰で一面灰色になっていることにも、噴火の恐ろしさを見せつけられた感じがしました。
火口東展望所から駐車場までは、アスファルト道や階段、大きな石を並べた歩きにくい道が続き、疲れた足にはこたえました。
今年は未踏の百名山には一つも登れないのではないかと危惧していましたが、何とか一つ登ることができました。残る8座はいずれも難関ばかり。来年も1つくらいは登れるかなあと不安も感じています。

バカ尾根を見上げる 
ミヤマキリシマの返り咲きがきれいだった
チガヤのような穂がたくさん生えていた
高岳山頂に延びる尾根
リンドウがきれいだった
阿蘇山のカルデラの向こうに九重連山
根子岳の向こうに祖母山
10年前に雪の中登った祖母山
高岳山頂へ続く稜線
高岳火口の向こうに根子岳と祖母山
高岳山頂標と中岳噴煙
高岳山頂と向こうに九重連山
中岳火口を見下ろす
中岳と高岳
中岳火口1
中岳火口2

夏の礼文

2022-08-19 22:35:57 | 旅行記
久しぶりにレブンアツモリソウの時期の礼文を訪れました。
昔見に行った群生地は笹が生い茂っており、レブンアツモリソウはほとんど見られなくなっていました。
一方、笹を剥いだところからは、種が砂に埋まっていたとおぼしきレブンアツモリソウが次々に芽生え、見事に花を咲かせていました。
レブンアツモリソウ






ホテイアツモリソウ

センダイハギ
ハクサンチドリ
エゾノハクサンイチゲ
ノビネチドリ
クロユリ
サクラソウモドキ
レブンハナシノブ
レブンソウ
エンレイソウ
オオバナノエンレイソウ
レブンコザクラ


ワタスゲの尾瀬沼

2022-07-11 20:57:27 | 旅行記
尾瀬には毎年のように行っていますが、今回は十数年ぶりに泊まりで行ってきました。今回は高校時代からの友人と一緒です。
大清水から入って長蔵小屋に泊まり、尾瀬沼の南岸を回って尾瀬ヶ原に下り、尾瀬ヶ原を横断しました。
ニッコウキスゲの時期にはまだ早かったのですが、ワタスゲとヒオウギアヤメが見頃で、どちらも当たり年のようで、特に大江湿原の見渡す限りのワタスゲの大群落と、尾瀬ヶ原のヒオウギアヤメの群落が印象に残りました。
一方でシカの食害は酷くなる一方です。水芭蕉が一番早く群落を作るテンマ沢湿原ではほとんどの水芭蕉の葉が食い尽くされていました。 












雄国沼のニッコウキスゲ

2022-07-03 22:21:32 | 旅行記
雄国沼湿原のニッコウキスゲが見頃、しかもここ数年では当たり年(礼文島やサロベツ原野も当たり年だとのことです。今週末行く予定の尾瀬沼はどうかな?)とのことで、早起きして出かけてきました。片道280㎞、3時間半の運転はなかなかきつかった。
喜多方の駐車場に車を停めましたが、既に八割埋まっています。折悪しくバスは出たばかり。しばらく待ってシャトルバスで金沢峠へ。
雲一つない真っ青な空の下、展望台から雄国沼を見下ろすと、湖畔の一角が一面黄色くなっています。
はやる心を抑えながら坂道を下り湖畔に出ました。黄色に染まった湿原に付けられた木道をたくさんの人が歩いているのが見えます。
木道に入るとまさにニッコウキスゲの絨毯。あちこちで足を止めてはシャッターを押します。それにしてもこれだけの見事な群落を見るのは、10年ほど前に尾瀬ヶ原で見て以来。しかし、尾瀬ヶ原のニッコウキスゲの群落はその後シカの食害でほぼ全滅してしまったので、現在これだけの群落はここでしか見られないでしょう。
木道を一周するだけでは飽き足らないので、もう一周しました。およそ1時間ほど群落に滞在したでしょうか。かなりの暑さでしたが、見事な眺めを堪能しました。
その後沼の対岸にある休憩舎に行き、対岸から群落を眺めました。その後金沢峠に戻り、バスで駐車場へ。
帰りに喜多方でラーメンを食べようと思いましたが、運悪くauの通信障害のためにスマホが使えず、やむなくナビが示してくれたラーメン店の中で、昔ながらの店であると思われる一軒を選び向かってみると店に前には既に行列。15分ほど並んで食べることができました。さっぱりして昔ながらの味、チャーシューも2種類の肉を使っていました。帰宅後調べてみると、喜多方で人気№2のまこと食堂という店でした。
昼食後はラビスパ裏磐梯で汗を流し、再度280㎞を運転して帰宅しました。



























西山峠のニリンソウ

2022-04-19 20:54:02 | 旅行記
高尾山の南にある西山峠北側の谷筋にあるニリンソウの群落が見頃とのことで出かけてきました。
最初は相模原インターまで行き、城山湖の駐車場に車を置き、関東ふれあいの道を歩いて見に行くつもりでしたが、城山湖の駐車場が閉鎖されたとのことで、高尾山の薬王院の駐車場に車を置いて出かけました。
甲州街道から南へ入る道を進むと、もうあちこちにニリンソウの群落が見られます。道が林道に変わり、沢筋の山道になったところから、たくさんのニリンソウが出迎えてくれます。
斜度がややきつくなり斜面が開けたところに出ると、お目当てのニリンソウの大群落でした。ちょうど見頃でとてもきれいでしたが、やや花の茎が伸びていて、もう数日前だともっときれいだったのではないかと思われました。
写真を撮った後で一旦西山峠まで登り、時間にゆとりがあったので三沢峠まで足を伸ばしました。関東ふれあいの道は多くのハイカーで賑わっていました。
ニリンソウお目当ての人がほとんどで、登山道は私も含めハイカーが列を成していました。帰りに山の所有者の方とすれ違いましたが、ニリンソウがきれいに見えるように、灌木を伐採したり、枯れ枝を片付けたりしてくれているそうです。ありがたいことですが、登山道のすぐ脇のニリンソウが踏まれている箇所も数多くあり、いずれはロープが張られたりしてしまうのかなとも思いました。
個人的には、かつて日記に書いた、長野県の某所にあるニリンソウの谷の方が面積も広く、また明るく開けているので好きかなと思いました。そしていつか、上高地にあるニリンソウの大群落も見てみたいと思いました。
ここのニリンソウはこのようにピンクがかったものが多いです。







ニリンソウとヤマブキソウ
これはイチリンソウです。ニリンソウよりずっと大きな花です。

長野市松代東条のあんず畑

2022-04-11 19:56:04 | 旅行記
長野市松代東条のあんず畑のあんずが満開とのことで見てきました。ここは千曲市(更埴)のあんずの里ほどには知られておらず、人も少なく、のんびりと眺めることができました。
ここが素晴らしいのは、あんず畑の向こうに北アルプスの山々が眺められることです。あんずの里からは高妻山と妙高山、飯縄山が見えますが、北アルプスは見えません。しかしここのあんず畑からは、かつて登った五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳の山並みがきれいに見渡すことができます。まだ観光地化されていない良さもあり、私はここのことを教えてくれた旅友達のSさんと同じく、こちらのあんず畑の方が好きです。
帰りには善光寺に立ち寄り、秘仏の前立本尊のご開帳を参拝してきました。思った以上に小さいので驚きました。まだ参拝者もそれほど多くなく、15分待ち程度で拝むことができました。
一枚目の写真の向こうに聳える山が左から順に爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳です。












黒滝山不動寺の紅葉

2021-11-23 20:53:01 | 旅行記
南牧村にある黒滝山不動寺の紅葉が見頃とのことで出かけてきました。
寺の西側には岩壁がそそり立ち、午後は全く日が当たらなくなるので、午前中に行くべきとのアドバイスに従い、車がすれ違うのも困難な急な坂道をようやくのことで登り切って駐車場に車を停め、さらに坂道を登って、誰もいない境内をのんびり写真を撮影して回りました。
紅葉はまさに見頃、午前の日に照らされ、青空をバックに見る紅葉は本当に見事で、ここ数年では一番きれいだと思いました。
この寺は山奥にあるため、自由に鐘を撞くことができます。賽銭を入れ、久しぶりに一撞きしました。鐘の音は思いのほか大きく驚きましたが、谷間にずっと響き渡っていくのが印象深かったです。
















八ヶ岳(白駒池~天狗岳~硫黄岳)

2021-10-07 20:40:54 | 旅行記
八ヶ岳に登ってきました。
一日中高曇りで眺望はいまいちでしたが、遠くの山々まで眺めることができました。
計画では白駒池から天狗岳を往復するつもりだったのですが、欲張って硫黄岳まで足を伸ばしてしまいました。結果的に18㎞ほどを歩いたのでものすごく疲れ、帰りは酷い筋肉痛で、アクセルペダルやクラッチペダルを踏むのにも苦労するほどでした。
西天狗岳
東天狗岳と遠くに奥秩父の山々
西天狗岳と東天狗岳
手前に根石岳、真ん中に硫黄岳、奥に赤岳と阿弥陀岳
西天狗岳と左奥に槍穂連峰
東天狗岳
西天狗岳と根石岳と東天狗岳
横岳と赤岳と阿弥陀岳
横岳と赤岳
硫黄岳から天狗岳を振り返る
硫黄岳の爆裂火口壁
夕映えの北アルプス連峰を望む・右端は蓼科山
夕映えの乗鞍岳
夕映えの槍穂連峰
夕映えの立山と剱岳(手前のアンテナ群は美ヶ原)
夕映えの爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳と五竜岳