歩行記録 2015-2-2(月)
歩行時間:5時間15分 休憩時間:1時間05分 延時間:6時間20分
出発時間:8時15分 到着時間:14時35分
歩 数:20、203歩(推定15km) GPS距離:14.0km
行程表
福用駅 1:10> 小文堂分岐 0:15> 馬王平 0:25> 反射板 0:20> 白光神社 0:05> 八高山 0:50> 風倒峠下 0:30>
大垂滝 0:35> 馬王平 0:15> 萩の平分岐 0:50> 福用駅
八高山と大垂滝の氷瀑
昨年春に初めて八高山に登ったとき岩肌を滑るように落ちる大垂滝(おおたるだき)を見て、これなら真冬には氷結するかも
しれないと思い期待をしていた。そして待ちかねていた氷点下が2日続く2月2日の日に行ってきました。
早朝自転車で駅に向かう道すがら、田圃の水溜りを見るが氷は張っていず水のまま。大井川鉄道の車窓から見える田圃も
大井川にも氷は見えない。尤も大井川に氷が張ることなど考えられないが、せめて水溜りや岸辺辺りに少しは氷のらしき物で
も見えないかと視線を凝らしたが駄目だった。
大井川鉄道福用駅 白光神社横の登山道入口
福用駅の地図 白光神社の地図
無人駅にしては洒落た感じの福用駅に下りたのは私一人。無料で開放されている駅前広場にも車は停まっていない。
こんな寒い日に山に行く物好きは私ぐらいの者なのだろう。
白光神社から春に歩いた登山口に向かおうとしたら、神社の横のに 「八高山登山口」 の表示があり、近くには 「登山道整備中」
の島田市の貼紙もある。ヨシ今日はこの道を登ってみよう。
春に歩いた道も登山道入口は急斜面だったが、この道はそれにもまして急な斜面だった。登りは一歩一歩歩くので特段支障は
ないが、これが下りだったらどうだろう。ズルズル滑るし、立ったままでは下れないかもしれない。もっと段差とか滑り止めが無け
れば団体の歩きには向かないだろう。尤も整備中だから、これから取り付けたくれるのだろうが。
急斜面が終わると直に春歩いた道と合流。ここからは遍路道でよく見かける沢状の道が続く。
沢状の登山道 厚い氷が張っていた
杉林の中の道がなだらかになると道が分岐していた。今来た道の標識には 「急斜面コース福用駅1.5m」 とあり、もう一方には
「なだらかコース福用駅2.2km」とあった。どうりで傾斜が急なはずだと春にも感じたが、今回はそれよりも傾斜を実感した。
帰りのコースはなだらかな道を歩くのが良さそうだ。
林の中あったドラム缶の水が凍っていた。ストックの石付きの部分(金属)で突っついても中々割れない。何度か突っつきよう
やく穴が開いた氷の厚さは1cm位はありそうだ。諦めかけていた氷瀑の望みが猛烈に再燃した。
枝打ちされた林 未整備の林
春にも行われていた林道工事が今日もやっていて当時より大分延長してきていた。最終的には福用まで通じるのだろうか?
周辺の杉林は枝打ちがなされていて真っ直ぐ伸びているが、この木を伐採する時は林道が無ければ山からの搬出ができない
のだろう。しかし国産材の材木不況は相変わらず続いていて、林道を建設すれば増々材木単価は上がってしまう。かと言って
林道を造らなければ材木の搬出は難しく、更に山林から人の手が離れてしまう。どちらにしても痛し痒しだ。
馬王平 馬王平から富士山
馬王平は東が開けていて富士山の展望がきく。今日の富士山は少し薄いが肉眼では満足する範囲だった。その富士山の
手前の山はダイラボウに似ているがと思いよく見ると、送電線の鉄塔が山頂の南に建っている。確かダイラボウは北に鉄塔が
あったのでダイラボウではない。家で鉄塔を頼りに国土地理院の地図で調べると、藤枝の高根山の南には鉄塔が建っていた。
自信はないが富士山の右斜面にある山は高根山としておこう。
馬王平は林道が4本、山道が1本ある分岐で、今日の目的の大垂滝は北に向かう林道を40分も行った所にある。しかし直接
滝に向かうと滝から後のコースが前回と同じコースになってしまうので、今日は八高山までは前回通りとして、八高山からは
前回と逆コースをと考えている。そのため八高山への道は馬王平から唯一延びている急な山道を登るのだが、この道は一歩
上がる毎に視界は広がり大崩山塊の高草山満観峰、丸子富士の連山が見えてくるのが嬉しい道だ。
左の林の中から 「ガサガサ」 続いて 「ズート」 滑る音が聞こえた。若しや猪?カモシカ?と慌ててカメラを取り出し林の中が
見える位置に。だがすでに遅く影も形も見えなかった。
この八高山より南の粟ヶ岳にもカモシカが出現しているらしいので、ここなら十分カモシカがいると思われるが残念な事をした。
SBSの反射板 白光神社
電波反射板の近くで作業をしている人達がいたので
「この反射板は何処の反射板に向けて電波を反射しているのですか?」 と聞くと
「私等は木の伐採調査をしているので反射板の事は知らない」 そうだ。
雑談のなかでこの人たちは会社を定年後アルバイトで伐採木の選定をしているとか。羨ましいな。そんなアルバイトがあれば
飛びつくのだが。尤も70を越した年寄りでは採用はしてくれないだろうが。
東を向いている反射板の角度は東約110°だった。ここからその線を延長していくと高草山辺りに延びるが、SBSのアンテナ
のある日本平は外れている。何処に電波を反射しているのだろうか。そんな案内があればもっと興味を覚えるのだが。
八高山の表示 一等三角点
八高山にほぼ予定通りの10時50分到着。標高は832mで今年登った山では一番高い。何しろ高草山の501mから始まり
小笠山の265m、びく石の526mと低山とも呼べない里山のような山ばかりでだ。マー私の場合は山頂だけが目的ではなく、
歩きながら色々な見聞を開く観歩が目的なのだから、と自分を宥めるしかないが。
山頂の気温は3℃。家を出る時は4℃だったが我家の標高は23mで、気温は百米上がる毎に1度下がるとか。それでいけば
今朝のここ八高山の気温は 4-8=-4℃ と云う事になる。これなら滝は凍ってくれるが大垂滝はここよりズート下にある。
地理院の地図では滝の標高492mほどなので 4-5= -1 となり滝が氷結するか微妙な気温だ。
山頂には女性二人連れと高齢のご夫婦がいた。どちらも掛川の黒俣から林道のゲートのある所まで車で来て、そこから歩い
てきていた。二組の話は百名山で盛り上がっていて、高齢の男性は百名山は何度か登り山岳ガイドをしているという。
「日本中、車で走っていて山を見れば何処が登山口か分かるので迷う事はない」 と豪語していた。
羨ましい話だが所詮こちらは低山歩きしかできない男、と僻みたくなってしまった。
富士山と川根の町
写真左隅に見える集落は家山の街です。富士山や南アルプスの前には幾重もの山脈が見えている。
この山は山頂の視界が効く方向の邪魔な草木を整理してくれてある事に感謝!です。
八高山から富士山 八高山から南ア
歩行時間:5時間15分 休憩時間:1時間05分 延時間:6時間20分
出発時間:8時15分 到着時間:14時35分
歩 数:20、203歩(推定15km) GPS距離:14.0km
行程表
福用駅 1:10> 小文堂分岐 0:15> 馬王平 0:25> 反射板 0:20> 白光神社 0:05> 八高山 0:50> 風倒峠下 0:30>
大垂滝 0:35> 馬王平 0:15> 萩の平分岐 0:50> 福用駅
八高山と大垂滝の氷瀑
昨年春に初めて八高山に登ったとき岩肌を滑るように落ちる大垂滝(おおたるだき)を見て、これなら真冬には氷結するかも
しれないと思い期待をしていた。そして待ちかねていた氷点下が2日続く2月2日の日に行ってきました。
早朝自転車で駅に向かう道すがら、田圃の水溜りを見るが氷は張っていず水のまま。大井川鉄道の車窓から見える田圃も
大井川にも氷は見えない。尤も大井川に氷が張ることなど考えられないが、せめて水溜りや岸辺辺りに少しは氷のらしき物で
も見えないかと視線を凝らしたが駄目だった。
大井川鉄道福用駅 白光神社横の登山道入口
福用駅の地図 白光神社の地図
無人駅にしては洒落た感じの福用駅に下りたのは私一人。無料で開放されている駅前広場にも車は停まっていない。
こんな寒い日に山に行く物好きは私ぐらいの者なのだろう。
白光神社から春に歩いた登山口に向かおうとしたら、神社の横のに 「八高山登山口」 の表示があり、近くには 「登山道整備中」
の島田市の貼紙もある。ヨシ今日はこの道を登ってみよう。
春に歩いた道も登山道入口は急斜面だったが、この道はそれにもまして急な斜面だった。登りは一歩一歩歩くので特段支障は
ないが、これが下りだったらどうだろう。ズルズル滑るし、立ったままでは下れないかもしれない。もっと段差とか滑り止めが無け
れば団体の歩きには向かないだろう。尤も整備中だから、これから取り付けたくれるのだろうが。
急斜面が終わると直に春歩いた道と合流。ここからは遍路道でよく見かける沢状の道が続く。
沢状の登山道 厚い氷が張っていた
杉林の中の道がなだらかになると道が分岐していた。今来た道の標識には 「急斜面コース福用駅1.5m」 とあり、もう一方には
「なだらかコース福用駅2.2km」とあった。どうりで傾斜が急なはずだと春にも感じたが、今回はそれよりも傾斜を実感した。
帰りのコースはなだらかな道を歩くのが良さそうだ。
林の中あったドラム缶の水が凍っていた。ストックの石付きの部分(金属)で突っついても中々割れない。何度か突っつきよう
やく穴が開いた氷の厚さは1cm位はありそうだ。諦めかけていた氷瀑の望みが猛烈に再燃した。
枝打ちされた林 未整備の林
春にも行われていた林道工事が今日もやっていて当時より大分延長してきていた。最終的には福用まで通じるのだろうか?
周辺の杉林は枝打ちがなされていて真っ直ぐ伸びているが、この木を伐採する時は林道が無ければ山からの搬出ができない
のだろう。しかし国産材の材木不況は相変わらず続いていて、林道を建設すれば増々材木単価は上がってしまう。かと言って
林道を造らなければ材木の搬出は難しく、更に山林から人の手が離れてしまう。どちらにしても痛し痒しだ。
馬王平 馬王平から富士山
馬王平は東が開けていて富士山の展望がきく。今日の富士山は少し薄いが肉眼では満足する範囲だった。その富士山の
手前の山はダイラボウに似ているがと思いよく見ると、送電線の鉄塔が山頂の南に建っている。確かダイラボウは北に鉄塔が
あったのでダイラボウではない。家で鉄塔を頼りに国土地理院の地図で調べると、藤枝の高根山の南には鉄塔が建っていた。
自信はないが富士山の右斜面にある山は高根山としておこう。
馬王平は林道が4本、山道が1本ある分岐で、今日の目的の大垂滝は北に向かう林道を40分も行った所にある。しかし直接
滝に向かうと滝から後のコースが前回と同じコースになってしまうので、今日は八高山までは前回通りとして、八高山からは
前回と逆コースをと考えている。そのため八高山への道は馬王平から唯一延びている急な山道を登るのだが、この道は一歩
上がる毎に視界は広がり大崩山塊の高草山満観峰、丸子富士の連山が見えてくるのが嬉しい道だ。
左の林の中から 「ガサガサ」 続いて 「ズート」 滑る音が聞こえた。若しや猪?カモシカ?と慌ててカメラを取り出し林の中が
見える位置に。だがすでに遅く影も形も見えなかった。
この八高山より南の粟ヶ岳にもカモシカが出現しているらしいので、ここなら十分カモシカがいると思われるが残念な事をした。
SBSの反射板 白光神社
電波反射板の近くで作業をしている人達がいたので
「この反射板は何処の反射板に向けて電波を反射しているのですか?」 と聞くと
「私等は木の伐採調査をしているので反射板の事は知らない」 そうだ。
雑談のなかでこの人たちは会社を定年後アルバイトで伐採木の選定をしているとか。羨ましいな。そんなアルバイトがあれば
飛びつくのだが。尤も70を越した年寄りでは採用はしてくれないだろうが。
東を向いている反射板の角度は東約110°だった。ここからその線を延長していくと高草山辺りに延びるが、SBSのアンテナ
のある日本平は外れている。何処に電波を反射しているのだろうか。そんな案内があればもっと興味を覚えるのだが。
八高山の表示 一等三角点
八高山にほぼ予定通りの10時50分到着。標高は832mで今年登った山では一番高い。何しろ高草山の501mから始まり
小笠山の265m、びく石の526mと低山とも呼べない里山のような山ばかりでだ。マー私の場合は山頂だけが目的ではなく、
歩きながら色々な見聞を開く観歩が目的なのだから、と自分を宥めるしかないが。
山頂の気温は3℃。家を出る時は4℃だったが我家の標高は23mで、気温は百米上がる毎に1度下がるとか。それでいけば
今朝のここ八高山の気温は 4-8=-4℃ と云う事になる。これなら滝は凍ってくれるが大垂滝はここよりズート下にある。
地理院の地図では滝の標高492mほどなので 4-5= -1 となり滝が氷結するか微妙な気温だ。
山頂には女性二人連れと高齢のご夫婦がいた。どちらも掛川の黒俣から林道のゲートのある所まで車で来て、そこから歩い
てきていた。二組の話は百名山で盛り上がっていて、高齢の男性は百名山は何度か登り山岳ガイドをしているという。
「日本中、車で走っていて山を見れば何処が登山口か分かるので迷う事はない」 と豪語していた。
羨ましい話だが所詮こちらは低山歩きしかできない男、と僻みたくなってしまった。
富士山と川根の町
写真左隅に見える集落は家山の街です。富士山や南アルプスの前には幾重もの山脈が見えている。
この山は山頂の視界が効く方向の邪魔な草木を整理してくれてある事に感謝!です。
八高山から富士山 八高山から南ア