歩行記録 H30-1-20(土)
歩行時間:8時間00分 休憩時間:0時間50分 延時間:8時間50分
出発時刻:7時25分 到着時刻:16時15分
歩 数: 38、253歩(推定距離27.16km) GPS距離km
行程表
掛川駅 0:10> 掛川城 2:00> 小笠山 0:05> 小笠山砦 0:05> 小笠神社 1:20> 高天神城趾入口 0:50> 本丸跡
0:35> 高天神城趾出口 0:45> 県道合流 0:40> 横須賀街道合流 0:25> 大須賀図書館 0:25> 横須賀城趾入口
0:40> 横須賀城趾出口 0:02> 西田バス停
ハイキングコース入口から県道249号までの概略図
今日の山道はマスラノ池上の山道入口から小笠池までが唯一の山道で、後は舗装歩きとなります。
県道403号線 与左衛門池
県道403号のガードを潜り右折して県道の横を行くと前方に水溜りが見えた。
オッ! 今冬最初の氷かと思ったが単なる水溜まりだった。
寒さに負けて早朝出発は避けているくせに、いざ歩いていると雪や氷を期待する勝手な私です。
農道が県道と離れると雰囲気か徐々に良くなり、最初に顔を出すのが与左衛門池。多分与左衛門さんが作った溜池でしょう。
分岐1 ドンドン隧道
与左衛門池の横に標識があり “小笠神社への尾根” と山道を指している。この分岐1から山道に入っても良いのだが
今日はこのまま農道を進んで行く事にした。
わざわざ遠回りをしていく理由は農道沿いの道の雰囲気が良いから? イエ違います。短距離より平坦な道に逃げただけです。
ドンドン隧道は案内板によれば、下にある与左衛門池を洪水から守るために明治時代に掘った隧道だとあり、更に
「子供の頃から、遊び親しんだ。」 ともあるが、隧道の中に入って遊んだのかな?
それにしてもここは民家のある場所から大分離れているが、子供たちの家は何処だったのですかね?
分岐2 絶壁だが
次に出てきた溜池の名前が 「スマラノ池」 とは何の事か想像すらできません。
池を過ぎて合流した農道を左に直進すると今度は写真の分岐2に出ます。標識には山道を指して 「小笠山」 と書いてあります。
マー小笠山には違いはないが、もう少し丁寧に言うならば 「小笠山、138度展望台」 とでも書いてくれれば満点です。
今日は私は小笠山には行くが展望台には行く気が無いので、この山道はパスします。
農道の奥に崖が見えている。これを上から見るとゾッとするが、下からしかも写真技術の下手な私が写すとただの草叢です。
山道入口 稜線縦走路合流
農道を更に進んでいくとカーブミラーある道の左右に道標が建っている。左カーブミラーの道は与左衛門池で分岐して来た道で、
右は小笠山に向かう道です。ここを登れば稜線の縦走路に出るので、138度展望台や法多山にも当然行けるが、わざわざ遠回り
することもないでしょう。逆の小笠山に行くにはどちらでも良さそうだが、楽を選ぶならこっちの道でしょう。
好きで山に登るのに、この選択は何でしょうな。楽、楽と選ぶなら歩かなければいいものをと自分でも思ってしまいます。
稜線で合流した縦走路を右(西)に行けば、138度展望台、腹摺峠、三ツ峰、法多山、エコパ、愛野駅に向かい、左(南)に向かうと
小笠山を経由して小笠神社に行きます。今日は左の小笠山に向かいます。
犬戻り 犬戻りの絶壁
稜線の道を少し行くと 「犬戻り」 に出ます。今は橋を掛けてくれてあるので不安なく通れるが、橋の無い頃は犬でも怖がって、
ここから戻ってしまったのでしょう。橋から下を覗き込むと◯◯が縮んでゾッとします。
? ? ?
歩いていると時折ビニールで包まれた物を見かけます。以前は茶色のビニールで包まれていたが最近は透明な物も見かけます。
で、その中身はというと、木を切断した幹に何本かの切れ目を入れた物でした。何でしょうね?
説明があった 六枚屏風の分岐
ビニールには 「さわらないでください。カシけガキクイムシ くん蒸作業中 機関29年6月13日~27日 ひふみ林業(有)」と
あるが、 “カシけガキクイムシ” ってなんだ?
兎も角ネットで “かしけがきくいむし” で検索すると 「カシノナガキクイムシ」 がヒットしました。
なん~だ~! カタカナの “ノナ” を、ひらがなの “け” と誤読してしまったのだ。で、カシノナガキクイムシとは
「カシやシイ、ナラ類に棲息するナガキクイムシ科の昆虫である。成虫の体長は5mm程度の円筒状で、大径木の内部に穿孔して
棲息する。穿孔された樹木は急速に衰える。しばしば大量発生と衰退を繰り返す。
対策として、被害木を切り倒して燻蒸する伐倒処理があるが、被害本数が多い場合は現実的ではない。」 等とあった。
では、このビニールは害虫の駆除中なのか、それと駆除の実験中なのか、期間は大分過ぎているがどうなっているのだろう。
そう言えば 「ナラ枯れ」 なんて言葉もあるが、この虫が楢林に大量発生して多くの木を枯らす事だろう。
(このビニールの包は小笠山の山頂にあったのですが、説明の都合で順序を早めました。)
六枚屏風の分岐に来れば小笠山山頂はすぐです。
小笠山山頂(2018年1月現在) 小笠山山頂(2015年3月現在)
小笠山山頂の三角点の標識を見てなんとなく違和感を感じた。標識と標石がこんなに離れていただろうか?
過去の写真を見てみると、3年前の写真には標識が標石の後ろにあったのが、今は標石の大分手前の登山道脇に建っている。
小笠山山頂は余り山頂らしくなく山頂で見落とす事もあったが、登山道脇に標識があれば三角点も山頂も見落とす事はないでしょう。
山頂横の絶壁 山頂直下の四辻
少し広くなった山頂広場の南側を覗き込んでください。きっとゾッとしますよ。
この山は低山で道の傾斜も緩いのだが、あちこちに断崖絶壁があります。それも岩登りには適さない土が押しつぶされたような
脆い崖で、途中には丸い河原石のような物が挟まれています。
崖を覗き込んで写真を撮るのだがゾッとするような写真が撮れないので、代わりに谷底でなく正面の崖を写しました。
ウーンここも景色が違う。以前ここには高札場の形をした物に小笠神社の決め事が書いてあったが、今はそれも倒れたままだ。
「定 一、車馬乗リ入ルコト 一、鳥獣等捕ルコト 一、竹木等伐ルコト 一、猥リニ火ヲ用フルコト 右條ニ於テ境内令禁止者也
大東町入山瀬 小笠山神社」 と禁止項目が書かれていたのだが・・・・・・・・・・・・
隣に建っている鳥居は木製だったものが金属いや樹脂製? 兎も角人工の物になっていました。
小笠山砦縄張 現地案内板
高札場の石垣に小笠山砦の縄張が立てかけられていた。以前は自立していたが杭が腐ってきたのだろう。
小笠山に砦が有った事を知らずに登ってきた人は、これを見ると一様に驚くが、何せ専門的過ぎて理解しずらい。
かく言う私もこの縄張りを見て分かる事は、尾根の上に作られた細長い砦ということだけだ。
それでもこの辺りを歩いているので、縄張の山頂から小笠神社にかけての北東斜面は断崖絶壁が続き、敵は攻めて来れないし、
また、小笠神社から南側の斜面も縄張の等高線は緩やかに見えるが、下の方は大きく崩れていて、とても集団が登れるとは
思えない。
だが、縄張はその南側が一番厳重に防御していて丸馬出さえもある。こうして見いると今は崩れて登れそうもない斜面も、当時は
崩壊が起きていず上り下りできたのかもしれない。
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ここまで草稿を書いていたら突然ブログの簡易プレビュー機能が無くなってしまった。
そう言えば少し前から簡易プレビュー機能を廃止すると書いてあったのがこの事だろう。
写真や文字の長さは勿論、誤字脱字のチャックにも利用していたので、この機能が無くなるととても不便です。
今回の小笠山砦はまだ終わっていないが、一先ずここまでを前編として後半は追ってアップします。
歩行時間:8時間00分 休憩時間:0時間50分 延時間:8時間50分
出発時刻:7時25分 到着時刻:16時15分
歩 数: 38、253歩(推定距離27.16km) GPS距離km
行程表
掛川駅 0:10> 掛川城 2:00> 小笠山 0:05> 小笠山砦 0:05> 小笠神社 1:20> 高天神城趾入口 0:50> 本丸跡
0:35> 高天神城趾出口 0:45> 県道合流 0:40> 横須賀街道合流 0:25> 大須賀図書館 0:25> 横須賀城趾入口
0:40> 横須賀城趾出口 0:02> 西田バス停
ハイキングコース入口から県道249号までの概略図
今日の山道はマスラノ池上の山道入口から小笠池までが唯一の山道で、後は舗装歩きとなります。
県道403号線 与左衛門池
県道403号のガードを潜り右折して県道の横を行くと前方に水溜りが見えた。
オッ! 今冬最初の氷かと思ったが単なる水溜まりだった。
寒さに負けて早朝出発は避けているくせに、いざ歩いていると雪や氷を期待する勝手な私です。
農道が県道と離れると雰囲気か徐々に良くなり、最初に顔を出すのが与左衛門池。多分与左衛門さんが作った溜池でしょう。
分岐1 ドンドン隧道
与左衛門池の横に標識があり “小笠神社への尾根” と山道を指している。この分岐1から山道に入っても良いのだが
今日はこのまま農道を進んで行く事にした。
わざわざ遠回りをしていく理由は農道沿いの道の雰囲気が良いから? イエ違います。短距離より平坦な道に逃げただけです。
ドンドン隧道は案内板によれば、下にある与左衛門池を洪水から守るために明治時代に掘った隧道だとあり、更に
「子供の頃から、遊び親しんだ。」 ともあるが、隧道の中に入って遊んだのかな?
それにしてもここは民家のある場所から大分離れているが、子供たちの家は何処だったのですかね?
分岐2 絶壁だが
次に出てきた溜池の名前が 「スマラノ池」 とは何の事か想像すらできません。
池を過ぎて合流した農道を左に直進すると今度は写真の分岐2に出ます。標識には山道を指して 「小笠山」 と書いてあります。
マー小笠山には違いはないが、もう少し丁寧に言うならば 「小笠山、138度展望台」 とでも書いてくれれば満点です。
今日は私は小笠山には行くが展望台には行く気が無いので、この山道はパスします。
農道の奥に崖が見えている。これを上から見るとゾッとするが、下からしかも写真技術の下手な私が写すとただの草叢です。
山道入口 稜線縦走路合流
農道を更に進んでいくとカーブミラーある道の左右に道標が建っている。左カーブミラーの道は与左衛門池で分岐して来た道で、
右は小笠山に向かう道です。ここを登れば稜線の縦走路に出るので、138度展望台や法多山にも当然行けるが、わざわざ遠回り
することもないでしょう。逆の小笠山に行くにはどちらでも良さそうだが、楽を選ぶならこっちの道でしょう。
好きで山に登るのに、この選択は何でしょうな。楽、楽と選ぶなら歩かなければいいものをと自分でも思ってしまいます。
稜線で合流した縦走路を右(西)に行けば、138度展望台、腹摺峠、三ツ峰、法多山、エコパ、愛野駅に向かい、左(南)に向かうと
小笠山を経由して小笠神社に行きます。今日は左の小笠山に向かいます。
犬戻り 犬戻りの絶壁
稜線の道を少し行くと 「犬戻り」 に出ます。今は橋を掛けてくれてあるので不安なく通れるが、橋の無い頃は犬でも怖がって、
ここから戻ってしまったのでしょう。橋から下を覗き込むと◯◯が縮んでゾッとします。
? ? ?
歩いていると時折ビニールで包まれた物を見かけます。以前は茶色のビニールで包まれていたが最近は透明な物も見かけます。
で、その中身はというと、木を切断した幹に何本かの切れ目を入れた物でした。何でしょうね?
説明があった 六枚屏風の分岐
ビニールには 「さわらないでください。カシけガキクイムシ くん蒸作業中 機関29年6月13日~27日 ひふみ林業(有)」と
あるが、 “カシけガキクイムシ” ってなんだ?
兎も角ネットで “かしけがきくいむし” で検索すると 「カシノナガキクイムシ」 がヒットしました。
なん~だ~! カタカナの “ノナ” を、ひらがなの “け” と誤読してしまったのだ。で、カシノナガキクイムシとは
「カシやシイ、ナラ類に棲息するナガキクイムシ科の昆虫である。成虫の体長は5mm程度の円筒状で、大径木の内部に穿孔して
棲息する。穿孔された樹木は急速に衰える。しばしば大量発生と衰退を繰り返す。
対策として、被害木を切り倒して燻蒸する伐倒処理があるが、被害本数が多い場合は現実的ではない。」 等とあった。
では、このビニールは害虫の駆除中なのか、それと駆除の実験中なのか、期間は大分過ぎているがどうなっているのだろう。
そう言えば 「ナラ枯れ」 なんて言葉もあるが、この虫が楢林に大量発生して多くの木を枯らす事だろう。
(このビニールの包は小笠山の山頂にあったのですが、説明の都合で順序を早めました。)
六枚屏風の分岐に来れば小笠山山頂はすぐです。
小笠山山頂(2018年1月現在) 小笠山山頂(2015年3月現在)
小笠山山頂の三角点の標識を見てなんとなく違和感を感じた。標識と標石がこんなに離れていただろうか?
過去の写真を見てみると、3年前の写真には標識が標石の後ろにあったのが、今は標石の大分手前の登山道脇に建っている。
小笠山山頂は余り山頂らしくなく山頂で見落とす事もあったが、登山道脇に標識があれば三角点も山頂も見落とす事はないでしょう。
山頂横の絶壁 山頂直下の四辻
少し広くなった山頂広場の南側を覗き込んでください。きっとゾッとしますよ。
この山は低山で道の傾斜も緩いのだが、あちこちに断崖絶壁があります。それも岩登りには適さない土が押しつぶされたような
脆い崖で、途中には丸い河原石のような物が挟まれています。
崖を覗き込んで写真を撮るのだがゾッとするような写真が撮れないので、代わりに谷底でなく正面の崖を写しました。
ウーンここも景色が違う。以前ここには高札場の形をした物に小笠神社の決め事が書いてあったが、今はそれも倒れたままだ。
「定 一、車馬乗リ入ルコト 一、鳥獣等捕ルコト 一、竹木等伐ルコト 一、猥リニ火ヲ用フルコト 右條ニ於テ境内令禁止者也
大東町入山瀬 小笠山神社」 と禁止項目が書かれていたのだが・・・・・・・・・・・・
隣に建っている鳥居は木製だったものが金属いや樹脂製? 兎も角人工の物になっていました。
小笠山砦縄張 現地案内板
高札場の石垣に小笠山砦の縄張が立てかけられていた。以前は自立していたが杭が腐ってきたのだろう。
小笠山に砦が有った事を知らずに登ってきた人は、これを見ると一様に驚くが、何せ専門的過ぎて理解しずらい。
かく言う私もこの縄張りを見て分かる事は、尾根の上に作られた細長い砦ということだけだ。
それでもこの辺りを歩いているので、縄張の山頂から小笠神社にかけての北東斜面は断崖絶壁が続き、敵は攻めて来れないし、
また、小笠神社から南側の斜面も縄張の等高線は緩やかに見えるが、下の方は大きく崩れていて、とても集団が登れるとは
思えない。
だが、縄張はその南側が一番厳重に防御していて丸馬出さえもある。こうして見いると今は崩れて登れそうもない斜面も、当時は
崩壊が起きていず上り下りできたのかもしれない。
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ここまで草稿を書いていたら突然ブログの簡易プレビュー機能が無くなってしまった。
そう言えば少し前から簡易プレビュー機能を廃止すると書いてあったのがこの事だろう。
写真や文字の長さは勿論、誤字脱字のチャックにも利用していたので、この機能が無くなるととても不便です。
今回の小笠山砦はまだ終わっていないが、一先ずここまでを前編として後半は追ってアップします。