連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

弟55回化学療法学会:ICD講習会

2007-06-03 07:46:56 | 学問

専門医の呼称を継続するためには、5年毎に更新が必要で、必要条件を満たすためには学問の進歩に沿った勉強していることが義務付けられているので、学会のたびに日本全国飛び回ることになります。今回は地元で、交通費も、宿泊費も不要な参加費のみで経済的打撃は最小。

会長の渡辺彰先生には、抗菌薬臨床治験指導医になるために学会の重鎮、評議員として推薦していただいとこともあり、43年ぶりに学会を仙台に招聘出来たことを心からお祝いいたしました。

人間は微生物のまっただなかで長い年月生き延びてきました。

”耐性菌”は、院内で発生するというより、食料調達を安価にするために、食産業で大量に抗菌薬が使用され、耐性力を獲得した微生物は、食料原料から人に、そして人から人への感染という図式が講演されました。

人畜の広がり、グローバル化を化学療法学会でも、耐性菌の出現、予防のためには必要と訴え始めたことに、感染症、特に新たに脅威となる変異体の出現にさらされている現代を強く感じてきました。

個人の体力の強化、免疫力の獲得が必要。

新たな抗菌薬に時間を費やしている間に、次々と生き延びる変化を遂げる微生物。

この微生物の変化に対応する能力、免疫力は誰にでも備わっているはず。

再度強化するのは、適度な筋肉労働、運動、適度な睡眠時間、バランスの良い食事が基本のはず。でも、無頓着すぎて、金で買えると思っている人もいるかもしれません。が、どっこいそうはいかない現実が見え隠れし始めているのがきゅこのごろではないでしょうか。

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