ものの弾みで買うことになってしまったもの
何とか使いこなそうとか、着こなそうとしているうちに
なんとなく愛着が沸いてくる。
使い古してそろそろくたびれた頃になって、気に入り始めて捨てられなくなる。
母が残してくれた、気に入っていた日常着の和服。
和服とは縁遠い毎日をおくっている私にとって、
気になる存在で、たんすの肥やしにしておくと
いづれ、見ず知らずの人手に渡り、単なる古着と成り果てるだろうと
思い出を着るつもりで、リメイクしてもらいました。
祖母、母、私で100年。
手間隙かけて染め上げ、つむがれた方にも
申し訳立つかな。
スーツにするには羽尺で足りなかったので、襞の部分に共布を使ってもらった紺地のスカートも作りました。
ストレッチで、病気で曲がってた足が伸びやかになったら、再びスカートをはこうという気持ちも込めました。