『父ちゃん、今度は本当やで』
わざわざこんなことを、すずさんに話さなくてもいいのでは?とも思ったけれど。
でも、今日お墓掃除に行った時、写真を合わせた両手にはさみ持ち、父にすずさんのことやこれからのことを報告してきたことを話そうと思うと、やはり触れておいたほうがいいと思う。
父がいよいよだめかもしれないと告げられ頃だから、今からもう18年か19年も前のことになる。
父は「おまえの孫までは期待せんが、せめて嫁の顔くらいは見ておきたい」なることを以前から口にしていた。
ちょうどその頃に、二回だけデートをした(してもらった?)女性がいた。仕事の付き合いの友人の結婚式で、たまたま独身同士ということで周囲に盛り上げてもらっての運びだった。
で、だ。
まだもちろん彼女でもなく、お友達と言ってもいいかどうかわからないその方の写真を、僕は父に見せてしまった。
「お付き合いしてる彼女がいるから紹介しておく」とかなんとか言って。
写真はその結婚式でのスナップを友人からもらっていたもの。まるっきり嘘ではないんだと自分で言い逃れして、父に最後の最後で大嘘をついてしまった。
もちろんこのことは母も弟達も承知していたこと。そして、たぶん父もわかっていたんだと思う。嘘ということを。
そりゃそうだ。もし本当なら、そんな写真ではなく本人を連れてくるわな、普通は。その時父はなにも言わずに頷いてくれた。
そして今日。
みんなで参る12日にはそんな余裕もないだろうから、ゆっくりできるお墓掃除の合間に父やご先祖様に報告。
「長いこと待たしやがって!やっと本当の写真を報告にきたか」そう言って頷く父がそこにいた。
※昨年くりりんが亡くなったお父様に、私の事を報告してくれた時のメールである。
今更ながら、素敵な人に選んでもらえたと感謝している。勿論、彼のお父様に。そしてうちの父に。
わざわざこんなことを、すずさんに話さなくてもいいのでは?とも思ったけれど。
でも、今日お墓掃除に行った時、写真を合わせた両手にはさみ持ち、父にすずさんのことやこれからのことを報告してきたことを話そうと思うと、やはり触れておいたほうがいいと思う。
父がいよいよだめかもしれないと告げられ頃だから、今からもう18年か19年も前のことになる。
父は「おまえの孫までは期待せんが、せめて嫁の顔くらいは見ておきたい」なることを以前から口にしていた。
ちょうどその頃に、二回だけデートをした(してもらった?)女性がいた。仕事の付き合いの友人の結婚式で、たまたま独身同士ということで周囲に盛り上げてもらっての運びだった。
で、だ。
まだもちろん彼女でもなく、お友達と言ってもいいかどうかわからないその方の写真を、僕は父に見せてしまった。
「お付き合いしてる彼女がいるから紹介しておく」とかなんとか言って。
写真はその結婚式でのスナップを友人からもらっていたもの。まるっきり嘘ではないんだと自分で言い逃れして、父に最後の最後で大嘘をついてしまった。
もちろんこのことは母も弟達も承知していたこと。そして、たぶん父もわかっていたんだと思う。嘘ということを。
そりゃそうだ。もし本当なら、そんな写真ではなく本人を連れてくるわな、普通は。その時父はなにも言わずに頷いてくれた。
そして今日。
みんなで参る12日にはそんな余裕もないだろうから、ゆっくりできるお墓掃除の合間に父やご先祖様に報告。
「長いこと待たしやがって!やっと本当の写真を報告にきたか」そう言って頷く父がそこにいた。
※昨年くりりんが亡くなったお父様に、私の事を報告してくれた時のメールである。
今更ながら、素敵な人に選んでもらえたと感謝している。勿論、彼のお父様に。そしてうちの父に。
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