すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

傾聴するって大切だけど難しい

2019-02-14 20:38:03 | ひとりごと
 この仕事をしていて、やはり本当の所は、話をじっくり聞いて差し上げる事が大切だとは理解している。勿論、出来る時には時間をかけて話も聞くが、どうしても時間やする事に追われて、本末転倒な事になることもしばしば。
 若い志ある介護士が、時間に追われる特養の現状に、
 「もっと寄り添った、心をこめた介護がしたい。」
と言ったことがある。その時は何も言えなかった。そうするべきだし、しかし現状として時間に追われる中で、こなさなくてはならない仕事も多い。
 在宅のケアマネの場合、特養のように決められたスケジュールと言うわけではないので、きちんと話を聞く事も出来るはずではある。しかし、これもまたこなさなくてはならない事に追われて、結果何よりも大事な事を抜かってしまう大失態をやらかすこともある。
 今日もしなくてはならないデスクワークが沢山あったのだが、来て欲しいと言う人がいて訪問した。幸い今日中にどうこうという書類ではなかったので、後で頑張ればいいと、時間は決めずに話を聞いた。
 高齢者、そうでなくても私より若いという担当様はいない。経験からしても何からしても、私に答えがあるわけではない。でも聞いて差し上げることくらいは出来る。結果、何の解決にもなっていないのだが、とにかくそれだけでも、出来なかった時よりは良いと信じる。
 そして、じっくりと話をすると、こちらが色々教えられたり、癒されたりすることもある。
 私が本当にしたいことは、実はこういうことなんじゃないか・・・と思う事がある。ただ、それは仕事としてではなく、時間の制約も何もない中でやりたい事でもある。
 難しいな。

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コメント (3)
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