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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

族譜(ぞくふ)

2011-05-25 22:16:00 | ひとりごと
 今日は観劇だった。戦時中、日本が挑戦人にした「日本名を名乗る事を強いる」事を、テーマにしていた。
 日本はあまり戦争中の事を習わないので、そういう事があった事は知っていても、それがどれほどひどい事かまでは思いが及ばなかった。
 タイトルの「族譜」は日本で言う「家系図」みたいなものだが、もっと詳細で時節の事やあった事柄を詳細に書き加えていくのだという。だから、過去の戦争もされた仕打ちもすべて子孫に受け継がれる。
 日本がなかなか許してもらえないのはそういう事情もあるのだなと思った。だいたい日本は忘れすぎるのかもしれない。アメリカだって「パールハーバー」は許してくれない。敗戦国だからか、日本はされた事も忘れてしまう。
 でも・・・。忘れる事はやはり大事だと思う。憎しみの連鎖は戦争になる。許す事も忘れる事も大事ではないだろうか。
 そして同時に、逃げずに罪についてもきちんと子孫にも教えるべきではないだろうか。いつか本当に、誰も尊厳を傷つけたりしないで、認め合う世界になると良いな。


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コメント (2)
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