すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

三回忌に頑張るキヨちゃん

2010-10-15 19:30:02 | うちのキヨちゃん
 今日は父の三回忌だった。数日前から少しずつ準備はしていたが、当日はやはりバタバタする。
 キヨちゃんは朝4時から起きて栗赤飯を作った。蒸し器を置くと背が届かないので、踏み台に上がっての作業。


 2回に分けて蒸しあがった赤飯はなかなかいい出来だったが、キヨちゃん的には「いまひとつ」だったようだ。


 いつもより早めに夜が明けるとすぐリュウの散歩。家のすぐ上で猿の散歩と遭遇。何にでも興味のあるリュウはそばに寄りたがったが、私が怖いので一旦戻った。
 他の準備もほぼ出来て、10時半の法事に1時間前くらいから徐々に親戚も集まりだす。合間に礼服に着替え、着ていた服を離れの部屋に畳んで置いた。お茶とお菓子でしばらく父の話に盛り上がる。ところが10時半になってもご住職が来ない。45分まで待って電話。寺は近いので車だと数分だ。若坊様がまったりと電話に出た。
 「お世話になります。もうご住職は出られましたか?」
 「ええ、出ました。」
と当のご本人が言うので、お父様のほうが来るのかと思えば、11時に若坊様が来た。
 「すいません。時間を11時と勘違いしてまして・・・。」
11時の法事に11時ジャストに来る事はない。着てから準備があるのだ。この前親戚の法事では2時間も前に来ていてびっくりしたくらいだ。(まあ、それは特別だが)しかも、「出てます」発言があるので、こりゃ寝てたな~と勘ぐってみるが、間に合ったのでよしとする。
 

 家での読経の後、墓へ言って拝んでもらう。キヨちゃんとおばさんは残って昼食の準備。墓から戻ると、礼服では作業しにくいので急いで着替えに行った。ところが、礼服を脱いで見ると、私の服がない。ズボンはあるのだがTシャツがないのだ。結局もう一度礼服を着て母屋に戻る。キヨちゃんに
 「母ちゃん、私の服は?どこかやった?」
と聞くと
 「母ちゃん着ぃとる。」
・・・・。何でだ~。急いで他の服を出して着替える。追いはぎじゃないか・・・。
 それから何とか法事も終わり、親戚を送ったりご本尊様をお寺にお返ししたり。キヨちゃんは
 「ばあちゃんの手引いてやって。」
 「姉ちゃんの荷物持ってやって。」
と同時に命令する。おいおい、私の身体は一つですから。
 今、キヨちゃんは睡魔と闘いながら座っている。朝早かったのだからもう寝れば・・・と勧めると
 「布団に入ったら目が覚める。」
とおっしゃるから仕方ない。
 父ちゃん、こんなんで大丈夫かな?今度は七年忌。それまでにはもう少し段取りよくするわな。

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コメント (7)
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