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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

段差解消スロープ

2008-08-06 13:23:56 | ひとりごと
 父の状態に合わせて、家の中はバリアフリーにしてあり、手すりも結構付けている。ただ、玄関や勝手口といった屋外に出るところは段差がある。
 バリアフリーにする時にそこの段差も考えたのだが、日本家屋の玄関・土間は狭く、そのくせ高さがあるので、そのまま段差を解消すると勾配がきつすぎる。
 父もそのくらいなら支えれば大丈夫だったので、そのままにしていたのだが、先月キヨちゃんを救急搬送する時に立てない人を車椅子で運ぶのにひどく不便だと感じた。しかも父も日によっては足が上がらないのだから、段差解消が必要になった。
 福祉用具で一番軽いカーボン製のものをレンタルしたが、勾配を考えると結構なサイズになった。置き場所に困る。そして私にとってはいいのだが、キヨちゃんでは力が無くて無理そうだった。まあ、父を介護するのは私だし、父が自分で歩いて歩行器を使う場合なら、キヨちゃんでもサポートできるだろう。何にしても、段差を越えるよりましである。
 そして今日は通院日。長い点滴生活の後だけに心配はしていたが、血液検査は最悪だった。貧血は5.7、アルブミンに到っては1.4である。さすがのドクターも
 「う~ん。来月から注射増やしましょうね。」
と唸っていた。
 全く食べられなかった所を乗り越えた父にしてみれば
 「今日はすこぶる調子がいいのだけど。」
と言う。それはそうなのだけど、あの日々に身体が栄養を使い切ったことは、素人が考えても分かることだ。どうせなら今日から注射を増量してくれてもいいのだが、そうもいかないらしい。頑張って、滋養のつくものを食べさせるしかないか。
 栄養士さんが「カンファレンスしなきゃ!」と慌てるほどのホームのお年寄りの数値より、父はさらに悪いけど、何とかなるさ!今までも何とかなってきたもの。
 写真は、スロープを人間が使う前に点検するくろべえ。(だいたい新しい物は真っ先に試す猫)


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コメント (5)
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