ついに来てしまったハリー・ポッター最終巻。私はポッタリアンではないのだが、実にはまりこんでいる一人である。そして、もう読破してしまった。
ネタばれになるので、内容は書けないが今回は今までになく大泣きしてしまった。
この作品には魅力的なキャラが大勢出てくる。また、1冊1冊が完結でありながら続いており、何気ない伏線が実に見事に隠れている。7巻を読み終えて、今一度初めから読んでみたいと思わせる。その時に気づかなかった多くがあるはずだ。
私はどの作品でもそうだが、サブキャラが好きである。しかもかなり変わり種。今回もハリーでもロンでもハーマイオニーでもない。みそっかすキャラのネビルが成長する姿にもかなり感動したし、ルーピンは大好きなキャラだ。
しかし、私が一番お気に入りだったのはスネイプである。1巻ではあまり好きなキャラではなかったのだが、巻を追うごとに大好きになった。そのため、彼のために最終巻を待っていたと言っても過言ではない。そして、私の読みは正しかった・・・というより、それ以上だった。
J.Kローリング氏はすごい作家であると思う。児童書でありながら、甘くはない。ご都合主義もない。それでいて、読者を裏切らない。説明が多い章などは難解だったり退屈だったりするものだが、それがない。
今から読む方、最終巻だけに賛否両論あるかもしれない。でも、私は満足だった。

