去る10月30日、いわゆる「経埋ムベキ山」の一つ物見崎に行ってみた。
ご承知のように、『雨ニモマケズ手帳』の143~144pに「経埋ムベキ山」のことが書いてある。因みにそのページの写真は下掲のとおりであり、
《Fig.1 復元版『雨ニモマケズ手帳』143~144p》(校本宮澤賢治全集 資料第五、筑摩書房)
《Fig.2 144p》
左書きということを踏まえて、横書きに直すと次のような順番で山名が書かれていることになる。
経埋ムベキ山。
旧天山、胡四王、観音山、飯豊森、
物見崎
早池峯山、鶏頭山、権現堂山、種山、
岩手山、駒ヶ岳、姫神山、六角牛山、
仙人峠、束稲山、駒形山、
堂ヶ沢山、
江釣子森山、松倉山(取消)、高倉山(取消)
大森山、草井山(取消)、八方山、臺山(取消)、松倉山
《Fig.3 143p》
のように書かれているから
黒 森山、上ン平、東根山、南昌山、
毒ヶ森、鬼越山、
岩山、愛宕山、蝶ヶ森、
篠木峠、
沼森、
ということになる。
結局、「経埋ムベキ山」の32座とは次の山々のことである。
旧天山、胡四王、観音山、飯豊森、物見崎、早池峯山、鶏頭山、権現堂山、種山、岩手山、駒ヶ岳、姫神山、六角牛山、仙人峠、束稲山、駒形山、江釣子森山、堂ヶ沢山、大森山、八方山、松倉山、黒森山、上ン平、東根山、南昌山、毒ヶ森、鬼越山、岩山、愛宕山、蝶ヶ森、篠木峠、沼森
そして今回知ったのは、昨年までとは違って、参道登口が新しくなっていたことである。 そして、かつては登口にあった木標「物見ヶ崎登口」は相変わらず見られなかった。
《1 》(2022年10月30日撮影)
《2 昨年は無くなっていた額の「金毘羅山」は戻っていた》(2022年10月30日撮影)
《3 金毘羅山参道》(2022年10月30日撮影)
《4 参道を塞ぐ倒木》(2022年10月30日撮影)
というような訳で、この参道は荒れ放題。参る人など殆どいないようだ。
《5 》(2022年10月30日撮影)
《6 》(2022年10月30日撮影)
《7 》(2022年10月30日撮影)
《8 》(2022年10月30日撮影)
《9 》(2022年10月30日撮影)
《10 》(2022年10月30日撮影)
《11 これが天辺にある「金比羅塔」》(2022年10月30日撮影)
鬱蒼としていて、展望は全くきかず、物見らしさはない。
続きへ。
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ご承知のように、『雨ニモマケズ手帳』の143~144pに「経埋ムベキ山」のことが書いてある。因みにそのページの写真は下掲のとおりであり、
《Fig.1 復元版『雨ニモマケズ手帳』143~144p》(校本宮澤賢治全集 資料第五、筑摩書房)
《Fig.2 144p》
左書きということを踏まえて、横書きに直すと次のような順番で山名が書かれていることになる。
経埋ムベキ山。
旧天山、胡四王、観音山、飯豊森、
物見崎
早池峯山、鶏頭山、権現堂山、種山、
岩手山、駒ヶ岳、姫神山、六角牛山、
仙人峠、束稲山、駒形山、
堂ヶ沢山、
江釣子森山、松倉山(取消)、高倉山(取消)
大森山、草井山(取消)、八方山、臺山(取消)、松倉山
《Fig.3 143p》
のように書かれているから
黒 森山、上ン平、東根山、南昌山、
毒ヶ森、鬼越山、
岩山、愛宕山、蝶ヶ森、
篠木峠、
沼森、
ということになる。
結局、「経埋ムベキ山」の32座とは次の山々のことである。
旧天山、胡四王、観音山、飯豊森、物見崎、早池峯山、鶏頭山、権現堂山、種山、岩手山、駒ヶ岳、姫神山、六角牛山、仙人峠、束稲山、駒形山、江釣子森山、堂ヶ沢山、大森山、八方山、松倉山、黒森山、上ン平、東根山、南昌山、毒ヶ森、鬼越山、岩山、愛宕山、蝶ヶ森、篠木峠、沼森
そして今回知ったのは、昨年までとは違って、参道登口が新しくなっていたことである。 そして、かつては登口にあった木標「物見ヶ崎登口」は相変わらず見られなかった。
《1 》(2022年10月30日撮影)
《2 昨年は無くなっていた額の「金毘羅山」は戻っていた》(2022年10月30日撮影)
《3 金毘羅山参道》(2022年10月30日撮影)
《4 参道を塞ぐ倒木》(2022年10月30日撮影)
というような訳で、この参道は荒れ放題。参る人など殆どいないようだ。
《5 》(2022年10月30日撮影)
《6 》(2022年10月30日撮影)
《7 》(2022年10月30日撮影)
《8 》(2022年10月30日撮影)
《9 》(2022年10月30日撮影)
《10 》(2022年10月30日撮影)
《11 これが天辺にある「金比羅塔」》(2022年10月30日撮影)
鬱蒼としていて、展望は全くきかず、物見らしさはない。
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