みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

物見崎(10/30、金比羅塔)

2022-11-03 08:00:00 | 経埋ムベキ山
 去る10月30日、いわゆる「経埋ムベキ山」の一つ物見崎に行ってみた。
 ご承知のように、『雨ニモマケズ手帳』の143~144pに「経埋ムベキ山」のことが書いてある。因みにそのページの写真は下掲のとおりであり、
《Fig.1 復元版『雨ニモマケズ手帳』143~144p》(校本宮澤賢治全集 資料第五、筑摩書房)

《Fig.2 144p》

 左書きということを踏まえて、横書きに直すと次のような順番で山名が書かれていることになる。
 経埋ムベキ山。
   旧天山、胡四王、観音山、飯豊森、
                       物見崎
   早池峯山、鶏頭山、権現堂山、種山、
   岩手山、駒ヶ岳、姫神山、六角牛山、
   仙人峠、束稲山、駒形山、
                     堂ヶ沢山、 
   江釣子森山、松倉山(取消)、高倉山(取消)
   大森山、草井山(取消)、八方山、臺山(取消)、松倉山

《Fig.3 143p》

のように書かれているから
   黒 森山、上ン平、東根山、南昌山、
   毒ヶ森、鬼越山、
   岩山、愛宕山、蝶ヶ森、
   篠木峠、
   沼森、

ということになる。
 結局、「経埋ムベキ山」の32座とは次の山々のことである。
 旧天山、胡四王、観音山、飯豊森、物見崎、早池峯山、鶏頭山、権現堂山、種山、岩手山、駒ヶ岳、姫神山、六角牛山、仙人峠、束稲山、駒形山、江釣子森山、堂ヶ沢山、大森山、八方山、松倉山、黒森山、上ン平、東根山、南昌山、毒ヶ森、鬼越山、岩山、愛宕山、蝶ヶ森、篠木峠、沼森

 そして今回知ったのは、昨年までとは違って、参道登口が新しくなっていたことである。 そして、かつては登口にあった木標「物見ヶ崎登口」は相変わらず見られなかった。
《1 》(2022年10月30日撮影)

《2 昨年は無くなっていた額の「金毘羅山」は戻っていた》(2022年10月30日撮影)

《3 金毘羅山参道》(2022年10月30日撮影)

《4 参道を塞ぐ倒木》(2022年10月30日撮影)

 というような訳で、この参道は荒れ放題。参る人など殆どいないようだ。
《5 》(2022年10月30日撮影)

《6 》(2022年10月30日撮影)

《7 》(2022年10月30日撮影)

《8 》(2022年10月30日撮影)

《9 》(2022年10月30日撮影)

《10 》(2022年10月30日撮影)

《11 これが天辺にある「金比羅塔」》(2022年10月30日撮影)


 鬱蒼としていて、展望は全くきかず、物見らしさはない。

 続きへ
前へ 
 ”みちのくの山野草”のトップに戻る。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 下根子桜(10/30、残り) | トップ | 物見崎(10/30、残り) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

経埋ムベキ山」カテゴリの最新記事