みちのくの山野草

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4267 理研・朝日新聞・筑摩書房・捏造

2014-12-28 21:00:00 | 賢治渉猟
《創られた賢治から愛すべき賢治に》

 冬休み中でしたが、今言っておかねばならぬと思って投稿する。

 嬉しいことをまず報告したい。それは、部屋の中に入れておいた節分草が年も明けないうちにもう咲いたことだ。
《1 セツブンソウ》(平成26年12月28日撮影)


理研・朝日新聞・筑摩書房の捏造等
 しかし、とても残念なことがこの度のSTAP問題におけるOの対応とそれに引き続いた理研の対応だ。前者については既に言及したのでここでは後者について少しだけ次のような私見を述べておきたい。
 去る26日に行われたSTAP細胞論文に関する理化学研究所の調査委員会の報告によれば、 
 ES細胞はSTAP幹細胞の作製時に混入したと認定。そして、「これだけ何回も混入したことは、誰かが故意に混入した疑いを拭うことができない」と判断できるものの、Oは混入を全面的に否定しており、混入者は特定できない。
ということであった。
 とはいえ、それはとりもなおさず少なくとも理研内部の何者かが故意に混入したということは疑いようがないということを意味しているのだから、その全責任は理研内部にあることは明らか。したがって、もしこのままその混入者を特定するための最大限の努力をする気が理研になければ、あるいは、刑事事件として警察の手に委ねる手続きをとる意志が理研にないとすれば、そして実はもはやそのつもりが理研にはないようだから、このような理研の対応は許されないことだと私は思うのだが如何なものであろうか。
 だから私としては、今回のSTAP論文における科学者に悖る捏造と、STAP騒動の全責任は理研という総体にあると言いたい。そしてその鍵を握る人物は他ならぬOであるにもかかわらず、所長の野依が一切のお咎めなきのままにOの退職を認めた以上、野依所長自身は国民が納得するような形で責任を負わねばならないのではなかろうか。例えば、慰安婦問題等で朝日新聞社の社長が責任を取ったように。なぜならば、どちらもともに検証もせず裏付けも取らずに捏造をあたかも真実であるかの如くに世間に公に発表したからである。
 そして、それは筑摩書房も例外ではない。強いてその違いを挙げるとするならば、理研と朝日は世間から一斉に非難を浴びたが、筑摩の「宮澤賢治伝記」に関する幾つかの捏造や改竄、例えば
 ・「澤里武治聞書」における澤里証言の改竄による「宮澤賢治年譜」の捏造
 ・「新発見」であると嘯き、「内容的に高瀬あてであることが判然としている」と嘯いたとしか思えぬ〝一連の「書簡下書」〟
 ・露に関しては殆どが捏造であるともいえる「昭和六年七月七日の日記」を検証も裏付けも取らずに〝一連の「書簡下書」〟を露宛だとしたことにより、結果的に、捏造と言える〈悪女伝説を〉全国に流布させたたこと
等を問題視しているのは現時点ではほぼ私一人だけしかいないという点だけである。

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