みちのくの山野草

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『宮澤賢治研究1』(農民芸術社、戦後版、昭和23年3月)

2021-05-23 12:00:00 | 賢治の「稲作と石灰」
【東北砕石工場技師時代の賢治(1930年頃 撮影は稗貫農学校の教え子高橋忠治)】
<『図説宮澤賢治』(天沢退二郎等編、ちくま学芸文庫)190pより>

 では、今度は『宮澤賢治研究1』(農民芸術社、戦後版、昭和23年3月)

          〈右側が所蔵している『宮澤賢治研究1』、左側は図書刊行会の復刻版〉
からであるが、この冊子の頁を捲ってみればそれは薄い冊子なので、東北砕石工場技師時代の賢治に関しても、石灰に関しても一切言及のないことが直ぐ判る。
 なお念のため申し添えておくと、この冊子に例の飛田三郎の「思ひ出1」が所収されている。詳しくは〝飛田三郎 Who?〟をご覧頂きたいのだが、それにしてもどうして飛田三郎についてはあまりよく調べられてこなかったのか、ということが私には改めて気になる。
 どうも賢治に関連しては、助けた人・尽くした人・役立った人が後に無視されたり、葬り去られたり、あげくは濡れ衣を着せられたりした人までも居る。松田甚次郎や千葉恭そして高瀬露のようにだ。この飛田三郎もそのような一人だ。

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