大桟橋を出て、山下公園を通り抜け、山手に向かって歩いて行くと、やがて山道のような細い坂道があり、それを登って行くとかつてのフランス領事館跡地に出る。そこにはスズカケノキの3兄弟が並んでいて、立ち止まって一息入れたくなる気持ちの良い小広場になっていた。下の写真はそのスズカケ3兄弟です。
鈴懸の木(スズカケノキ)はプラタナスともいわれ、剪定に強く、樹皮の斑紋が特徴的。またスモッグにも強いらしく、街路樹に使われる木としては世界で一番多い、と手元の本には書かれている。
そして、その小広場の隅にはこんな句碑もあった。
「えっ、白い巨船が来ると、なんで春も遠からじ、なの?」なんて、野暮な理屈は言いっこなし。
せっかくだから私も一つひねってみました。
寂しさや見送る人なき冬波止場
出港を告げるドラの音春近し う~ん、どれも安っぽくてすみません。
春を待つ同じ心であなた待つ はっはっは、誰も言ってくれませんよね~。
さて、笑っていただいた所で、話を元に。
この旧フランス館跡地を過ぎるとすぐ「港の見える丘公園」に出ます。ここもまた横浜の人気の名所でバラ園等、変化に富んだ庭になっていて、沢山の木々や花が季節ごとに目を楽しませてくれます。
その一画に旧イギリス西洋館があり、一部を利用してカフェーが営業されている。下の写真はそのカフェ・テラスで庭を眺めながら、コーヒーとショートケーキで寛いでいるところですが、平日の昼間にこんな所でくつろぐのは最高に気持ちの良い時間でした。
ここからもう少し歩けばすぐに外人墓地で、その近くにも旧西洋館を利用したカフェがあり、そこからの木々の眺めもとても良くて、お気に入りのカフェでしたが、その写真が失われてしまったのがとても残念です。
カフェで一番良く行ったのは、目の前に「横浜スタジアム」のあるスターバックスで、ここは大桟橋から近く、コーヒーも量が多くてうまかったし、少々高いが朝食代わりのパンもうまく、それに加えて、雀がなれなれしく人間様に近付いて来るのがとても可愛かったからである。どうですか、この無邪気なかわいい姿。
道路で遊んでいた雀が、椅子の背もたれに並んだところ。まずはここで様子をうかがう。
この人間は大丈夫かと用心しながら、少しづつ近づいてきます。
相棒がさし出すパンにさらに近づいてくるところ。かわいいですねえ。
我が心分かってくれるは雀だけ
ということで、
今日も生涯で一番幸せな日、ありがとうございます。