気の向くままに

山、花、人生を讃える

霧雨の中、ミニハイキング

2020年06月13日 | 

昨日、自宅から車で40分ぐらいの「道の駅」へ、注文していた日本茶(100g×10)を受け取りに行った。
お茶を買うのに、わざわざ40分もかけて行くのは、一つはお茶が地場産で値段の割においしいからであり、一つは気分転換のドライブであり、同時に道の駅近辺の風景を楽しむことを兼ねてのことである。(娘も気に入ってくれているので半分ほどは娘に)

 

この日の天気予報は「曇り」だったので、道の駅に寄る前に「月見の森」というハイキングコースを歩いた。
歩き始めた時はおあつらえ向きの霧雨で、霧雨に濡れた緑の中を歩くのは、癒やし効果満点で気持がよかった。

(緑のシダがきれいだった)

 

わたしはこの時期の雨の中を歩くのは、風情があって心地も良いので好きである。
日射しの中を日傘さして歩くのと比較すれば、雨降りのときの肌に感じる空気のやさしさは格別で、全身雨に濡れたくなる位だ。

 

(月見台。ここは愛知県の西のはずれに接する三重県だが、視界がよい時には真西に聳える名古屋駅セントラルタワーが近くに見える)

(月見台からの眺め。今日は遠くは何も見えない。白く光って流れているのは揖斐川)

(コース途上に咲いていたササユリやアジサイも目を楽しませてくれた)

こうして、湿った山道を2時間ほど歩いた後、道の駅に寄り、そして途中にあるホームセンターにも寄って買い物をした後、家に帰って驚いた。

 

玄関に入って靴を脱いだら白い軍足(作業用靴下)が血に染まっていた。
「なんだ、これは?」と思った瞬間、ヤマビルだと気がついた。それだけではなく、後ろを見ると、ズボンも両足の膝から下の何か所かが赤く血に染まっていた。ズボンを脱ぎ、足を洗おうと風呂に駆け込めば、鏡に映った自分の首すじにも赤い血の跡が広がっている。

 

道の駅でお茶を受け取り、ホームセンターでも買い物をしたが、こんな姿で何も知らずに買い物をしていたことに気付いてまた驚いた。

 

ズボンの後には気づかないにしても、首筋にひろがった血の跡は丸見えだ。欲しいものがどこにあるかと二人の店員さんに聞き、またレジもしているが、誰も教えてくれなかったし、私を見て怪しむような気配も感じなかったが、気持ちが悪くて、見て見ぬふりをしていたのだろうか。

 

ヤマビルは吸う時に麻酔剤が出るらしく、蚊に刺された時とは違って、吸われてもまったく気づかない。その点はありがたいのだが、気づかないぶんたっぷり吸われるせいか、血がなかなか止まってくれないのが困る。結局、首筋2か所、左足5ヶ所、右足3ヶ所、合計10ヶ所もバンドエイドを貼ることになった。

 

久しぶりだから、梅雨時の山道はヤマビルがいることをすっかり忘れ、家に帰ってはじめて気づく鈍感さだったが、忘れていたことが返ってよかったと云うべきかもしれない。おかげで、楽しいハイキングができ、帰宅してびっくりという、ハプニングのおまけつきとなったのだから。

 

コメント (6)
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