ども、砂川です。
さてさて、スコセッシつながりであと1本、「ディパーテッド」です。
2002年から2003年にかけて3作が公開された大ヒット香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク作で、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンの豪華キャストです。
内部から勢力を崩すためマフィアへの潜入を命じられた警察官ビリーと、マフィアのトップ・コステロから命じられ警察に送り込まれたコリン。
警察官のマフィアとマフィアの警察官、危険と背中合わせの二重生活を送る二人ですケド、警察側もマフィア側もスパイがいることに気づき始め・・・。
物語の背景にあるのはボストンという街の荒んだ雰囲気とアイルランド人差別。
作中の「ボストンのアイリッシュは警官かマフィアになるしかない」という言葉からわかるように、アイリッシュは選択できる職業が少なかったのです。
この映画、なによりもスゴいのはジャック・ニコルソンの演技力。
その1点だけでも見る価値があります。
ただ、なかなかな残虐シーンもあってR-15指定。食事をしながら見るのはオススメしません。(笑)
ディカプリをがけっこうあっけなく死んでしまったり、2人ともに関係を持ってしまう精神科カウンセラーの女性の立場が中途半端だったり、もう少し「練れば」S級だったかも・・・、と考えてしまって、星4つ。