ども、砂川です。
おクルマの点検と年末のご挨拶を兼ねてミサワホームの先輩の井料さん宅へ。
コタツの上になにげに置いてあったメガデスのニューアルバム「Super Collider」をお借り
しました。
サイバーアーミーの私としては、この1枚は決してハズせない・・・、しかしバタバタしていて
なかなか買いに行けなかったのでした。
帰ってきてさっそく聴きました。「ん～・・・、ん？」
今やお茶の間で人気のマーティ・フリードマンが在籍していた当時はインテレクチュアル・
スラッシュの盟主としてメタリカをさえ凌駕する勢いでしたケド、マーティ脱退後の
メンバー交代云々や音楽性の混迷などなど、袋小路に入ってしまったような印象があり
ました。
ところが前々作、「End Game」から新たにクリス・プロデリックがギタリストとして加入
してからは、その閉塞感をイッキに打ち破るかのような激しく、かつ整理されたサウンドを
聴かせてくれた彼ら。
前作「Th1rt3en」は「End Game」のBトラック集とも言われ、まぁそこそこの作品。
そしていよいよ本気の最新作！ と思いきや・・・？
全体的にポップでメロディアスな作風、全然尖った印象はなく、ミドルテンポでマイルドな
楽曲が並んでいます。
マーティ在籍時の最後にして最大の問題作「Risk」の頃に戻ってしまったかのような印象
ですね。
この作品の真意を是非とも問うてみたいです。
さりとて、我らがメガデスのニューアルバム、凡百のメタルバンドがその足元に及ぶはずも
なく、その違いは歴然。
ひんやりとした刃物を首筋に突きつけられるような緊張感、スパスパと切り刻むかのような
ギターリフ、吐き捨てるかのようなボーカル・・・。
過去の幻影にとりつかれ、高い期待を集めるトップバンドの宿命なのでしょうか？
