新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ミズオオバコ:水大葉子(昔害草、今希少種)

2009-09-11 06:25:41 | 植物観察1日1題

奥茨木の田んぼの溝にミズオオバコ:水大葉子(トチカガミ科ミズオオバコ属)の花が咲いていました。
本州の水田や溝の中などに沈水してはえる一年草で、名のとおりオオバコに似た葉はすべて水の中にあります。茎はなく、葉は束生し長さ8~18cm、幅2~12cm、卵状楕円形または広被針形でふちは波状に縮じれます。
花期は8~10月、水の上に茎を伸ばし、先端に直径3cmほどの花を1個つけます。花弁は3個あり、白色または淡紅色を帯びます。1日花です。
除草剤などのせいか最近はあまり見かけず、各地で絶滅危惧種となっています。本来は田んぼの害草だったはずですが、ヒルムシロ、サンショウモなどと同じように、害草変じて絶滅危惧種となる例です。