新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ボタンクサギ:牡丹臭木(花はきれいだが)

2008-08-03 07:03:20 | 植物観察1日1題

高槻北部出灰川の脇の杉林に、ボタンクサギ:牡丹臭木(クマツヅラ科クサギ属)の一群があり、今花をつけています。誰かが植えたのか、栽培種が逸出したのかわかりませんが、人里はなれた林中の群落は少々場違いの感じです。
中国中南部原産の暖地性で、九州地方で栽培されますが、地下部が残るので近畿地方でも越冬します。
高さ1m内外の落葉低木で、開張性の枝をまばらに出し、葉は対生、長さ10~20cmのハート形で、歯牙状の鋸歯があります。名の通り暗緑色の葉をもむと独特の異臭がします。
6~8月、枝の先端に濃桃色の小さい花を多数ボール状につけます。小花は筒状で、先は深く5裂し、平開します。葉と違って花には芳香があります。
別名にテマリクサギ(手毬臭木)もありますが、ともにクサギの名は抜けないようです。

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