新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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エニシダ:金雀枝・金雀児(名前の由来は欧州語)

2010-05-20 06:12:35 | 植物観察1日1題
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エニシダ:金雀枝・金雀児(マメ科エニシダ属)が金色の花を一面につけています。
観賞用として庭に植栽される落葉低木で、ヨーロッパ原産で延宝年間に(1673~81)に中国を経由して渡来しました。高さは1~3mで、よく分枝し弓状に曲がります。枝は濃緑色で落葉しても常緑のように見えます。葉は3小葉ですが退化して1小葉もあります。
花は初夏、前年枝の葉腋に1~3個の濃い黄色の花をつけます。基本種と交雑して多くの園芸品種が生まれています。
雄蕊の基部をつつくと、ヒイラギナンテンのように、花糸が反応し葯が動く傾震運動をします。
和名はかつて本種が属していたヒトツバエニシダ属(Genista.L)のオランダ読みに由来するといいます。これに金雀枝・金雀児の漢字を当てたのはなかなかの発想です。
枝はほうきに、種子は強心薬になります。

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