新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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オギョウ:御形(ハハコグサ:母子草)(春の七草③) 

2010-01-09 09:10:56 | 植物観察1日1題

春の七草の御形または五行(ゴギョウまたはオギョウ)は、いまでいうハハコグサ:母子草(キク科ハハコグサ属)とされています。
田畑や庭、道端などにふつうに見られる越年草で、茎は高さ20~30cm、葉とともに白い軟毛におおわれます。4~6月、枝先に黄色の頭花を多数つけます。
牧野図鑑によると、母子草が一般的になっているが、ホウコグサが正しく、茎の白毛や花の冠毛がほおけ立つことにちなむとあります。また、赤ん坊のそばに置き厄除けにする腹ばいの身代わり人形を這子といい、這う子→ホーコー→母子となったなどの説があり、御形の字は母と子を意味するとか、古い這子人形は穢れのないことを示す白い衣装が着せられていたとか、種々の説はいずれも母子草とゴギョウの結びつきを示しているようです。
昔、草餅はホウコグサで作っていたのが、這う子や母子を搗くのはよくないといって、蓬に変わったというそうで、モチグサ、モチバナ、モチヨモギなどの地方名があるそうです。色はハハコグサが優れ、香りはヨモギが優るそうです。
(花期の写真は07年4月14日記事参照)

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