新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ビヨウヤナギ:美容柳(取り違えられの花)

2006-06-17 06:27:52 | 植物観察1日1題
いまごろあちこちの庭や公園で、枝先に多数の雄蕊がめだつ黄色い花がビヨウヤナギ:美容柳・未央柳(オトギリソウ科オトギリソウ属)です。
中国中南部原産で日本には江戸時代以前に渡来、古くから庭に植えられてきた、半常緑低木で、葉は十字対生形につきます。6~7月径4~6cmの黄色い花をつけますが、何といっても目立つのは花弁上に群立する多数の長い雄蕊です。この雄蕊は基部では5個の束になっています。雄蕊より長い中央の花柱(雌しべ)の先も5裂しています。
花が美しく、葉が柳に似ていることから美容柳の名があるのですが、柳のようには枝が枝垂れません。
同時期に咲くよく似たキンシバイ:金糸梅は、(明日の記事)ビヨウヤナギのように金色の長い蘂がないのに、“金糸”の名がついていて、枝が柳状にしだれるので、この両者はよく取り違えられることが多いみたいです。



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