マルミノヤマゴボウ:丸実の山牛蒡(変化する花穂)2009.8.7
高槻の北の山間部を通っているとき、真っ赤な穂を立てている立派な草を見かけました。
マルミノヤマゴボウ:丸実の山牛蒡(ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属)です。
本州関東以西、四国、九州の山地に分布する多年草で、名の通り太いゴボウ状の根があります。
全体に緑色で無毛、葉は大形で柔らかく長さ10~20cmになります。
花は夏、淡い紅を帯びた白色で、15~25cmほどで、1~3cmの柄がある花穂につきます。
この花は、後期になると真っ赤に変わり、やがて黒い果実になります。
仲間のヤマゴボウの果実が8個の分果になるのに対し、本種はほぼ球形になるのでマルミの名がついています。