新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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シシウド:猪独活(ウドに似るのは形だけ)

2009-08-16 07:01:22 | 植物観察1日1題

この観察日記は、自分でだけちょっぴりこだわってなるべく同じ時期の同じ品種を重ねて掲載しないように努めていますが、今回伊吹山の花を取り上げるのに過去の記事を検索してみると、意外にも伊吹を代表する花のいくつかが未掲載なのに気づきました。前3日間のルリトラノオ、クガイソウ、ヨツバヒヨドリもそうでしたが、伊吹では誰でも知っているシシウド:猪独活(セリ科シシウド属)がまだだったのには驚きました。たぶんデジカメ・パソコンがない前から撮りつくしていて珍しさがなかったからでしょう。
ウド(ヤマウド)に似て、茎葉ともに毛があるのでこの名がありますが、ウドはウコギ科ですから植物として両者はまったく別個のものになります。
シシウド属は世界には50種以上もあって、日本のシシウドは主に本州の山野に多く生えます。
茎の高さは2mくらいにもなり、頂に大形の複数散形花序をなし、白い小さな花を多数つけて、夏の伊吹山では群草の中で際立って目立つ存在です。
個々の花は5弁花で、花が終わると暗紫色に熟します。