新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ルリトラノオ:瑠璃虎の尾(伊吹山を彩る)

2009-08-13 09:00:40 | 植物観察1日1題

夏になると伊吹山のお花畑を訪れるのが慣わしになっていますが、何日か時節を変えるだけで微妙に主役・脇役の花々に変化があって楽しいものです。
ことしも今までに取り上げていない花を中心にいくつかを紹介します。
イブキの名がつく植物が多い中で、ルリトラノオ:瑠璃虎の尾(ゴンマノハグサ科クワガタソウ属)は、伊吹山頂限定なのに伊吹の名がついていません。たぶんイブキより語感の綺麗な瑠璃を選んだのでしょう。
伊吹山に自生しますが、花が美しいので切花用としてよく栽培もされる多年草で、茎は分枝せず、90cm以上になり細毛が生えます。伊吹山のは栽培種より全体に小形で白い毛におおわれています。
花は夏、青紫色で、長さ10~20cmの総状花序につき、下から上へ咲きあがります。数は少ないが伊吹山頂ではよく目立っています。