新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

カンレンボク:旱蓮木(花も面白い)

2009-08-23 11:32:32 | 植物観察1日1題

公園にカンレンボク:旱蓮木(オオギリ科カンレンボク属)の花が咲きかけています。
中国雲南省原産の落葉高木で、高さ20~25mになります。互生する葉は長さ12~28cm、幅6~12cm楕円状卵形で光沢があり、縁は全縁でやや波打ちます。
雌雄同株で、7~8月枝先に小さな花が集まった球形の花序を3~5個つけます。頂生の花序には雌花、側生の花序に雄花がつきます。雄花が先に咲き、雌花が後に咲きます。
面白いのは10~11月に淡黄褐色に熟す実で、長さ2~2.5cmのバナナ型の果実が球状に集まります。(06年11月22日記事)
果実や根にカンプトテシンというアルカロイドを含み、制がん効果があり、イリノテカンという抗がん剤は、このカンプトテシンの誘導体です。ただし、素人がこの実や根を直接食べたりすると危険だそうですのでご用心です。
ミズキ科またはヌマミズキ科に分類されることもあり、別名に喜樹があります。