箕面の山を歩いていると、この時期にしては珍しい赤い実をつけた木を何本か見かけました。
新枝の葉腋には、花芽のようなものもついています。これなら、赤い実と花と同時に見えるはずです。道路の上から見ていて、なんという木かとずいぶん考えましたが浮かんできません。
道を下って、そのうちの太い幹を見てなんだと思いました。
樹皮がまだらにはげ落ちて、特徴ある鹿の子模様になるカゴノキ:鹿子の木(クスノキ科ハマビワ属)でした(07年1月28日記事)。雌雄異株で、夏、葉のつけ根淡い黄色の花を密につけ、翌年の秋、太短い果柄の果実を赤く熟します。
名前の通りカゴノキは、幹を見て判定するのがいちばん確かのようです。